未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
日本死ねっていうフレーズが以前話題になりましたね…保育園入園の抽選に落ちたことで生まれたらしいこのフレーズは国会質問でも取り上げられたとか。ただ、過激な表現には賛否両論あったようです。
改めて実感しましたが”死ね”というフレーズは受け取る側はもちろん、発する側としても出来ることなら使いたくない言葉であります。新型コロナウイルス感染症対策等で人の命の大切さを訴えている昨今ですし、何しろ私自身、愛する娘の命を失ったばかりでもあります。
人の命に対して”死ね”と表現することを、私は絶対にいたしません。
今回の記事タイトルに対して、不快だと思われる方は少なくないでしょう。表現の自由を標榜する身としても変更する気は皆無ですが…わかっていてこの標題にしたわけですから、不快に感じられた方々には予めお詫びしておきます。
ただ、議員という”公”の利益を追求する職務を期待される者として…公のコスト、リソースが無駄に使われることに対しては、許しがたい怒りを覚えるのです。
むしろその用途が適切なものであると感じられないからこそ、政治を志したと言っても過言ではありません。その思いを最も端的に示す言葉としての”死ね”であり、無意味な使い方は決して許されないという意味を込めた表現です。手品の種明かしみたいで少々興醒めですが…誤解を招かないための”言い訳”ですね。
さて本題に入ります。新年度…津山市役所でも職員の皆さまの配置転換がありました。
いわゆる人事異動です。
お世話になった方が退職されたり移動されたり…引き続きお世話になる皆さまとの再会だけでなく新たな出会いもあり、新たな年度が始まっています。
ただ、このタイミングでの配置転換に疑問を感じた人は私だけではありますまい。
一部の自治体では新型コロナウイルス感染症対応などのために個人の定年を延長するなどの動きもあったようですが…人事異動そのものを今年はナシにするという自治体は私が知る限り、ありません。
誰のための異動、何のための異動なのか?
例えばこの非常時に、異動してきたばかりなのでわからないという回答が出てくるような事態が発生することは、誰にとってもマイナスなのではないかと思うわけです。なるべく”いつも通り”の生活を維持しようと努めることは大切だと考えています。ただ世界的イベントであるオリンピックすら延期されるような非常事態において、こうした”いつも通り”を実行することに果たしてどういう狙いがあるのか。
何となく、慣習だから…では話になりますまい。
どんなことがあろうと時は待ってくれない。それは残酷でもあり優しくもあり…毒にも薬にもなるということを日々実感しています。
何のために行政機関が存在するのか…何のために議会が存在するのか…そんな”あたりまえ”のように存在している組織の存在意義を見つめ直して、本来果たすべき役割をしっかり果たせる機関へと改善していかねば、この非常時への対応をリードしていくことなど期待できるはずもありません。
”あたらしいあたりまえをつくろう”
あたらしい党を離党させていただいて久しいですが、このキャッチフレーズは今でも大好きです。
口先だけで綺麗事を言っても何も変わりません。現状が好ましいものでないのなら変えていくしかなく…変えられないなら、どんな言い訳を並べてみたところで力不足です。
変えられるだけの力を手に入れたい。
しかしそれは決して…個人が手に入れられるような力ではないのです。
有権者、納税者である国民・都道府県民、市区町村民一人ひとりの思いが結集して初めて…その代表である政治家や議員が議会で発言、行動することで結実する可能性が生まれるものです。
津山市だけの話ではありません。
人事異動がなかった自治体をご存知でしたら、ぜひ教えてください!
本日はこんなところで。また明日!