みうらひらくの自己紹介的千夜一夜物語…第三夜のテーマは『政治家となって何を目指すのか』

未来拓く、みうらひらくです。

静かなる一大ブームを巻き起こした千夜一夜物語もいよいよ第三夜。
とうとうお別れの時がやって参りました。
でも大丈夫!!
きっとまた、会えるから…。

さてと。
本日のテーマは『政治家となって何を目指すのか』です。
一体彼は俺は、選挙に出馬して何を目指していたのか…今夜ついにその秘密が明かされます!!
是非最後まで、ドリトスでも食べながらお付き合いください。

昨年私が挑戦した選挙は津山市議会議員選挙、要するに岡山県の津山市という街を今後どうしていくか…その議論をしている議会の構成員となるべく立候補したわけです。
構成員?…別に間違いないよね、うん。

津山市公式サイト
津山市(wikipedia)

私の故郷である津山市は人口10万人強、岡山県北部に位置する人口規模で県下第三の都市です。
県庁所在地である岡山市は70万人以上が暮らす政令指定都市、そして第二の倉敷市も全国的に有名で50万人近い人口を誇る中核市…ちょっと差が開きすぎですが、それは言わない約束。

この津山市には大変多くの文化財があり、城下町の風土や地理的要素が複雑に絡み合ってか、非常に強い郷土愛をお持ちの方が多い気がしています。

もちろんそれ自体は良いことです…そもそも個人の自由だしね。
私自身も生まれ育った場所ですので、当然ながら思い入れがあります。
じゃなきゃ選挙になんて出ませんわ☆

けれども居住地に対する非常に高いプライドは、時として外部の人間にとって居心地の悪さを感じさせるものとなり得ます。
全国的に見てそれほど知られていない人物を祭り上げることは、今までの発信の仕方の悪さを差し引いても…自己満足の押し売りといった印象を受けるのも正直なところです。

先輩方が成し遂げた偉業を否定する気はありません。
しかし先達が遺してくださった過去の財産のみに頼ったまちづくりには、おのずから限界が訪れるのです。

もう訪れているのかもしれない。

色々な意味で、この人口10万人程度のまちの中で完結してしまっている部分が少なくないからこそ、このままでは緩やかに消滅していく道を歩むこととなってしまうのではと危惧しているのです。

言うまでもなく文化遺産は大切に保護していくべきものですし、ふるさとを愛する気持ちは尊いものです。

しかしながら、多くの若い世代にとって興味の対象となり得ていないものにばかり熱意を注ぎ、お金を注ぎ、まちの活性化を図るなどとうそぶいてみたところで、大多数の人にとって望ましい結果に結びつかないことは明らかではないでしょうか。

地方都市の多くが抱えている問題を、津山市も抱えています。

例えば現在、近隣市町村に比べ育児関係のバックアップでは遅れを取っていて、若者世帯の流出により、さらに加速度的に人口減少が進んでいます。

今の世の基礎を築いてくださった高齢世代を軽んじてよいという話ではありません。
ただ若い世代にとって魅力的なまちづくりを進めなければならない時期だと、そう感じているのです。
残すべきものは残しつつ、若年層が中心となり新たな価値の創造と情報発信の強化を図らねば、このまちに未来はないかもしれないのですから。

平成25年9月、津山市議会は観光立市宣言を決議しました。
”訪れたいまち、住みたいまち”を目指し、情報発信を強化し観光振興に努めるという内容です。

言うは易く、行うは難し。

想像してみてください…おそらくこれを読んでくださっているほとんどの方が、観光旅行にお出掛けになったことがあるでしょう。
その旅行先は、きっと素敵な場所に違いないはずです。

しかしながら、その際に魅力的だと感じた旅先のまちに今、実際に住んでいらっしゃる方がどれだけおいででしょうか。
私にはその数が多いものであるとは到底思えません。
定住先として選んでもらうことは、当然ですが簡単ではないのです。

津山城趾というランドマークは、見事な石垣を今に残す中国地方有数…全国的にも名の通った桜の名所であり、毎年花見シーズンにはさくらまつりという一大イベントが催され、賑わいます。
たとえば日本一の桜のまちとなれば、認知度は飛躍的に上がり、観光客も4月ならずとも増加することでしょう。

しかし現実を見つめた時に、それは様々な面で困難です。
日本一、桜というキーワードで検索をかけてみれば、全国各地にいかに素晴らしい桜の名所が点在しているかを実感できることでしょう。
また桜頼みの観光は天候にも左右され、弱点も抱えることとなります。

日本一でなくても岡山県一でもアジア一でも世界一でも同じこと。
期待できる効果が変化するのは当然。
もちろん桜でなくても構わない…ただ、重要なのはトップを目指すことです。

何らかの面で一番のまちとして広く認知してもらえたなら…津山市の抱える問題の多くを解決する助けとなるに違いありません。
当然それは観光に限ったことではなく、あらゆる産業に可能性がある…経済行為でなくても構わないと思います。
たとえば教育やスポーツ、芸術、どんな分野にも可能性はある。

これは目的ではなく、手段です。

たとえトップを目指した結果が一番ではなくても全国、全世界に名前を轟かすことができれば、それは間違いなく津山市に良い結果をもたらす…この結果こそが目的なのです。

世界中の誰も経験したことのない速度で進む少子高齢化社会の中でこれから先、この津山市に明るい未来を期待したいのであれば、市内はもとより市外、県外、国外に向けての情報発信は絶対に必要となってきます。

当然、魅力あるコンテンツがないと話にならんけどね。

最も大切な部分であるそのコンテンツについてですが…実は色んな分野の人たちに勉強させてもらいつつ、皆で一緒に作り上げていければいいと考えていました。

今でもそう考えています。

それというのも、人間一人の力なんてたかが知れています。

めちゃくちゃ面白いことを考える人もいる。
誰かが考えた発想を発展させるのが得意な人もいる。
アイデアの穴を見つけ出すのが上手な人もいる。
構想を実現するための人やお金を集めるのがうまい人もいる。
それらを発信し、皆に知らしめることにかけては負けないって人もいる。

人間にはそれぞれ得意分野がある。
色んな人の力が集まらないと、大きなことはできません。
集合知って言葉がありますが、そういう意味で自分は津山市を集合市”にしたいと考えていました。

はぁ?何言ってんの?

…って声も聞こえてきそうですね。
もちろん市ってのは人々が集合してこそ成り立つもので、今でも十分集合市だろ、って話だとは思います。

いや、本当にその通りです。
そういうことじゃなくてね。
ま、わかってやってください!!
こーゆー言葉遊びみたいなの…私は好きだし、意外に大事だと思うんですよね。
キャッチーな文言には力がありますから。

自分自身の考えや理想は当然持っていますが、その思いに固執し過ぎることは非常に危険だとも思っているのです。

ま、そんなこんなで私は津山市を広く認知していただくために動き、結果に繋げていきたいと考えています。
そのために、まず議員になろうとしたのです。
そうすることで目的達成の速度が上げられると踏んだからです。

未来へのビジョンに夢が溢れていても構わないと思いますが、それは現実的で分かりやすいものであるべきだと思っています。
それを皆さんと共有し、実現に繋げることができれば…政治へ興味を持ってもらえる、政治に参加することへの意義を感じてもらえる契機となると信じています。
津山市の認知度を上げることで市外、県外、国外からの訪問者を増やし、まちを元気にしていきたいと願っているのです。

いやぁ、長文にお付き合い有難うございました!!
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20160127追記
ごめんなさい。
誰にもバレない保証はないそうです。
申し訳ありませんでした。

さて、では千夜一夜物語第三夜はこんなところで。
また機会があれば書きます。

また明日!!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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