男性保育士が多いまち津山へ。あたらしいあたりまえをつくろう!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は13時半から津山市議会の4つの常任委員会のうち、私が所属する厚生委員会のメンバーと津山市こども保健部の皆さん、そして津山市内の保育園の園長先生方による意見交換会がありました。

ちなみに各委員会の仕事について、津山市では以下のような感じになっております。

総務文教委員会 

総合企画部,総務部,財政部,地域振興部,出納室,教育委員会,選挙管理委員会,公平委員会及び監査委員の所管に属する事項、他の常任委員会の所管に属さない事項

厚生委員会

環境福祉部及びこども保健部の所管に属する事項

産業委員会 

産業経済部,農林部及び農業委員会の所管に属する事項

建設水道委員会

都市建設部及び水道局の所管に属する事項

コロナ禍の中での保育園運営についてや、全国的な問題になって久しい印象もある保育士の皆さんの待遇改善や社会的地位の向上について…あとは老朽化が進む施設の建て替えの必要性や現場のニーズと時代に全く合致していない感がある補助制度の矛盾についてなど、津山市内の8つの保育園の園長先生のお話を伺って議員からも意見や提案などをさせていただき、同席していただいている本市執行部の担当部局の皆さまにもその場で意見を伺えるという…貴重な場でした。

しかし正直、ともすれば形だけで終わってしまいそうな危惧も持っていた意見交換会でした。

けれども予想を良い意味で裏切るような(?)感じ…の時間帯もあり、今日の会は無駄な時間にはならなかった気がしています。もちろん今後どうしていくかが大切ですが…予定時間をオーバーしても発言したいことが沢山あったのは私だけではなく、かなり皆さんが前のめりで参加していた印象です。様々な意見が出ましたが…他の議員の発言を引くのは若輩として少し気が引ける(嘘吐けって言われそうですが…はい、嘘です!)ので…私が提案させていただいた内容だけ少し紹介いたしましょう。

保育士の人材不足なども大きな問題だとのお話でしたが…やはり、業界そのものが内包している根本的な問題がかなり大きいと感じたのも正直なところ。

つまり端的に言えば、保育士=女性の仕事…という先入観が現場にも確実にまだあります。

全国的にも男性保育士は少ない。他業種でも、たとえば看護師…つまり医療現場等にもそれが根強く残っていると聞いていますが、津山市の保育の現場ではさらに色濃くその傾向が残っていると感じました。津山市内に男性保育士は恐らく10人もいないだろうとのことでした。

性差にかかわらず、報酬が低いことは明らかに問題です。未来ある子どもたちの命をも預かるという責任も重い非常に大切な仕事を担ってくださっているにもかかわらず…待遇が悪いのであれば、当然ながらなり手が増えるはずはありません。

例えば”やりがい”などという性善説ベースの思考を押し付けて労働力を搾取するやり方では、それこそ保育の質を担保していくことなど不可能で…結果として好ましい結果にはならないと私は考えています。

当然そこには津山市よりもさらに大きな枠組みでの力が必要になることもあるかと思いますが…津山市としてできることも確実にあると思っています。津山市議会議員、津山市の厚生委員会でやれることもあるはずです。男性保育士も積極的に採用できるような土壌が育てば良いなと思っています。

今日の意見交換回では園長先生の声は伺えたものの、現場の保育士さんたちのリアルな声をよりクリアに伺いたいと感じました。そうした生の声を届けていただくことで、津山市政への落とし込みが可能になる…かもしれません。

他の議員も表現はそれぞれでしたが…きっと同じようなことが言いたかったのではないかな…と思っているところ。今日の会を無駄にしないためにも、改めて現場の声を聞くためのお願いをさせていただこうと企んでいます。

思いつきで述べた案を肯定してくださり、フットワーク軽く対応してくださった委員長に感謝!

津山市初の小学校での感染者が確認された日。すべきことは同じ!

2021-01-28

話は変わりますが、昨日のエントリーで触れました件…児童2名の感染が確認されたことにより本日も全学年の休校措置をとった市内の小学校では、当該女児と同学年の児童、関わりのあった教職員の皆さまの中でPCR検査を希望した全74人の検査が行われました。

この対応は、個人的には不要じゃなかったかなと思うのも正直なところですが…ま、国の中枢を担う人たちがこんなザマじゃ…そりゃやらざるを得ないよなと理解できる面もあります。

自民、全職員にPCR検査を実施 党本部対象、コロナ抑止で

新型コロナウイルス感染症は病としても恐ろしく…正しい知識をもとに正しく恐れ、正しく予防していくことが必要ですが…場合によっては、感染症そのものも恐ろしいものがこの病をキッカケに生まれるのです。

最後に言いたいことは、教育長が最後に言ってくれていること。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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