情報発信&受信は全ての施策の基本!議員も議会も行政も声を聞かねばならないという当然の話。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

どれだけ素晴らしいと思える施策を打とうとも、その対象となる人たちのもとに届いていかなければ意味がないことは明らかです。想像していたような効果は得られず、絵に描いた餅で終わってしまうでしょう。だからこそ、情報発信こそが全ての施策の基本だと一貫して言い続けてきました。手を替え品を替え、ほとんど全ての定例会での質問の中で津山市の情報発信の状況改善へと繋げていくための具体的提案を行ってきたところです。

私の任期中の質問内容は全て動画で確認していただけます。また会議録も公開されています。

津山市公式LINEの導入をはじめ、その内の幾つかは実際に取り入れていただいたわけですが…まだまだ十分に活用されているとは言えないのが現状です。また、ライフスタイルや価値観の多様化が進み、たとえ同世代であっても求められる情報受信のチャンネルが異なる現代では、これをやっていれば一つで事足りるので大丈夫などという手段は存在しません。

津山市の行政情報の発信手段と言えば、最も一般的でかつ実質的にほとんどセーフティネットの役割も担っているのが、広報紙です。これは多くの自治体において同じように重視されている発信方法ではありますが、津山市の場合には全世帯への配布が基本とされているものの、実際には届いていない世帯もある上に、そもそも月に一回の発行です。インターネットでの公開もしてくださっていますが、例えば今回の大雪のような非常時への対応については、ほとんど無力であると言えます。費やされているコストに対しての効果が適当と認められるか否かについては、疑問を持っています。

そうした状況を少しでも改善して補っていかねばなりません。防災的観点からも発信手段の多様化・多重化が必要不可欠であること、スマートフォンをはじめとしたデジタルツールの普及に伴って市民ニーズが高まり続けてきていることなどは任期を通して訴えてきたことの一つですが、私自身の力不足もあり、改善は極めて遅々としたスピードでしか進んでいません。この大雪を受け、改めて発信手段の強化と増加を津山市に要請していますので、任期の集大成となる3月定例会の質問でも、やはりこの辺りは取り上げていくつもりでいます。

そしてもう一つ、これらに関連する内容で、より充実させていかねばならないと訴えて続けているポイントがあります。

情報受信力の強化です。

議員にも当然に求められる姿勢ですが、住民の声を聞かねばなりません。

一方的な情報発信をするだけではいけません。何ごとも同じですが、現状に満足せずにより一層素晴らしいものにしていくためには、サービスを運用しつつもユーザーの声に耳を傾けて、改善していく姿勢を失ってはならないはずです。先に触れたように価値観が多様化している現代社会、市民の皆さまが津山市に求めるものもそれこそ十人十色。だから声を聞いても仕方ないとするのか、全ての声を聞いて全て聞き入れようとするのか…私はそのいずれも適当な姿勢ではないと考えています。

誰もが声を届けられる仕組みが必要です。

届いた声ををどのように施策に取り入れていくのか、その辺りは市長をはじめとした津山市行政が判断すべきことで議会はその施策を審議する立場。そして重要なことですが、過程は透明性が担保される必要があります。どういう経緯でどの意見がどのように反映されることになったのか、公共に関わる内容であるわけですから、すべての市民にわかりやすく積極的に示していくことが大切だと考えています。直近の昨年12月議会においても、情報受信のハードルが高すぎる点などを指摘し、改善を求めています。

本日のアイキャッチ画像は、この大きな問題点を解消していくための非常に参考になる手法について学ぶことができた数日前の勉強会の際のものです。津山市議会議員に当選させていただいた前回選挙の際の仲間である、高橋元気中央区議の声掛けで、鎌倉市の担当職員さんに民間企業の方も加わった藤本あさこ鎌倉市議が主催してくださったもので、津山市のこれからを考えていく上でも大変参考になるお話が伺えました。さらに学びを深め、津山市に落とし込んでいくための機会もすでに決まっていますので、今後の展開にご期待ください。このあたりも3月議会に盛り込んでいきます。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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