その会議はホンモノか?第3回津山市スマートシティ推進協議会を傍聴。パブコメも絶賛実施中!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日の午後からは第3回目の津山市スマートシティ推進協議会がありました。

コレで良いのか、津山市スマートシティ推進協議会!ツヤマノチカラの3人…勢揃いで傍聴。

2022-08-03

この会議については第1回からツッコミどころ満載でしたし、実際に議会質問でも2022年9月定例会、12月定例会においてツッコミを重ねてきているところです。

今回も思うところは沢山ありました。

議員に許されるのは傍聴参加だけでしたので、私は報道関係者の後ろの席でパソコンを叩きながら傾聴していただけで、発言は一切許されない立場でしたが…本当は言いたいことが山盛りの展開でした。

最先端のデジタル技術などを活用して、津山市の都市としての機能を強化し、まちの魅力を向上させ、住民満足度の高い、将来にわたって住み続けたいと思えるようなまちづくりを進めていく…というのが、津山市スマートシティ構想です。そして座長を務められている副市長も、特にスピード感を持って取り組んでいかねばならないと考えている分野であり、住民・企業・地域にとって相互にメリットがある三方良しのデジタル社会実現を目指し、産学官連携を強化して具体的な取り組みを進めていくと、議会での私の質問に対して答弁いただいているわけです。

それにもかかわらず、正直に書きますと実情として…いったいデジタル技術やその活用方法について具体的なビジョンをしっかりと思い描けている方がこの中に何人いるのだろうかと感じるようなやり取りも見受けられたような印象があります。例えば、この推進協議会に参加している方々の中に…史上最速、ローンチから僅か2ヶ月でユーザー数が1億人を突破したと、まさに本日報じられていたアプリケーション、ChatGPTを使ったことがある人は何人いるのだろうかなどと考えながら、その場で件のチャットボットを活用したりしつつ、皆さまの話を聞いていました。

上の画像はAIへの私自身の問いかけと回答ですが…基本的にはこれで最終の議論となる第3回目の開催(3月末の構想完成を目指し現在検討を進めている段階)であるにもかかわらず…残念ながらこれらの課題や不安点が解消されるような会議内容ではなかったと言えます。

パブリックコメントで是非、皆さまの声を届けてやってください!

委員として参加されていた皆さまからも、会議内での質問や意見への津山市当局のリターンが、少々具体性を欠くことなどへのツッコミも聞こえてきた…ような気がしていますが、もしかしたら気のせいだったかもしれません。

ただ、テクノロジーを活用した施策をいかに推進し、まちづくりを行なっていくのか…津山の未来を考えるときに極めて重要な議論を進めているはずの場であったはずなのですが、傍聴に入っていた議員は僅かに4名。テクノロジーを活用した施策の推進を応援しているツヤマノチカラの3人は今回も揃って話を伺いましたが、少し淋しく感じるのが実際のところです。

そして市民の皆さまの傍聴はゼロ!

…と言うか、そもそも会議の傍聴案内がなされていないのです。先に触れたように報道の方々も入っているわけですし、当然ながら非公開にするような内容ではありません。むしろ市民の皆さまには聞いていただきたい…私としては、この会議こそYouTubeでライブ配信すべきだと考えています。

ちなみに先日報道連絡がありましたが、混雑が予想される市・県民税と所得税の申告会場(津山市役所本庁舎2階の大会議室)の受付・呼出状況をリアルタイム把握できるように、津山市内では初の試みとして、2月16日〜3月15日までの予定でYouTubeにてライブ配信するとのこと。この取り組み自体は大きな一歩前進で素晴らしいと感じますが、スマートシティ推進協議会こそ、その最初の一歩を踏み出すに相応しい場だったのではないかなとは感じます。

上に貼り付けたAIの回答を引くまでもなく、地域の課題・ニーズの明確化には市民の皆さまの声を聞いていくことが第一歩であり…市民に開かれていないような印象を受けざるを得ない、こうした進め方には全く納得ができないところ。スマートシティ構想の中では、住民一人ひとりに寄り添ったサービスを提供していくなどと理想を掲げているにもかかわらず…実際にはデジタルどころかアナログ面での対応すらも満足にできていないことは正直、情けなく感じています。

本件に限った話ではありませんが、市民の声を聞いていく手段として、すでに今回は実施済みのアンケートや、先に案内したパブリックコメントなども否定されるものではありません。しかし継続的に誰もが簡単にアクセスでき、より気軽に意見や質問を寄せることができる住民の声を傾聴していく仕組みの整備が、今まで以上に求められていると常日頃から痛切に感じています。

声を聞こうとする側も、そして届けようとする我々自身も、それぞれが真摯に取り組まねばなりません。

実は本日の午前中には、こうした課題を解決するための一つの強力な選択肢を示すことができるであろう、ある民間企業のトップの方とzoomによるミーティングを行なってから、会議に臨んでいました。その詳細については今後、適宜明らかにしていくことができると思っています。期待していただいて良い仕組みを紹介できると確信しています。

津山市議会議員にならせていただいて以来、情報発信やデジタル化関連に関しては誰よりも精力的に取り組んできました。

ただ、それも市民生活が豊かになってこそ初めて、その意味があると言えます。

議員の仕事は問題提起ではなく問題解決にあると考えていますので…たとえ少しずつでも状況改善していくことを目指し、結果に貪欲にこだわりながら、引き続き、なすべきことをなしていきます。

デジタルだろうがアナログだろうが”よりよい津山”の実現に繋がらないと、公金を費やす意味がないのです。

それでは本日はこんなところで。また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント