お餅は殺人兵器?問題解決のために我々が本当に講じるべき対策は何なのか?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

ちなみに私はお雑煮…というかお餅を、お正月じゃなくても日常的に食べるほど大好きでして…昨年亡くなった祖父がよく送ってきてくれていたことを思い出します。このお正月は3種類のお餅を食べ比べようと買っていますが、まだ2種類しか食べていません。日替わりの楽しみです。

でも、お餅って殺人兵器ですよね。

新型コロナで亡くなった人がゼロだった元日、コロナより亡くなっている人が多いじゃないかと一部で話題にもなっていましたが…毎年、どれだけ注意喚起してみてもお餅を食べて亡くなる人は後を絶たないのが現状です。

消費者庁が令和2年12月に発表した資料( PDFファイル「年末年始、餅による窒息事故に御注意ください!」 )によると、やはりと言うべきでしょう…亡くなる方は圧倒的に65歳以上の高齢者に多く、また死亡事故は1月に集中してることがわかります。自分は大丈夫!

こうした思い込みが非常に危険であることは、恐らく男性の死亡者数が女性より2.6倍も多いという数字にも如実に現れている(高齢男性は特に人の話を聞かない傾向が強い!)と感じます。自分はまだまだ元気なので大丈夫…その考え方自体が危険なのです。

誤嚥の危険性については、津山市議会の12月議会でも取り上げました。こちらは節分の豆まきに絡めて、子どもの事故予防の観点から質した内容ですが…やり取りの中で、津山市内においても消費者庁から出ている注意喚起( PDFファイル「 食品による子どもの窒息・誤嚥 ごえん 事故に注意! ―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は 5歳以下の子どもには食べさせないで― 」 )などに基づいた対策が取られていない現状が明らかになり、今年度…つまりこの2月からの改善をお約束していただいたところです。

ただ、本件についてはママさんをはじめとした保護者の方々だけではなく…現場の保育士・幼稚園教諭の方々からもリアクションをいただきました

事実が知られていない、現場にすら注意喚起が伝わっていない現実があるのです。

議場でも同じように述べましたが、一般の皆さまの多くは消費者庁や厚生労働省、文部科学省…そういった公的機関の発表など基本的には見ないし、知らないのが現実でしょう。大きなニュースになって初めて…少し恣意的に換言することを許していただけるならば…悲しい結果が起こってしまった報道に触れて初めて認識するというケースが非常に多いのではないでしょうか?

だからこそ正しい知識を持つこと…正確な情報に触れることの重要性を訴え続けています。そして行政をはじめとした公的機関や、我々議員のような公職に就かせていただいている者には責任があるわけです。

責任ある立場の組織や個人が、思い込みや偏見に満ちた、エビデンスを無視した無責任な発信をすることは許されません。

私がネット・スマホ・ゲーム規制などについての異常とも思える教育委員会の偏執的な対応を極めて大きな問題であると重要視し、改善を訴え続けていることの根底にはそうした思いがあります。

誤った情報や偏った発信を続けていくことは、多様性を認めず個人の自由や尊厳、権利を踏みにじるだけでなく…自分たち自身の発信内容の価値はもちろん存在理由すらも貶め、その信頼を失墜させて…最終的に住民個々の命や健康を危険に晒しかねない、まさしく自殺行為であることをわかっていただきたい!

餅は喉に詰まるから食べられない世界、車は交通事故を引き起こすから乗れない社会、インターネットは怖い事件の温床だしスマートフォンは依存性が高いしゲームも中毒になるから子どもたちから取り上げる津山市…に、したい?

しかも、その根拠がおかしいんだぜ?

今年も戦うべき相手とはしっかり戦っていきますが…とりあえず官公庁は1月4日が仕事始めです。私も久しぶりに街頭演説を行おうかと考えているところ。雪が積もったらやらないと思うけど大丈夫でしょう。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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