未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
こんな時だからこそ一つ、心温まるご報告を共有させていただきます。
家庭で介護に取り組んでいる人からSOSが届く。マスクはともかくアルコール消毒液が足りない。口腔内吸引のチューブ消毒などで日常的に使うため死活問題。要介護者は明らかに私たちより免疫力が低い。本当に必要な人へ届けるべき物品を買い占める行為は誰かを殺すかもしれない。https://t.co/ONZF9gCZHm
— みうら⋈ひらく (津山市議会議員) (@miurahiraku) April 4, 2020
アルコール消毒液が全国的に足りないことは、様々な報道や…皆さまが実際にお買い求めに出られた際等に実感しておられると思います。そんな中で私が先日Twitterにて発信した上記の投稿(津山市内で在宅介護をしている方が、医療機器消毒用のアルコールが足りず困っているとの内容)を受け…ご自身とご家族のことを差し置いて、見知らぬ他市の人間のため、ご自宅用のアルコールを提供くださった方がおられました。
もちろん受け取った方は大喜び。遠方からわざわざ送ってくださった方の優しさに感謝しきりでしたが…当然の話です。 寝たきりの年配の方の免疫力は相対的に低いのは明白、現在の状況が即、命に関わる問題なのです。
感染予防のためではなく、生命維持のために必要なのですから。
私たちは本当のニーズがどこにあるか、しっかりと見極めなくてはなりません。無い袖は振れないのです。 市場に出回っていない以上は消費者が購入することは出来ないし…行政が配ることも出来ないのは当然です。
津山市に確認したところ、現場では今はまだそれほど声が上がってきていない状況だという回答でした。 しかし今後、津山市においては消毒液の需要は今以上に増えると見込んでおくべきでしょう。想定していなかったとは言えない話だと考えます。
ただ、命を守るために…少し前から話題になっている次亜塩素酸水等では代用できないような消毒が必要な方に対して、必要な分量を供給することすら出来ないほどに…現在の日本国内において消毒用アルコールは不足しているのでしょうか。根拠のない感覚的な感想ですが、私にはそうは感じられないのが正直なところです。
状況を軽視してはならないし、誰も軽視するつもりはないだろうと信じたいところです。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の恐ろしさはもはや改めて述べるまでもなく…油断することで日本もすぐに諸外国のように医療崩壊を起こすことになるかもしれないのです。しかし残念ながら、軽率な行動が様々なシーンで悪影響を生んでいることは皆さまご存知の通りです。
医療崩壊、命の選別。
これは映画の話ではないし、今となっては対岸の火事ではないことも明らか。 そんなシナリオが国内で現実のものとなることを避けるためにも…重症化する方が増えてしまうと考えられるようなリスクは軽減すべきです。 そのために私たちにもできる効果的な施策こそ…この病のハイリスク患者、そしてその予備軍が誰なのかを考えることなのです。
そして考えるだけでは意味がありません。
なぜなら、絵に描いた薬で病は治療できないのですから。
限られた医療資源を本当に必要な人に適切に提供していっていただくために医療崩壊を起こしてはならないのと同様に…消毒液やマスクを必要以上に求めることがあってはなりません。 そんな愚かな行為には予防や治療に繋がる効果は期待できないどころか、現状を悪化させることにしかならないことに、考えが及ばない者があまりにも多過ぎます。自分自身の命を守りたいのなら… 大切な誰かを死なせたくないのなら。
世界の平穏を1日も早く取り戻すためにも…少しだけ想像力を働かせてみましょう。 自分のことだけではなく、周囲の人のことも考えてみましょう。 それが誰かの命を救い、自身の健康を守ることに繋がるのです。
医師でなくとも命は救えます。
ほんのちょっとの思いやりだけで、私たちには大切な人の笑顔を守ってあげられる力があるのです。
正しい知識があればなお良し。正しく恐れて、正しい対策を講じることだけが…現状を改善するための一本道です。
ほんの数ヶ月前のことを思い出してください。
好きなように出かけ、遊び、学び、働き、食べて、飲んで、笑って、眠れたあの日常を取り戻すため。
私たちは今こそ、口先だけでなく他者を思いやる”絆”や”繋がり”と呼ばれている概念を、現実のものとしてこの世界で再構築していかなくてはならないと思っています。
今なら間に合う…頑張りましょう!
他の誰でもない、私たち自身の未来のために。
全ての資源には限りがあります。
適切に、本当に必要な人の元に分配してくことは本来、税の再分配を担う行政とそれをチェックする議会が得意とする仕事のはず。
大切な人に、胸を張れるような決断をしていきましょう!
本日はこんなところで。また明日!