お願いしたこと全部OK?超良い答弁もいただけた9月議会質問!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市議会9月定例会、私の個人質問が終わりました!

7日の話だけどねッ!

傍聴&中継をリアルタイムで見てくださった方、すでに動画をご確認くださった皆さま…有難うございました!本日は先日書いたエントリーの答え合わせ的な内容として、実際の質問と頂戴した答弁をもとに、今回の質問戦を世界中の誰よりもわかりやすく解説いたします。ま…自分自身のことだから当然っちゃ当然なんですけどね。

未見の方は是非、まずは動画をご覧ください。

今回は文字数ダイエットが良い感じにできたな…と思って過信して(?)、登壇しての当初質問で余裕をカマし過ぎたのが悪かった!最終的にはなかなかに今回も超絶早口言葉の連続になってしまいまして…やっちまった感を発言中からヒシヒシと覚えていたところです。

言葉の洪水を浴びているようでしんどくなった。」「お前はテレビショッピングのセールスマンか!」というような…発言内容とは関係のない感想を、終了直後に数件いただくような結果になってしまいました。ただ内容については…「とてもわかりやすかった!」「知りたかったことを聞いてくれた。」「その通りだと思って拍手した。」等のポジティブな感想をいただけているので、有難いところ。

早口でも聞き取っていただける滑舌の良さ&専門用語をなるべく使わないわかりやすい質問を心がけており、”世界一わかりやすい一般質問”を標榜している私としては…まだまだの出来(満足も諦めと紙一重だと考えている私としては、満足する出来などあり得ないのですが)であり、執行部からいただいた答弁内容を抜きで考えても、全く納得がいくパフォーマンスではありませんでしたが…終わってからそんなこと言うのはダサい(それでも毎回色々と言っちゃう!)し、プロとして情けないので、このあたりにしておきます。

ここは結果が全てですからなッ!

それでは7日の議会質問、質問した本人による振り返り…解説をお楽しみください。質問等も受け付けます(応えられるか否かは内容次第ですがなッ!)ので何かありましたらコチラまで是非どうぞ。ご意見・ご要望も常時承っております。あと、文字を追いながら動画を見たいというリクエストを頂戴しましたので、質問原稿データが欲しい方はご連絡いただければお渡しいたします。

・市民生活を守るための取り組みについて

①市長の思いが伝わってこない件。

2年前の6月議会、市政がどこを向いているのかが伝わってこないという声にいかに答えるかという私の質問に対し、現在活用している情報ツールの充実と周知を図っていきながら、他のSNSツール導入も検討し、多くの市民の皆さまからご意見をいただけるようにしていきたいと述べた市長。だが今年度、津山市公式インスタの投稿はたったの5件。 明らかに十分に活用されているとは言えず、Twitterも導入する気がない。市政情報を市民に届けていくため、検討ではなく具体策の実施を求めたが…結果はむしろ2年前より後退した感すらある残念な答弁。

②教育長の考えが伝わってこない件。

学校の対策が見えてこず、子どもを安心して通わせられないといった声も多くの保護者から届く中、教育委員会のトップは何を思い、どういう対策を講じていくのか。こちらも具体策を尋ねたが、前日にホームページに掲載したばかりで、まだほとんどの保護者のもとには届いていない情報を「学校、保護者に向けて周知したところ」と表現するなど誠実とは言い難い印象の答弁内容に終始。皆が求めているのは綺麗事のメッセージではなく、現実的でわかりやすい対策だということを、教育長も理解しているとは思えない答弁に失望したという声も届いた。

③新型コロナウイルス感染症講演会についての諸々。

津山中央病院の藤田先生による素晴らしい講演会。全市民に関係がある内容で、市外・県外からも参加があった中…定員1,000名に対して約400名参加ではいかにも淋しい。告知方法や配信方法に問題はなかったのか(無論あったと思っている)。改善点を指摘、あくまでも今後の糧としていただくための苦言を述べた。動画をご覧になった方もなっていない方も、先生のご厚意で資料も公開してくださっている(PDFファイル)ので是非。参加案内メールが前日や当日届いた学校が複数あることを確認済み。教育委員会の情報伝達、情報共有に課題山積。

④緊急事態宣言中、図書館を休館にする根拠は?

真庭市や美作市、鏡野町などでは開館しており、津山市民も出かけていっている現状。 感染拡大防止のため部分的に人の動きを止めつつ活動していくことで社会を維持していくしかないということは、藤田先生の講演の中でも言及があったこと。 できる限りのレベルをできる限り引き上げるための検討のお願いとともに、電子図書館サービスなどにも言及。津山市立図書館がLibrary of the Year 2021に中国地方で唯一、第二次選考の11候補にノミネートされ、審査員からも三館連携やカリコレは素晴らしい取り組みだと紹介されたことなども紹介。

⑤市役所のテレワーク、時差出勤等の取り組みは?

この項目は地味に思えたかもしれないが、全体を通しての流れの中で必要だと思い削らなかった。業務継続計画いわゆるBCPについて答弁してもらった。津山市議会においても昨年12月に策定済み。誰が読んでも同じように判断できる明文化された対策は今後益々大切になる。 こうした計画の存在を住民に周知徹底していくことで、自治体全体の不安の減少へと繋げていくべき(情報発信の重要性の念押し)だという点、そしてこれがさらに重要なのだが、お願いする以上はまず自分たちから取り組んでいく姿勢を見せることが肝要だと自身を含めて言及。

⑥HPVワクチンと新型コロナワクチンについての考え方は?

国民に勧めているワクチンだからこそ公費で接種できるにもかかわらず、実施主体である 津山市が「積極的には勧めていない」というメッセージを出している状況は矛盾を孕み、 混乱を招くものではないかという趣旨で…副反応の問題などが過剰にクローズアップされた結果、悪い意味で高度に政治的な問題にまで発展してしまったHPVワクチン、そして極端な意見が散見される新型コロナワクチンについて津山市の見解を問うた内容。しっかり情報提供し判断材料を届けてくれている対応は、国の対応状況を見ても現時点での最善策と思い、再質問せず。

⑦不登校児へのサポートと、大人も含めた心の健康を守るための取り組み。

過去最悪を記録した昨年をさらに上回るペースで増加中の小中高生の自殺。子どもたちの自殺増加のサインの一つにあると言われる不登校の現状。そして総務省が47都道府県と1741市区町村の職員を対象に、初めて行う大規模な公務員のメンタル調査に絡めて津山市職員、津山市教職員のメンタルヘルス問題の実情をあぶり出し…両者そして市民も含めた老若男女あらゆる層、特に若年層には自信を持って紹介できるサービス、あなたのいばしょ具体的課題解決案の一つとして提示。比較的前向きな答弁がいただけたので、改めて相談して詰める予定。

⑧ひとり親家庭、特にシングルマザー世帯への支援について。

当事者へのヒアリング等を経て…津山市の養育費確保支援事業をより実情に即した効率的で当事者に求められているサービスに切り替えていくべきだと提言。日本シングルマザー支援協会さんクラウドカンパニー株式会社さんがタッグを組んでスタートさせた画期的な事業を紹介。 シングルマザーの方を、学校現場でのIT教育のサポートを行うスペシャリストであるICT支援員として育成する取り組みで、津山市の現場でも足りていないICT支援員増員とシングルマザー支援を両立させる素晴らしい仕組みだが…教育委員会の反応がイマイチだったのは残念。

・津山市のDXにかかる施策について

⑨飲食店支援アプリ開発事業に関してあれこれ。

3月、6月と本件にツッコミを入れてきた。プレスリリースも出せない状態でサービスをスタートさせる現状に対して当初は憤りの気持ちもあったが…実際にアプリを使ってみて、ダウンロード数やユーザー数などは逆に聞けなかったのが正直なところ。限られたリソースを割くに値する試みか否かについては、十分に精査していただきつつ…常により適切な支援の形を考えていってもらわねばならない。公金ベースなのだから。ともかく外部のプロフェッショナルを頼り、基本的にはサービスは作るのではなく既存のものを利用する方向で考えるべき。

津山市個人情報保護条例第11条、オンライン結合禁止の条文について。

マニアックだった、意味がわからなかったと多くの方に言われた質問。国などの行政機関や独立行政法人等では禁止されていない「オンライン結合」を禁止する条文が、実は津山市を含めたほとんどの自治体の個人情報保護条例では残っているという現状があり、現在のテクノロジーに適合できないという状況(つまりDXの障壁となっている状態)を生み出しており、クラウドサービス等の利用が困難になっている。行政機関個人情報保護法ではオンライン結合は禁止されていないこともあり、法の上でも整合性がとれていないことも問題視して質問した。

「学校等欠席者・感染症情報システム」を導入すべきでは?

地域の児童生徒の健康状況を関係機関で同時に把握することが可能で、全国の保育園の約4分の1、小・中学校の約半分において利用されていて、感染症の早期探知・スムーズな情報共有、ペーパーレスや現場の負担軽減といった省力化に加えてデータ活用が容易になるなどのメリットがあり、なおかつ無料で利用できて、国も利用を推進 しているシステムの導入を検討していないという首を捻らざるを得ない答弁だった本件。津山市教育委員会は岡山県教育委員会の意向を伺わないと動けないのかと残念な気持ちになった。後からやっぱり…ってなると思うが。

⑫津山市のDX推進体制の今後と、外部人材登用について。

上の動画を見ていただければ明白だが、今年の3月議会…DX推進体制の強化が必要で、総務省の自治体DX推進計画にもあるように副市長をトップとして新たな体制を整備すること、そして市の職員のみで構成せず外部人材を登用することをお願いした。その全てに対して肯定的な答弁がいただけたことで、終わり良ければすべて良しとはならないけど…嬉しかったのは事実。従来の形に囚われることなく外部人材も登用する方向性を明確に示し、10月にも副市長をトップとした組織を設置すると言及された。もちろん大切なのは今後だが…期待している。

ざっとこんな感じ!

全部読んでいただけたのであれば…私の熱い思いの一端は理解してもらえたと思います。動画を見ていただければ、さらに深く理解していただけるハズです。

早口だけどなッ

Twitter等ではリクエストもいただきましたので、ご希望の方にはすでにお渡ししておりますが…原稿データもご希望の方にはお渡しいたしますので、お気軽にご連絡ください。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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