意味なし会議は不要!28名中7名が欠席で議論を尽くすことはできるのか?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

2022年1月19日、新型コロナウイルス感染症の国内感染者が初めて4万人を超えました。ただその19日の朝刊の見出しには、初めて国内の感染者が初めて3万人を超えたとの文字が踊っていたのです。前日比で感染者数が8,000人以上増加しました、たった1日でヤバいぞコレという報道が本日は各所でなされていたわけです。

いやいやいやいや。

ずっとヤバいんだってば。

感染者数の毎日の増減で一喜一憂することに大して意味がないこと、逆効果に繋がりかねないことは当ブログでも警鐘を鳴らし続けていることです。大きな見出しやニュースの概要だけを見たり聞いたりして…情報の詳細、あるいは真偽すらもしっかりと確かめることなく理解した気になり…誤った知識や思い込み、偏見をもとにした中途半端な対策をとり続けていても、誰も幸せになりません。

誰も得しない。

それどころかむしろ、感染症蔓延時には誰もが不幸になり得るわけです。すでに様々な媒体で報道されている通り、現在流行しているオミクロン株の感染力はこれまでの変異株と比べて極めて高い一方、重症化率は低めである事実などについては先だっての津山市新型コロナウイルス感染症対策本部会議でも津山市医師会の先生方より説明があったところです。

何度も言い続けてきていますが、正しい情報をもとに検討しなくては…誤った判断をくだしてしまい、良い結果に結びつかないことがあるわけです。それはとても不幸なことで、正確な情報を知っていれば避けられる未来だからこそ…我々は情報の受発信にもっと気を配っていかねばなりません。

政治、議会において情報受発信に私が尽力し続けるのはこうした理由からです。

ちなみに19日の津山市議会では議員会議議会運営委員会が開かれました。議員会議では常に問題になり続けている議員定数についての議論を深めて、3月定例会に向けて方向性を決定していく予定でしたが…正直なところ議論と呼べるような内容にすることができなかったのが現実です。

何しろ7名の議員が欠席していました。

つまり28名の議員の4分の1がいない状態だったわけです。そもそも津山市議会において議員会議とは、任意参加の場ではあるものの…報道関係者にも公開されておらず、オブザーバーとして議会事務局職員が毎回数名同席しているもの、議員のみで自由闊達な議論を行うべきテーマを取り扱うがゆえに非公開とされている、極めて重要な場であるはずです。

7名も欠席している時点で、議員全員での議論を尽くしたなどと言えるはずがありません。

様々な問題が内包されている状況でしたが、私個人としてはともかく話にならないという印象だったため…議員会議の中では一切発言しませんでした。いつも発言するなと言われても物を言うような男が黙っていたことで…「風邪でも引いてるのか?まさかコロナじゃないだろうな?」というような少々どうかと感じるようなご心配も頂戴したような気がしますが、アタシャ元気です。

議論って何でしょうね?

議論が尽くされていない状況下…しかも今すぐに行う必要がないにもかかわらず、パフォーマンス的な色合いの濃い状況下で無理やりに行われようとしている採決への違和感。そして28名の議員のそれぞれに考えがあると考えるからこそ、昨年の3月議会ではより丁寧な議論を進めていくべきだということで…議員定数4名減とすべきという考え方を持っているものの、4名減の提案に反対し討論までさせていただいた私です。

中途半端な気持ちで本件に向き合うつもりはありません。

向き合う気すらないのかと感じられるような議員自分自身の意見を主張することにも躊躇があるように見受けられる議員などがおられることは、個人的には残念に感じるところですが…議員も人それぞれです。

それぞれの判断がどういうものであるのか?

非公開の会議の場の状況を問うブログで公開するような真似は身勝手が過ぎるのでいたしませんが…然るべき時機にはおのずから明らかになることでしょうし…必要であると判断すれば可能な限り、皆さまにも情報共有していくつもりでおります。

上に書いたように、皆さまに正しい判断をしていただくためにも…正しい情報を届けることは極めて重要ですからね!

公の業務に関わっている議員が、報道に入られたら困るような会議をしていること自体…どうかと思わない?

場合によっては秘密会というものも認められます(津山市議会会議規則第1章第6節)し、そうした対応が必要になる案件もあるでしょうが…議員が行う全ての会議は、基本的には公開とすべきだと私は考えております。私たち議員は公の利益のための議論をしているはずなのです。

公の利益になる議論であれば文字通り、公の場ですべきでしょ?

自由闊達な議論ができないから非公開って時点でおかしいって、なぜ誰も思わないのか。このところ議員会議を何度も開催できている状況は、私が議会に入ったばかりの頃とは明確に変化していると感じており…好ましい変化ではありますが、開催すること自体は目的ではなく手段です。効果的に目的達成に繋げていかなくてはいけません。

意味がない会議なら、しないほうが良い!

政治や議会に携わる面々に限らず…民間においても無駄な会議に苦しめられている向きはまだまだ少なくないと思いますので、ご納得いただける方も多いと思います。こういう無駄をなくすことこそ、コロナ禍をチャンスと捉えて進めるべき業務効率化への第一歩なんですけどね…お互いに(?)頑張って進めていきましょう!

アイキャッチ画像は午後からの、時間の使い方が極めて上手な皆さまと共にオンラインでの打ち合わせの一コマです。津山市議会においては圧倒的に(?)デジタル議員としての地位を確立している私ですが…恥ずかしながら先進自治体の若い皆さまがたに比べたらダメダメだなぁと改めて実感できた時間になりました。益々精進してまいります!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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