栗下善行さんの取り組みを全力支援!議員の先生呼びに違和感覚えまくりの俺が、本物の先生方と共演?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

私が表現の自由を守る活動に力を入れて取り組んできていることは、ご存知の方も少なくないと思います。日本国憲法第21条によって定められた、表現の自由を守っていくことの重要性は、当ブログにおいても今までにも何度も取り上げ続けてきていますし…昨年の津山市議会12月定例会においても、第5次津山男女共同参画さんさんプラン案が、欺瞞に満ちた価値観の押し付けを図っていっているとしか感じられない部分が散見される内容になっており、決して真の人権啓発やジェンダー平等に繋がるものではないという点を指摘し、見直しを迫りました。

その中に、有害図書というフレーズが出てきます。

有害図書って、いったい何を指すのでしょうね。岡山県が指定した書籍が実際に存在するわけですが…昭和52年に定められた基準にもとづき、何と非公開の審議の場で、この本は有害だと選書しているそうです。当然ながら全ての出版物をチェックすることなどできるわけもなく、完全に委員の主観による恣意的な判断をもとに、実際に表現規制がなされていると言わざるを得ない現状があります。

津山市議会の答弁の中でも触れられていたように…例えば読むだけで女性の人権が脅かされるような内容の図書なんて、存在するのでしょうか?この質問の際には、何人かから結構な怒り口調で質問していたよね、というツッコミを受けましたが…そうです、怒っていました。

現在の状況はもちろん、のらりくらりの答弁内容もそうですが…プラン案そのものが看過できるものではないからです。

何かしらの書籍の影響で女性の人権が社会的に脅かされたというような事実があるのでしょうか?

そんなデータ、エビデンスがあるなら示していただきたいとお話しましたが、当然ながら根拠など存在しなかったわけで(そもそも実際にはどういう対応をしているのか把握してすらいないとの答弁!)、根拠のない話はやめていただきたいと申し上げましたが…こうした現状を放置していてはいけません。

改めていただかないと。

知らんぷりしていては、いつの間にか読みたい本を自由に読めなくなったり…言いたいことを言えないような社会になりかねないわけです。

スルーしていてはいけないのです。

そこで立ち上がってくださった方がおられます。

くりした善行さん。

東京都議会議員を2期務められたのち、この表現の自由を守るという分野で思いを実現していくためにはやはり国会議員ということで、国政へのチャレンジを志し、昨年の参議院議員選挙に出馬されたことも記憶に新しい方。下記のエントリー内でも紹介している動画にも何度も登場され、他の候補者の皆さまと共にイケメンっぷりを発揮しながら、表現の自由を守るということについてのご自身の考え方を述べられていますので…ご興味がある方は是非チェックしてみてください。今見てもとても興味深い内容です。

オタク議員集団による参議院議員選挙2022・表現の自由候補者意見交換会、みんな見て!

2022-07-01

くりした善行さんによる「不健全図書の名称変更を求める陳情」に関するまとめ

ご本人みずからライフワークとして取り組んできたとおっしゃる不健全図書問題。上記のくりしたさんの取り組みを全面的に応援しています。東京都議会で2月9日に取り扱われる予定の「不健全図書の名称を続けるか否か」というテーマの行く末によっては、岡山県などにおいて用いられている「有害図書」の名称を改める動きに発展させることが可能かもしれません。ただ結果によっては極めて危険な方向に向かっていくことにもなりかねない状況です。

「表現の自由」をアップデートさせていく必要があるという、くりしたさんの主張には完全同意です。

不健全図書、あるいは有害図書と呼ばれているものの多くは「成人向け図書」であり、適切なゾーニングやレーティングによって対応していくべきであるにもかかわらず…実際には議会でも触れたようにアマゾンなどでも取り扱いがされなくなり、完全に市場から排除しようというバイアスが働くことにより、表現者への萎縮効果をもたらしています。不健全や有害という言葉の持つイメージは偏見を助長させ、クリエイターの社会的地位を脅かすことにも繋がっているとも言えるでしょう。

当然、作家さんたちにとっては作品を不健全だの有害だのと言われることそのものが心地よいものではないはず(言われること自体はそれこそ、表現の自由の観点から否定できませんが…)ですし、その判断が公権力によって密室で極めて恣意的に行われていることが多いという納得し難い状況があるわけです。

理不尽そのものじゃありませんか!

そんなわけで…この取り組みに自分としてできる限りの応援をさせていただこうという一つの意思表示が、アイキャッチ画像にある絵です。下記まとめサイトでは錚々たる本物の先生方と共に私までご紹介いただいていており、恐縮の極みです。議員を先生と呼ぶことには違和感を覚えまくっている私にとっても、漫画家の皆さまは完全に先生という敬称を付ける対象ですからね!マンガは私にとって教科書であり、バイブルですから。

【2月9日審議】不健全図書の名称変更に賛同するクリエイターさんとメッセージ

我が国を代表する先生方の直筆メッセージなどをご確認いただけますので、是非チェックしてみてください!

もっと他にも表現規制反対派議員の仲間たちが賛同メッセージなどを送ると思って、ついつい勇み足で下記のような画像を自分も用意してしまったわけなのですが…完全なプロフェッショナルの中に素人の議員が飛び込んでいって、応援のつもりがむしろ逆に恥ずかしいことになっているような気がするんだが大丈夫か俺は…。

クリエイターの皆さまはもちろん…私のようなイロモノ議員でも無謀にも画像付きで応援させていただいているわけですから…ご賛同いただける皆さまは是非、何らかの形で応援いただければ幸いです!Twitterでの趣旨拡散だけでも有難いですし…何ができるのかわからないという方などは、いつでも何でもお気軽にご相談ください。

どなたさまにも必ず、ご協力いただけることがあります!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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