津山市は自殺者0を目指すべき!小手先の達成率より大切なこと。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市では綺麗な虹が架かっていた本日。竹内結子さんが亡くなったことが大きく取り上げられており、死因は自殺ではないかと報じられています。

こうした話が続いていることで殊更にセンセーショナルに、芸能界の闇だ何だという論じ方をする向きも見受けられましたが…コロナ禍という未曾有の事態の真っ只中で、皆が多かれ少なかれ影響を受け、今までよりも多くの負の感情を抱えながら生きていくことを余儀なくされている現実は、芸能界に限った話ではないことは明らかです。

津山市でも、最近は私の周囲でも、心のバランスを保つことが難しくなったり…体調があまり良くない状態が続いているという声を直接に聞く機会が増えた印象が非常に強いです。

今日も某所にてお話しましたが…そういったご相談をいただくことも最近とても増えました。自殺については先日も書いた中で…津山市の自殺防止のための施策であるいのち支える津山市自殺対策計画について取り上げましたが、私の感覚では納得がいく内容ではありません。

津山市では毎年20名前後…。自殺はNOと言う前にすべきこと。

2020-07-18

施策の目標を数字で定めている点自体は評価できます。

数値化できないものの中にこそ大切なものがあるという主張には頷ける部分も大きいのですが…効果は数字で測られるべきであることは間違いありません。さもないと検証そのものの意義がぼやけてしまいますからね。

ただし目標が数値化されていたとしても…”数字のマジックによってぼかす手法”が発信側の都合によってしばしば用いられ、上手にぼかされることもあるのです。何事も表現の仕方一つで印象が変わるものです。

例えば、以下の表現をどう感じられるでしょうか?

20人から3割減らしても14人。

ちなみに自殺総合大綱は国の指針であり、国のように大きな枠組みで考える際には3割減という目標にある程度の正当性を感じることが十分に可能です。

しかしながら津山市のような基礎自治体において、国の大綱の数値目標をそのまま引っ張ってきて、あたかも国よりも先んじて目標達成を目指すかのように印象づける効果を狙った表現をするのはいかがなものでしょうか?

動画でも述べているように、津山市は自殺者ゼロを目指すべきです。

自殺者が出ることを前提として、容認してしまうような施策には違和感があるのです。

決して不可能な目標ではないはずですし…自殺者ゼロの自治体ということになれば間違いなく住民幸福度は高いと言えるでしょう。少なくとも、みずから命を絶とうとまで思い詰めるような状況に至る者が、その津山市にはいないということになるわけで、確実に今までより津山市の幸福度は向上していると言い切れる信憑性の高い指標になることは間違いありません。

基礎自治体から結果を積み重ねていくことで、国の状況を改善していくこともできますし…そのために思い切った施策を打つことができるのは当然、基礎自治体…つまり津山市です。

地域事情にあった思い切った施策が求められており、打つことができるのです。

30日に予定されている決算質疑でも、この件について触れさせていただくつもりです。

質問作らなきゃ!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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