津山市議会議員は何人必要?委員会の内容こそ議事録公開すべし。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日の津山市議会では議会活性化調査特別委員会と、広報調査特別委員会が開催されました。私が所属する議会活性化調査特別委員会では”議員定数”という市民の皆さまの関心も高いと思われるテーマについてなどが議論されましたが…結果としては”結論を出すことはできなかった”というのが現実です。

つまり、現時点では2023年の津山市議会議員選挙での議員定数については決まっていません。

よって今後も継続して審議していくことになります。

そもそも私が言い出して28人の議員に議員定数についてのアンケート調査を行ったりもしましたがその結果の公開範囲も中途半端ですし、参考と言いつつも委員会内でも参考にしたのかしていないのか…何の意味があったのか全くもって不鮮明でしたし、本日ここに至るまでの議論そのものも、中途半端な印象をずっと持っていたのが正直なところでした。

委員会は何度も中断・休憩を挟みながらの進行となり、議論はかなり紛糾しました。

しかしともかく…すでに津山市内では一部の新聞などで報道されていた現在28名の議員定数を4名削減するという具体的な数字について、今回の3月定例会の議会活性化調査特別委員会の委員長報告に盛り込むことは見合わせる結果になったのです。

本件に関しては言いたいことが非常に沢山あるので…また明日にでも動画で詳しく語ろうかなと思いますが、ある意味では議論自体はとても盛り上がったと言える時間が続きました。特に当然ながら議員定数は全議員に関係があるテーマですので…活性化委員会所属議員以外にも傍聴に入っておられた議員も複数いましたし…私自身もなすことをなすために言うことを言って…積極的に攻めたつもりです。

自分としては、今日のところはとても良いところに着地できた気がしています。

ただその着地点は全議員が同じように満足に感じてもらえる場所でないことは明らかで…それゆえに今日も揉めに揉めたわけです。しかしむしろだからこそ、私はこれで良かったと思っているのです。

つまり今後…可能な限り丁寧に、議論を尽くして結論を導き出すことが求められているということです。議員はもちろん市民の皆さまにとっても、誰にとっても関係がある、非常に大切な問題だからこそ期限ギリギリまで時間を使って、慎重に話し合うべきだと考えるからです。

それが今までの期間で完了しなかったというのは…ある意味では確かに情けない話です。2年間近く議論を重ねてきても、未だ結論を出せるような状態ではなく、意見集約ができていないのが現実だという結果を、私を含めた議会活性化調査特別委員会の面々は認めなくてはならないと、個人的には感じています。

ただ裏を返せば、今の時点ではまだ決めなくても良い問題であることも確かです。コロナ禍で世情が安定せず、山積する課題の解決策も見つからない中で…問題を先送りするというマイナスな捉え方ではなく、大事な問題だからこそ、その時期の時世も正確に考量しつつ、あくまでも期限までに、何が最適解なのかを判断していくことこそが政治だと私は考えています。

一旦こうと決めたらこうなのだ…とか、あの人の言うことは気に入らないから反対する…とか、そんなのこそ恥ずかしくない?

いつも言っていることですが…市民の皆さま、住民の方々に対して胸を張れるか否か…つまるところ、それだけだと私は思っているのです。他の自治体のことだって参考にしかなりません、地域事情が異なるのですから当然です。人口同規模のあそこの自治体はこうだから…というのも判断材料の一つにしか過ぎないということです。

津山市のため、津山に暮らす人たち(もちろん私たち自身を含めた全ての皆)にとって、どうすることが最もベターなのか?

議員定数の問題に限らず、政治判断とはそういうものだというのが私の考え方です。

来年度初め…GW明けくらいになるであろう改選(議長選挙のタイミング)を経て、私自身の所属委員会がどうなるのかは不透明部分が非常に大きいのが実際のところですが…現在所属している常任委員会の一つである厚生委員会、議会活性化調査特別委員会、そして今日もう一つ行われた広報調査特別委員会でも、面白い取り組みの種まきをしてきています。

どういう関わり方になるにしても全て、ツヤマノミライのために有益だと思うからこその様々な取り組みです。組織としての和を乱すつもりはなく…あくまでも市民サービス向上という目的達成のための助けとなるような試みをそれぞれの所管業務の中で提案させていただくだけのことで、これから先も積極的にこうしたアプローチを続けていくつもりです。

同僚議員はもちろん、市民の皆さまにもご理解・ご協力・ご助言等いただけますと幸いです。

言い出しっぺとして誰よりもしっかりと、汗をかいていきます!

昨日のエントリーにも書きましたし、ずっと言い続けてきている標題の件も…同僚議員の中にも賛同してくださる面々が少しずつ出てきました。まずは”あたりまえのことをあたりまえにやれる議会”にしていきたいです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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