未来拓く、みうらひらくです。
昨日は自書式投票よりコスパが良い投票方法として、記号式投票の紹介をしました。
そのメリットは正確性と効率の格段の向上が期待できることです。
投票者の意思が正確に反映されないケースが起こり得るという瑕疵、欠陥は…選挙制度の目的自体を、根幹から揺るがしかねない極めて深刻なもの。
日本以外の世界中の国において、ほとんどの選挙が記号式投票で行われている現在。
自書式投票にこだわり続けるのは、記号式投票が導入されること自体…都合が悪い人たちが存在するから。
既得権益という弊害です。
みずからの利益を優先せんがため、より利便性の高い投票方法を採用しないことなど許されるはずはありません。

しかし物事には良い面と悪い面があるもの。
効率が飛躍的に向上すると見込まれる記号式投票や、さらにそれを一歩進めた電子投票が浸透しない理由として…様々なデメリットや、制度を不安視する意見もあります。
その中で最も大きなものは、機械の故障や不具合といった”マシントラブル”を危惧する声です。
トラブルの程度によっては、投票自体を行えないというリスクも確かにあります。
そうなってしまうと自書式投票よりも遥かに高リスクだという主張は、確かにその通り。
かつて実際の選挙でトラブルが発生し、電子投票普及の波が急速に衰えていく要因となった一件がありました。
2003年に行われた岐阜県可児市の市議会議員選挙です。

10万人規模の都市で行われた初めての電子投票選挙。
市内29ヶ所の投票所全てでサーバーが断続的にダウン。
投票できない時間帯が続き、諦めて帰宅された方もおられたとか。
最高裁までもつれた結果…選挙無効となり、結局は自書式での再選挙となりました。

以前、電子投票について取り上げたエントリーでも触れたように…マシントラブルの原因が機械それ自体によることもあるでしょう。
しかしマシントラブルはえてして、突き詰めればヒューマンエラーです。
29ヶ所全て…って不自然でしょ!?

10年ひと昔と言ったのは、それこそ大昔の話!!
今やテクノロジーの進歩は日進月歩です。
病院では生命を、銀行では財産を…ありとあらゆるシーンで実際に機械により、非常に大切なものが管理されています!!
過去から学ぶか否か。
前に進むことができる技術は既に十分あると思うのは、浅はかなのでしょうか…?
本日はこんなところで。
また明日!!