臓器売買は許されないが、臓器提供や臓器移植そのものの価値が貶められるべきではないって話。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

臓器売買ってワードを聞いたことがありますか?

本日はこんな報道が出ていました。

臓器売買疑惑、厚労省がNPO調査へ…実質代表が患者に口止め「貧乏な人から買ったと言われる」

NPOって言葉も…聞いたことはあるけどイマイチ理解していないって人も少なくないんじゃないかなと思います。NPOとは特定非営利活動法人のことであり「特定の公益的・非営利活動を行うこと」を目的として活動する法人のこと。勘違いされがちだけどNPOは別に収益を上げること自体を禁止されているわけではありません。当然に、一般企業と異なり収益を山分けすることは許されませんが…本来の目的達成の助けとするための活動拡大資金として稼ぐこと自体は許されているわけです。

このあたりを悪用して、NPO法人を隠れ蓑にした悪人たちが問題を起こすケースが後を絶たないこともあり…真面目に活動している人たちまで色眼鏡で見られるようになってしまうという悲しいケースは、政治(ただ政治はむしろ真面目に活動している人の方が少ない印象がありますがねッ!)をはじめ多くの分野と同じだとは思いますが…冒頭に紹介したような報道が出ると、適正な臓器移植・臓器提供の啓発活動に携わっている私たちのような者のところにまで、悪い意味での効果が波及してくるのは極めて残念なことです。

当然ながら、娘の臓器提供に伴って金銭の授受などは一切ありません。

私自身の尊厳だの人権だの何だのは私自身にとっては正直、二の次ですが…私自身の大切な誰かを侮辱したり名誉を毀損するような言動は、私は決して許しません。

特に娘が関わることは。

下の動画内でも述べていますし、下記のリンク先記事においてもまとめてくださっていますし、講演会などでも口を酸っぱくして言い続けてきていることですが…私が話していることも書いていることも私自身の思いであり、臓器提供や臓器移植に関する考え方を、誰かに押しつけるつもりはないのです。自分の判断は正解だったというような、綺麗事を言うつもりも一切ないし…臓器提供というものが絶対的な善だとか間違っていないとか言い切るつもりもないのです。

私自身も、悩み続けているのですから。

「僕の娘は、もう悩むことすらできない。考え続けるのが使命だと思っている」急逝した5歳の娘の臓器移植を決断、今も苦悩する市議会議員

様々な考え方や感じ方があるわけですから…否定されることも、文句を言われることも全く意に介しません…って言ったら言い方が悪いかもしれませんが(ふむ、まぁそーゆー考え方もあるか!)と参考にさせていただく程度にとどめますが…大事な人の尊厳が傷つけられるのをスルーできるほど、おとなしくはないものでね!

例えば…世の中の保護者の多くは、子どもに対してそのくらいの強い思い入れを持つものじゃないでしょうか。それが子どもであれ、配偶者であれ、親兄弟であれ、彼氏彼女や友人であれ…大切な誰かを傷つけられるのは誰だって気分の良いものではないはず。

自分ごととして想像できるような人間でいたいものです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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