未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日の午前中は外せないオンラインでの会合と市民相談案件、そして半分プライベートとも言える個人的な要件の対応に時間を費やしたため…2月22日の忍者の日ということで、毎年この日に開催される作州忍者鶴山隊の総会には参加できずじまいでした。参加された方から楽しそうな写真が送られてきたけど…ブログへの掲載許可をその場でいただいていないので、今回は公開は控えておきます。
そのことは少々残念ではあったのですが、アイキャッチ画像にある…午後から参加させていただいた勉強会が超素晴らしい内容だったので、帳消しかな!

大盛況でした。
参加者は比較的年齢層が高く…まぁこの悪い目でパッと見回した感じですが、自分よりも若い方は多くないなと感じたのが率直なところです。昨日のエントリーでも少しそんなことを書きましたが…やっぱり当事者にならないと強い危機感を持って向き合うことができない部分は大きいだろうし、自分ごととして考えるのは簡単ではないよなと改めて強く感じました。
内容が良かったからなおさらね!
興味深いショートストーリー(ほぼアドリブ演技でのミニ演劇)を通して、実際に患者が受診する現場で起こっているだろうなと皆が想像することができる、リアリティーあふれるやり取りを見せていただきました。笑いあり涙ありのような…在宅医療や介護の現場の人間模様を、ご自身もさまざまな立場で当事者として向き合っておられるである方々が演じる姿はもはや演技ではなく…家族の中でも意見が食い違うことが多々ある現実や、完璧な選択などないこと、決めつけないで考え続けることの重要性、その場その場での判断の大切さなどを、わかりやすく、そして優しく押し付けではなく、誰もが自分の話として考えざるを得ないような余白を、そっと与えてくれるような内容だったと思います。

多くの皆さまに見聞きしていただきたいと思う内容でしたが、オンライン中継などはありませんでした。開会直前にお邪魔したもので、上演中の写真撮影などして良いのかどうかを聞き損ねたため、控えましたので写真はありません。誰も撮っている様子もなかったしね…ただ、その分しっかりと観劇させていただくことができたのは良かったです。
…とは言え、PCを広げてメモなど取らせていただいている最中も、議会開会直前ということもあり色々と連絡いただいていたので、忙しい時間にはなりました。録画はされているようだったので、会の終了後にわざわざお声がけくださった市の職員の方には、多くの人に見ていただくべき素晴らしい内容だったからこそ、録画配信などを含めて考えていただきたいとお伝えしてあります。
プログラムを締め括るトークセッションでは、人生の最期まで自分らしく過ごすためにというテーマで、パネリストの皆さまらがお話くださいました。
自分らしく、という表現がキーワードだと思っています。

帰り際、参加された市民の方とほんの少し意見交換させていただきましたが、参考になる内容がとても多かったとの声も聞かれたところです。会場で配布されていたアンケート調査の結果も気になりますが、個人的にも、この取り組みは非常に素晴らしかったと思います。
ただ、人生の最期まで自分らしく過ごすという点には、首を傾げる点があるのも正直なところ。
今の津山市に、人生の最期を考えるような方々はもちろん、人生の真っ盛りである人たち、そしてまさに人生がこれからである子どもたちにとって、自分らしく過ごせるような、そんな環境が整っているでしょうか?
それぞれの個性や人としての尊厳がしっかりと尊重されるような、寛容な空気が確保されているとは思えないからこそ…議場の内外で何度も言及し続けてきているのです。今の津山がどうなのか…その判断は市民の皆さま一人ひとりに委ねるとして、今回の3月議会にあたり示された施政方針で市長は、住民の皆が、将来は今より良くなるという期待を胸に、家族や大切な人と安心して暮らしながら、自己実現に向けたチャレンジや自分らしい生き方を追求できる、そんな津山の実現に粉骨砕身取り組んでいくと謳われています。

素晴らしい理想で是非とも実現すべきだと私自身も強く思います。ただそんな津山市を本当に本気で実現するため…ある意味では現状はそうできていないからこそ、謳われ続けているのではないかとも思います。
そして理想は実現できなければ、ただの絵に描いた餅。
週明けに3月議会が開会します。引き続き、本当にそうしたまちを実現していくために、必要な職責を果たしていきます。
本日はこんなところで。また明日!