未来拓く、みうらひらくです。
政治は誰にとっても身近なものであるべきだというのが、基本的な自分のスタンスです。
当ブログでも繰り返し述べてきている持論でもあり、その思いを社会に反映させるための手段として昨年は選挙に挑戦し、今こうしてブログを書いているわけです。
政治が日常生活のあらゆるシーンの裏側に、実は大いに影響しているということから考えると…誰もが本当は政治の当事者であるということがいえます。
政治活動という側面から考えてみましょう。
コトバンク
デジタル大辞泉より
せいじ‐かつどう〔セイヂクワツドウ〕【政治活動】
個人または集団が政治に関して行うさまざまな活動。
難しいところですが、これだけ見ると…飲み屋で政治について熱く語り合うことも政治活動の一環と言えるかもしれませんね。
わかりやすいところを言えば…例えば特定の政治家や政党を応援する目的でビラやチラシを撒いたりすること、あるいは選挙に出掛けることや投票を呼びかけたりすることは当然、政治活動に含まれます。
選挙に関わる活動は選挙活動という括りで、厳密には政治活動の中でも区別されています。
そのあたりは超絶時代遅れ感が漂いまくりの公職選挙法に詳しく規定されているので、当ブログでも改めて少しづつ取り上げていきたいと思っています。。
さて、その選挙。
政治に参加する手段って何?という質問に対して真っ先に思い浮かぶのは、恐らく選挙に参加することという答えでしょう。
そして多くの人にとってそれはほぼイコールで、投票するために投票所に出掛けることではないでしょうか。
一昨日のエントリーでは過去9回分の参議院選挙の投票率の年代別投票率の推移のグラフを、マイナンバー制度や高市大臣の発言で何かと話題の総務省のホームページから引っ張ってきました。
本日はもう少し身近な統一地方選挙のデータを引用させていただきます。
地方選挙においても、投票率は順調に(?)低下の一途を辿ってきていることが明白です。
残念なことですが、各方面で色々と語られている要因が積み重なった結果…このような現状に至っているのは事実です。
先日、当ブログにも度々ご登場いただく新宿区議の伊藤陽平さんがTV出演されていました。
全国ネットの朝の情報番組だったため、私の住む岡山県津山市でも視聴することができました。
テレビに出て反響ってあるの?瞬時にボコボコにされメディアの恐ろしさを知るの巻(伊藤区議ブログ)
録画で拝見いたしましたが、最近続いた国会議員の不祥事や…かつての杉村太蔵さんの”活躍ぶり”などを取り上げ、公募議員の質の低下(公募議員に限った話ではありませんが)という切り口から、公募制度を通して政治家という立場の人間がどうあるべきか考えてみよう…といった印象を受ける内容でした。
公募制度というのは、被選挙権年齢に達した一般人の中から、政党や政治団体がそれぞれの団体所属で選挙に出馬する候補者を募集する制度です。
番組内容には個人的に色々感じたことはありましたが、ともかく私は公募制度自体には大いに賛成です。
被選挙権の門戸を開放していくことは、政治への興味を持ってもらうという第一の入口に足を踏み入れてもらうためにも、絶対に必要なことだと思います。
選挙は候補者の中から投票する人間を選ぶだけのものではありません。
誰もが投票される側になることができるのです!!
投票するだけではなく、みずから出馬することができるのです。
まさしく当事者なのです!!
忘れてはいけないもう一つの権利、それが被選挙権です!!
選挙権年齢の引き下げに連動する形で、被選挙権年齢も引き下げるべきだという運動も各地で起こっています。
当ブログでも何度も取り上げています。
25歳で総理大臣になることが可能なのに、知事や参議院議員には30歳にならないとなれない理由って何??被選挙権は何歳からとすべきか考える。
実際結果を検証していけば、公募議員の質の低下という事実…というよりも質の低い人が紛れ込んでしまうという事実はあると思います。
しかし、それはどの世界でも同じこと。
政治家だから、教師だから、公務員だから、聖職者だから…キリがありませんが、どの世界にもおかしなことをする人間が紛れ込む可能性はあるわけです。
無論、その可能性を低くしていくための対策、努力はしていくべきですが…職業差別の裏返しともいえるような盲信や幻想は捨て去るべきだと考えます。
政治家は志が高ければいいというわけでもなく、結果さえ出せばいいというものでもないのかもしれませんが…私はやはり、結果が出せないとどうしようもないとは思っています。
要するに、結果が一番大事であると思っています。
結果そのもののあり方に差し支えるような失言やスキャンダルは論外ですが、それだけで結果を否定するのは誤りだと感じるのです。
選挙にはいわゆる3バンというものがあります…地盤、看板、かばんの3つです。
それぞれ組織力、知名度、資金力のことですが、そういったものを持たない人間が選挙に挑戦することは、今の日本では非常に大きなリスクがあるといえます。
これについてもまた改めて言及したいと思いますが、私自身が挑戦したからこそ実感として理解できたことは少なくありません。
そうした”何も持たない人間”が挑むにあたってのハードルを、もう少しかなり下げることが、求められていると感じます。
そうしないと投票率を劇的に上げるなんてことは、夢のまた夢でしょう。
君も、ダルマに目を入れてみないか?
「おっと…君も、じゃなくて君は…だったな。」
「あれ、おかしいな…な、涙で画面が見えなくなってきたぞ…。」
…では、今日はこんなところで。
また明日!!