日本初、教科書にも載る試み。新城市若者議会をオンライン傍聴!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日の津山市議会では10時から議会運営委員会、11時から議案説明会が開催され、9月定例会がいよいよ迫ってきました。質問戦の準備をしっかりしないといけないところですが…日常業務も沢山詰め込んでいるところに、今日は後回しになっていた常任委員会での仕事や、予期せず突然入ってきた仕事などもあって、実はあまり進められませんでした。週末にかけて本腰入れて取り組まねばならないと思っています。

もう今日は潔く諦めました。

読みたい本があるのでコレ書いたら読書タイムに没入するつもりで…眠くなったら寝ちゃうつもりです。個人的に、本を読みながら眠ることができることは幸せだと思っています。

ちなみに以前…条例改正議案がある場合には議案説明会の場で新旧対照表を示していただくことが最も適切であると書いたことがあります。

会派を組んだ理由を証明。目的達成のため建設的提案をする集団!

2021-06-22

これ、今回バッチリ改善されました!

上記エントリーでは改善をお願いするつもりだと書いていました。こうした類の議会運営に関わる件は、本日も開催された議会運営委員会の場で話し合うべき内容です。そのため会派ツヤマノチカラを代表して議運に出席している田口議員にお願いして、前回の議運の場で当局へと改善をお願いしてあったのです。

果たして今回より議案説明会の場で新旧対照表がしっかりと早期に示していただけるようになったことは…小さなことですが確かな一歩の前進なのです!

今日も多い時には4人の職員さんに会派控室に同時に来ていただいて、他の会派ではあまり尋ねないであろう細かい内容についてご説明いただく時間がありました。正直言って…ツヤマノチカラには色々と面倒なことを言う議員が集まっているなぁと思われているかもしれません。

しかしながら自分だけでなく、安東議員も田口議員も気になる点をそのままスルーしたりしない、問題を看過しないという姿勢で議員活動に取り組んでいることについては、本日の様々なやり取りでも改めて実感できたところで…結果的には良い一日だったなと思えたのも正直なところなのです。

本日は久しぶりに9時〜21時くらいまで、市役所に缶詰状態だった一日になりましたが、夜にはとても興味深いオンラインでの取り組みに触れる時間帯もあり…充実していました。

その名も若者議会!

何と来年度の公共の教科書にも掲載が決まっているという、愛知県新城市の素晴らしい取り組みで…今回、ご縁がありましてオンライン傍聴という形で参加させていただきました。もちろん発言等は一切できない形でしたし…現場の皆さまの議論の様子などを見て聞いていただけではあったのですが、端的に言えば非常にエキサイティングでした!

「新城市若者条例・新城市若者議会条例」に基づき、平成27年4月1日に設置されました。
若者が活躍できるまちにするため、若者を取り巻くさまざまな問題を考え、話し合うとともに、若者の力を活かすまちづくり政策を検討しています。
予算提案権を持ち、予算の使い道を若者自らが考え政策立案します。さらにそれを市長に答申し、市議会の承認を得て、市の事業として実施されます。こういう一連の仕組みやサイクルが、日本で初めて条例で定められています。
新城に対するさまざまな意見・想いを持つ若者同士、新城について語り合いながら「新城のこれから」について若者の視点で考えます。

新城市公式サイトより引用、太字・斜字体処理は三浦ひらくによる

コレ控えめに言っても凄くないですか?

16歳から29歳までの若者と新城市職員の皆さまが一緒に、市がより良くなるための政策を考え…そこに予算づけがされていくのです。職員の方が議論をリードしている感はあったものの、皆が非常に主体的に活発に意見を出し合い、否定的な言動は全くと言って良いほど見られず、とてもポジティブに、それでいて現実に即した話し合いがなされていた印象です。若い世代の市民が税金の使い道を決めるのです。

若者議会が市長に答申した施策は翌年度の市の事業として予算化される点からも、お遊びではない本気の取り組みであることは明白です。今日は市長への答申に向けての中間報告会でしたが…市長、副市長、教育長が参加しておられました。

穂積市長は最後に素晴らしい所感を述べられていましたが、10月に引退なさると聞いて、初めてお話を伺う人であるにもかかわらず「えっ?」と思わず声が出るほど驚きました。

市町村合併時から4期務められ、関係者から「市長じゃないと若者議会も始まらなかった」との声も聞こえてくるような方です。外部の私ですら先行きに不安を覚えましたが…新城市若者議会条例新城市若者条例という”市民が主役のまちづくりを推進することで、元気に住み続けられ、世代のリレーができるまちをつくることを目的としているルール”が定められていることで…首長が変わっても、これまで積み重ねてきたまちづくりの基礎が簡単に失われることはないのだと、教えてくださった参加者もおられました。

かつてJIAMで住民参加・協働推進条例をつくるという講義を受けたことがあります。

公費出張でバスケ…だと?メリハリ付けて楽しく目的達成しよう!

2019-08-25

その際におぼろげながら頭に思い浮かべていた理想に極めて近い形の、こうした若者を巻き込んだ施策をすでに何年も前から行っている自治体があること。そして同様の取り組みが全国の自治体に波及しつつあることを肌で感じられた本日の体験は、とても強い刺激になりました。津山市でも少しでも良いから前進させなくてはならないと改めて感じています。

やるぜ!

あと、アイキャッチ画像はコレ。分厚過ぎて鞄に入らないし…調べるにもまぁネットの方が便利だし…超要らないと思っていました。

本日はこんなところで。また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント