未来拓く、みうらひらくです。
人間誰しも楽をしたがる。
東京都知事じゃなくとも、自由に使って良いお金があれば使いたくなるのは当然です。
しかし辞職表明されたら凄い勢いで報道も冷めましたね…未だ疑惑は疑惑のままなのですが。
要するに問題は使い方。
舛添さんのお金の使い方は、率直に言って完全にナシでしたが…問題視されていた全てが法的にアウトだったかといえば、答えはノーです。
しかし”違法ではないが、一部不適切”って表現も何だかなぁ。
色々と応用が利くフレーズを生み出すことにかけては、政治家は最強かもしれませんね…結構マジで。
”新しい判断”の方が個人的にはヒットしたんだけどネ。
とにかく政治資金の不正使用は許されません!!
今回のケースで、かなり多くの方々に驚きを持って受け止められたと思うのが、その自由な用途。
理屈としては、政治活動に絡む一切の費用は政治資金として計上可能!!
それが政治活動に必要なものであると認められれば、美術品を購入しても何の問題もありません!!
当然プライベートな支出であればアウトですけど。
”政治資金”なのですから、当然ながら政治に関係ないことに使うのは…ダメ、絶対!!
問題は…誰がそれを政治資金であると認めるかってこと。
政治家個人だけが認めているような状況だと…”違法ではないが不適切”ってことになるのかもしれません。
たとえ法的にセーフ(しかし限りなく黒に近く見えるグレー)でも、道義的にどうなのよって風潮を甘く見て無視した結果…舛添さんは辞任せざるを得なくなったと言えます。
公職選挙法にしても、政治資金規正法にしても…時代にマッチしていない点は少なくありません。
舛添さんの一件を受け、法改正して規制強化し、政治資金の使い道を制限しよう…という意見も見聞きします。
しかし、それは悪手。
そんな面倒なこと(改正まで超絶に時間が掛かった上に、中途半端なものになることは目に見えている)しなくても良いのです!!
政治資金の使い道を、しっかり公開すればいいだけ!!
徹底的にクリアにする、ただそれだけ…簡単。
おかしなことをやっているから、後ろめたさゆえに隠して問題になる。
こうした問題は、絶対になくなりません!!
なくせずとも、悪いヤツを見破る術はある。
正々堂々と公開出来ない時点でアウト。
アウトな人物は選挙で審判し、退場願うべき。
ま…残念ながらそれが難しかったりするのが現実なのだが。
それではまた明日!!