本当に苦しい時は話せない?それでも話して欲しい俺からの手紙。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

政治家・議員の仕事は現場に口出しすることだけだって勘違いしている人が、多い気がします。

政治家・議員側には特に多い…だからこそ、現場でも政治家や議員はウザがられて、結果として情報も正しいものやリアルな声が届かないということになるし、最終的に誰も得しない状況を生み出しているのではないでしょうか。

私は怒っています。

昨日も、津山市の人口が10万人を切ったという話を書いたばかり。

津山市の人口、10万人割れ。そしてトイレで盗撮の証拠写真も?

2020-10-02

しかし、今日また新たに津山市から出ていくことを決めた人の声を聞きました。

もちろん、あらゆる日本国民には公共の福祉に反しない限りにおいて居住、移転の自由は憲法で保障されています…つまり誰がどこで暮らそうと、基本的に自由です。

ただそれが、あまりにも理不尽な理由によるものだった場合…私には看過できません。

私は理不尽撲滅を訴えている身。

津山市に住んでいたかったのに、出ていかざるを得ないような状況に至ったこと…そこまで至らせた原因を、気持ちとして許せません。

今日お話した方は…職場でのいわゆる”モラハラ”が原因で、お仕事をやめて…津山を出る決意を固めておられ、覆すのが難しい状態でした。

(無論、お話した件について当ブログに掲載する旨の了解は得ております。)

今、同じように悩んでいる人が救われるなら…そう言ってくださいました。”モラハラ”と言えば何となく軽く聞こえますが…実態は完全に”いじめ”です。

生きづらさを抱えている人たちへの支援については、議会でも何度も質問させていただいてきました。30日の決算質疑でも取り上げた通りです。

そうした積み重ねがあってか…このところ、未成年の方などからもそうした相談をいただく機会があります。

専門家じゃない人間が何を…というような声をいただくこともありますが、私は自分自身について、こうした分野の相談を受けるべき者ではないとはあまり思っていないのです。

もちろんカウンセラーの先生などに喧嘩を売るつもりありませんが…たとえばその辺の占い師と比べても恐らく、切羽詰まった相談を受けた回数ではそれほど引けを取らないくらいに人生相談を受けてきましたし、実は成果(?)に繋げてきたつもりです。

こう見えてもなッ!

それに私はいつも思うのです。

専門家云々って言ってくる人は、自分の大事な人から相談を受けたらどうするのだろう?

イヤそれ俺の専門外の話だから、専門家に相談してみたら?

って…他の誰かに投げちゃうのでしょうか。

もちろん、それが最善となる場合もあるでしょう。素人が手を出して良い分野と悪い分野があるし…そもそも、そうした判断すら素人には出来ないこともあるでしょう。

でもね、本当に切羽詰まった人の相談を受けたことがある人なら…そんな無責任なことは言えないと思うのです。

今日も、こうした趣旨の説明を受けました。

「本当に苦しい時には、誰にも話せないってことに気づきました。誰かに話す時は自分の中で答えが出ている時です。 私は、壊れる前に自分の身を守る選択をしたんです。」

実は私は以前にも、同じようなセリフを聞いたことがありました。

今日と同じように…もっと早く相談してくれたら良かったのにと言った私に対しての言葉でした。

自分自身に照らしてみて考えてください。

誰かに話せるでしょうか…話せる誰かがいますか?

案外、知っている人には話せないって人も多いのでは?

身近で、信用している人はいるけど…だからこそ話せないって場合もあるでしょう。誰にも話せないって人は決して少なくないと思うのです。でも、政治や行政も何もしないわけにはいかない。

ちなみにかつて、昨年の9月議会で…大人のいじめ問題について質問した際の津山市としての公式見解(総務部長答弁)は以下のような内容でした。

市民の方からいわゆるハラスメントの相談を受けた場合は、人権啓発課や法務局で開設している悩み事相談などで話を伺い、相談の内容に応じて、受け皿となる関係機関を紹介しております。具体的には、会社内でのパワハラやセクハラに関する相談を受けた場合は、社内の人事部等への相談を進めますが、社内に相談するところがない場合は、津山労働基準監督署内の津山総合労働相談コーナーを案内いたします。障害者へのいじめの場合は、津山市二宮にある津山地域障害者虐待防止センターを、また高齢者へのいじめの場合は、津山市地域包括支援センターにつなぎます。その他の場合は、いじめを人権侵害の問題と捉え、岡山地方法務局津山支局を案内しております。

言いたいことは沢山ありますが、とりあえず置いておいて。

30日の議会でこども保健部長が答えてくださった、自殺防止の取り組みの一つとして制作したパンフレットの内容も紹介しておきます。

あまり内容は変わりませんが、判も大きめの高齢者向けバージョンもあります。

こうしたものが役立つかどうかはわからない。

だけど…少なくとも用意はしてあります。

知ってください!

津山市以外の方であっても、それぞれの自治体で取り組んでいることがあるはずですし…何なら私のところにご連絡いただいても構いません。

ご連絡はこちらからどうぞ。

これは津山市議会議員としてというよりは、政治に取り組むの者としてのライフワーク的な活動。最近でも津山市以外の方からの相談を継続的に受けているものもあります。

ただ私はそれも結局、津山にとってもプラスだと考えています。

いたずらや嫌がらせもあります。追い詰められて切羽詰まっている方々と同時に、世の中には暇なアホもいるわけですから。

そんな中で一つの指標というか…色んな意味でベターな選択肢だなと感じているのが、実はメールなのです。

私自身、このみうらひらくブログにそうした役割を期待している部分もありますが…自分自身の中の考えをテキスト化すること、文字に落とし込んでアウトプットすることで、少し整理ができるのです。この過程はとても重要で…他人に何かを伝える前段階として、あっても良いと思っています。

多い日にはメールは100通以上来るので、全てにお返事はできませんが…心が込められた内容を無視するようなことはいたしません。

時間が掛かることもありますが、必ずお返事いたします。

時間の使い方の優先順位は、私自身の判断で決めさせていただいております。

ご理解お願いします。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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