武雄市図書館を視察&樋渡元市長と懇談。子どもの事故予防の聖地、大村市にてコドジコメンバーで勉強会!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

佐賀県&長崎県なう。

当ブログでも何度も取り上げてきた子どもの事故予防地方議員連盟(通称コドジコ)の有志メンバーによる視察、勉強会です。8時発の津山線に乗り込み、岡山駅から新鳥栖駅までは新幹線、その後、在来線の特急列車に乗り換え…約4時間半JRを乗り継いで、武雄温泉駅へ到着しました。

ずっと一人の孤独な行程で、もちろん温泉に入る時間など皆無でしたが…ここの駅前広場にてお久しぶりや初めましてのコドジコの面々と合流!

まずはあまりにも有名な武雄市図書館へ!

現在では岡山県でも高梁市にあるCCCによる運営を初めて実現させた図書館として…つい一昨日にも隣町の図書館に寄ってるし、議場や当ブログでも図書館大好きを公言して憚らない私でなくてもご存じの方が多いであろう、視察の絶えない図書館です。

実際に訪れるのは初めて!

館内の視察前に座学的な時間を設けていただき、秘書広報課の方の挨拶の後、館長みずからスライドを用いて丁寧に改めて経緯や現状、展望などをちょっとした裏話なども含めてご説明くださいました。図書館という施設の性質として、多くの方が想像するであろう固定観念、既成概念を壊すことに真正面から挑み…今もなお、変え続けている印象を覚えたところです。

指定管理制度導入前の課題や契約に至るまでの経緯、図書館内に蔦屋書店やスターバックスコーヒーの営業ゾーンがあることによるハレーションがあったことなども改めて伺いました。ただ総合満足度で大いに満足が48.4%で満足が47.4%…何と利用者の95.8%が満足している利用者アンケート(市民アンケートではありません…市民以外、市外からの利用者が増えることも良しとしているので!)の結果などからも、非常に喜ばれる施設になっていることは明白ですし、平日日中にもかかわらず、多くの利用者で賑わっていました。また駐車場では県外ナンバーの車も複数台見受けられました。

コロナ前には年間1,500回実施されていたとか…信じられないような回数を行っているイベント、企画は今現在でも年間1,000回以上は実施されているそうで、生命保険会社や携帯電話会社など企業の協力を積極的に得て、できる限りコストを掛けることなく開催しているとのことでした。

カタい企画ではなく、柔らかいもの…とにかく親しんでもらうことを第一に考えているとの館長の言葉が、非常に印象的でした。

学校や園等への支援や連携にも積極的に取り組んでおられ、保育園・幼稚園・子ども園への団体貸出などもされているとのことでした。素晴らしいことです。

同じ敷地内にある、こども図書館はさらに激ヤバ!

めちゃくちゃ良い感じで…我が家のプリンスを連れてきたいとしか言いようがない素敵な空間です。そして大人もテンションが上がりまくってしまう(私が子どもなだけかもしれませんが…)工夫が随所に凝らされており、まぁハッキリ言えば当然ながらコストも費やされているわけです。しかし、それだけの価値があるリターン、効果が十二分に見込めるものだと、むしろもう明らかに現れているのではないかとすら感じました。この施設があるだけで、武雄で暮らしたいと思う人もいるんじゃないかな…。

「移住したい!」と言っていた仲間もいたくらいです。

こども図書館を平成29年につくったことで生き返ったと言われていましたが…わかる気がしました。ここは子ども専用ではなく、家族でも遊びにきて欲しい場所だと、両親や祖父母にも楽しんでいただきたい、大人にも訪れていただきたいのだと伺ったのですが、その姿勢が感じられる館内の雰囲気でした。

本当はその空気を満喫しながら何冊かじっくり読みたかったくらいですが、時間の都合で、館内を急いで見て回らせていただいた後には…現在の武雄図書館のあり方を決定づけた張本人である、樋渡啓祐元市長が待つお店、エミカフェへと移動し、懇談タイム。ちなみに店名は美作市出身だという奥さまの旧姓から名付けられたというお話でした。

一度お話を伺ったことがあるので知っていましたが…圧倒的に話が上手!

芸人さんかよってツッコミを受けることは僭越ながら私にもありますが、まぁレベルが違います。何個ネタを持っておられるんだって感じでガンガン放り込んできてくださるので、大変楽しく意見交換させていただくことができました。

あと、ハヤシライスが抜群に美味い。

私が変な顔しているのは、樋渡さんにくすぐられまくっているからです!

その後、駅まで戻って再び新幹線移動で大村市へ。実は図書館視察は今回せっかく長崎に行くのだからということでのオプション企画でした。子どもの事故予防という観点から言えば、馴染まないですしね。武雄市での学びも非常に素晴らしかったのですが、コドジコとしてのメインの目的はやはり、子どもの事故予防の聖地、大村市訪問でした。

そのため今回の視察は公務の都合などで大村市から参加されたメンバーも何人もおられましたが、アイキャッチ画像にはほぼ全ての参加議員が写っています。昨年、子どもの安全管理士の資格取得の際にも非常にお世話になった大村市のNPO法人、Love & Safety おおむらの代表理事でもあられる、全コドジコ議員がリスペクトする出口貴美子先生の病院である出口小児科医院の前での記念撮影写真です。

コドジコの会長である、これまた個人的に佐藤篤(通称サトアツ)墨田区議「じゃ、津山のひらくポーズで!」の先導で皆に無理やり私のお得意のポーズをとっていただいた写真などもありますが、こうした写真を撮っている間に全員集合した感じでした。

この写真だけ見ていただいても出口先生のチャーミングさは伝わるかと思いますが…とてもお話好きで楽しい(上にも貼ったけど、院の公式サイトでパプリカダンス見るだけでもワカルはず!)先生によるご案内で、子どもたちや保護者の皆さまともコミュニケーションをとらせていただきながら院内を見せていただきつつ、先生のお話を伺いました。

意見交換…とゆーか、きっと事故予防や救命措置の実務的な体験などもさせてくださるおつもりで、実は会場には諸々ご準備いただいていたのですが、コドジコメンバーの自己紹介的な時間が長くなり過ぎた感(別に私が長く喋り過ぎたわけじゃなくて…何しろ議員がいっぱいいたからね!)もあり、実際にはお話は少ししか伺えませんでした。ただ、予防できる事故で子どもたちが命を失うような、取り返しがつかない事態が発生することを一件でも少なくしていくという精神は、私たちもしっかりと継承させていただいているつもりですし、これからさらに広げていき、効果・成果に繋げていきます。

明らかに自分よりも適任者がゴロゴロいたにもかかわらず、何故か最後の謝辞を述べる役を任せていただきましたので、そこは強く約束したところです。

視察に来て学んだことを各人が持ち帰り、自治体や議会において役立てていかなければ、何の意味もありませんから。

盛り沢山のスケジュールで、とても内容の濃い一日になりました。せっかく九州まで来たのに一泊二日では少しモッタイナイ気がしますが、明日も濃い内容になる予定です。

訪問させていただいた先でお会いした関係各位、コドジコの仲間たち、有難うございました!

それでは本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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