未来拓く、みうらひらくです。
今日は凄いニュースがあったけど…知らない人も興味ない人もいるでしょう。
イギリスという独自の存在感を放つ国家の脱退がほぼ確実となったことで、EUそのものへのネガティブな影響は避けられません。
GBPの値動きがえげつないことになって、その筋は悲喜こもごもでしたが…何かしらの形で私たち皆の生活に関わってくることは確実な話。
国民投票という、直接民主制の代表選手的制度に関しても…議論すべき課題を投げかける結果になったと思います。
事実、今回の参議院議員選挙の結果いかんでは…日本においても憲法改正の機運が一気に高まることは十分に想定されます。
大阪都構想をめぐる住民投票が非常に拮抗したのは、記憶に新しいところ。
結果が全てというのは選挙の大前提。
しかし、今回のイギリスでの結果を受け…事前から接戦が伝えられていたこと等も手伝ってか「誰が結果に責任を持つのか」という論調も散見されます。
これだけ大きな問題を扱う国民投票ですら、投票率は72.2%でした。
ざっくり言えば10人に3人は投票していないということ。
野球で3割バッターって結構スゴいですYO!!
野球とは全然違うだろってツッコミはごもっともですが…無視できる数字ではないことも確かだと思います。
でも当然、結果としてその3割の人たちは無視される。
それが投票に参加しないということです。
結果はどうあれ、イギリス国民誰もが確実に影響を受ける大問題。
しかしその結果は、全国民で決めた結果ではなく…投票した7割の人間によって決められた結果なのです。
投票することを放棄したにもかかわらず、結果に納得が行かない人たちは…投票しなかったことを後悔し続けることになるでしょう。
国民投票のみをクローズアップするような書き方になりましたが…そうではありません。
選挙は全て、国民投票同然だということ。
それが都民投票であれ、市民投票であれ…ある一定の範囲の誰もに関係がある問題を扱うからこそ、選挙は行われるのです!!
投票に行かないなんて、超もったいない!!あなたの一票のお値段を考えてみませんか??
一票の値段=自治体の予算×政治家の任期÷有権者数
選挙ドットコムの編集長、増沢さん考案のこの公式によると…昨年行われた津山市議会議員選挙での一票の値段は2,313,253円でした。
票をお金に換算するなんて…とんでもない、不謹慎だ!!
そんな声もあるかもしれませんが、実際にお金に交換できるんだよという噂が絶えない投票権。
上記の公式に国家予算と有権者数を当てはめて、任期6年の参議院議員を選ぶ今回の選挙の一票の値段を算出します。
もちろん参議院は3年ごとの半数改選ですし、衆議院との兼ね合いもあるし…もちろんこの計算方法自体、あくまでも一つの目安ではありますが。
しかし何と、ザックリ550万円超にもなっちゃう!!
そう考えると…選挙に行かないなんて、本当にもったいない!!
もったいないという固定観念は、時に捨てた方が良いのかもしれません。
ですが、選挙に行こうが行くまいが…投票しようが投票しまいが…結果は必ず自分自身に関係してくるのです。
それであれば、自分自身の手で結果を決めるべく努めることは、後悔しないためにも”必要なこと”であると…そう思うのです。
税金ベースの予算を再分配することが政治家の職務の一つである以上、お金に関する感覚はその資質として極めて重要だと考えています。
選挙の際、政治家はどーせ良いことしか言わないので…表に出ている情報だけでは、その資質を判断することは極めて難しい。
日常からそうした視点を持ち、政治家を監視のもとにおくことは、虚言に等しい選挙公約を見破る心眼を養う意味でも非常に大切なのです。
それでは、また明日!!