未来拓く、みうらひらくです。
やらずに悔やむよりはやって悔やむ、みうらひらくです。
LGBT当事者による講演会の実現、成功までの道のりは正直なところ簡単なものではなかった。しかし多くの参加者や報道関係者、そして講師の竹内清文さんからも、大成功と思ってもらえるような結果が出たことで、やって良かったと強く思えている。
俺が今回、限りなく個人に近い形での開催に踏み切った最大の動機は、皮肉にもこの講演会を開催しようと思い立ち、様々な団体を回ってみたことで生まれた。
様々な言い訳を盾に、ともかく主体的に関わろうとはしない集団ばかりであった。あくまでも問題は集団だ。
中には素晴らしい人材がいることも否定しない。
だが結果は同じである。
俺はまず、自分自身所属する鏡野町観光協会主催で講演会が開催できないか動いてみた。その話はポシャり…町内イベントに最も大きな影響力を持つ行政、そしてLGBTなど人権問題に関しての担当部署に当たる教育委員会に相談に行った。
だがしかし、返ってきた答えは残念なものだった。
鏡野町のような保守的な町では現状、LGBTというデリケートな問題をテーマにした企画は、行政や教育委員会主催で開催できる空気が醸成されていないという趣旨のご回答だった。
言い訳は沢山だ。
会場ではアンケートを取らせていただいた。回収率はキッチリ50%…30枚を回収し、直接の会話や電話、メールなどでも感想等は届けていただいている。
その内容から見えてくる現状を目の当たりにして、空気の醸成を待つなどという悠長なことを言っていられるのだとしたら、あまりにも無神経だ。
アンケートの内容は後日、しっかりとまとめて公開する。もちろん参加者にはその前提でご記入いただいている。個人を特定できないように配慮した上で、竹内さんや自分のブログ等で公開させていただくことがある旨は付記しておいた。見えてくるはずの現状から目をそらし、見えないふりをするような者たちが決定権を持っているのだとしたら、あまりにも情けない話である。
どこの自治体でも同じこと。
当事者にとって問題は待ったなしだ。
LGBT当事者でなくても、今回の講演会で多くを感じてくださった方はおられたことだと思う。
誰もが感じたことがある疎外感、周囲との違い。そうしたちょっとした違和感を含めて考えれば、ほんの少しのきっかけで誰もがマイノリティーになり得るのだ。そうした際に、不必要にネガティブな感情を抱く必要はないというメッセージを、俺は伝えたかった。
ところで当然ながら、こうした活動にはコストが掛かる。今回の講演会の収支報告も、どうせ出すべき先(自治体など)には提出が義務付けられているものなので、皆さまに迷惑の掛からない出来る範囲で思いっきり公開してやろうと考えているところだ。
竹内さんが代表を務められているレインボーハートプロジェクトokinawaでも賛助会員制度をスタートさせた。
これは要するに寄付ということ。
実際、会場で講演後にご寄付をお申し出くださった方もおられ、素晴らしいことだと思うと同時に…竹内さんの凄さを感じたところだ。
何しろ人は、なかなか金を出さない。ちなみに俺自身も、ここ最近東日本大震災に絡むこと以外に寄付した記憶はない。
クラウドファンディングなどを例に挙げるまでもなく、わかりやすい対価があった方が良いだろう。会場でも竹内さんの活動を支援するための方策として、Tシャツやタンクトップ、著作などのグッズ販売を行った。
LGBT TALK LIVE実行委員会という名の俺の活動を支援していただくためには是非、LINEスタンプを買ってやってください。
高いようで安いぜ!もちろん、ご寄付も歓迎です。プレゼントにも最適ですよ!さて。
お金ちょーだいなってエントリーではないのだよ、別に。そりゃ貰えたら嬉しいけどね!
誰にでも出来る応援方法があるのよ。しかも超簡単で超効果的なやつ。
それは今回の講演会の話を発信すること。
直接話しても良い、SNSやブログに書いても良い、メールやLINEで伝えてもOKだ。
誰かと共有してもらって、拡散してもらいたいってこと。実際に参加してくださった人は内容を誰かに伝えていただけたら最高だし、参加できなかった人はこんなイベントだったみたいだぜってお話いただくだけでも十分である。
参加者募集中だった講演会開催前にやっていただくことに意味があるのは当然だけど、終わった後にやっていただくことにも重要な意味があるのだ。
こんな動きがあったぜ、こんな活動をしている人たちがいるぜ、自分達にも出来ることがあるぜ。
周りと違っても大丈夫なんだぜ!
そうしたメッセージを拡散していただけることは、それだけで超有難いご協力です。
コレを読んでいただけていること自体に、感謝しておりますぜ!本日はこんなところで。また明日!