ツヤマノチカラ会派視察。日本一大きな市、岐阜県高山市訪問!重伝建保存地区の過去と現在、未来を学ぶ。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は早起きして津山線に乗り込み…会派ツヤマノチカラの仲間である田口浩二議員、白石まこと議員と共に会派視察に出かけています。今回は2泊3日の行程で、三つの自治体を訪問する予定です。

最初の目的地は岐阜県高山市!

津山線で岡山→新幹線で名古屋→”特急とき”に乗り込みます。

良い感じの電車でテンションが上がり、ついつい”ナンチャッテ撮り鉄”になってしまう。

車内のトイレ等も立派、パウダールーム的な手洗い。あれかな、少し髪が少なく映るタイプの鏡かな…?

素敵であります。もちろん我々は遊びに行くわけではありませんが…特急電車というのはこうした車内のちょっとした内装一つをとっても、それがどんな旅であれ、雰囲気を盛り上げてくれますな。特別急行の特別の部分であり、とても大事だと個人的には思うところ。ナノミュージアムと言って、沿線の工芸品などを展示する趣旨だそうです。

こちらはさらに大事!津山市議会2023年の3月議会でより適切な設置と管理について訴えたAEDもバッチリ設置されています。言うまでもなくもしもの際の備えですが、せっかく備えるのであれば効果の最大化を目指した設置姿勢は、特に公共施設には当然に必要です。

お!何だか知った顔の二人が乗っていますなぁ。

美味そうなの食ってるやないけ!

一方、私のランチは…。昼食の会派内格差、エグくない?

道中、少しずつ雪が増えていきます。

あっという間に銀世界。

そんなこんなで、無事に高山駅到着。

駅からの眺めも良い感じです。

駅の中の展示物もヤバい!改札を出た瞬間にワクワクとテンションが上がる、観光地らしい演出多数。

そりゃ記念撮影もしちゃいますわ。

こんな感じの展示物が幾つも並んでいます。

ヤバくないですかね…まちの玄関口からして、この展示物の数々。圧倒的です!

高山市は人口は津山市より少ない(令和2年度国勢調査で84,419人)のですが、駅の充実っぷりは津山の比ではありませんでした。

駅の外観…超立派な駅で利用客数も多く…特筆すべきは平日昼間でも圧倒的に外国人観光客と思しき方々が多いということです。津山市も観光立市宣言なんてしちゃってるわけで、色んな意味でやはりもっと頑張らなくてはならないと痛感。

久々にまとまった雪を見ると、良い大人でもテンションが上がってしまうのも仕方がないですね…。

7時2分発の列車に乗り込んで…雪深い高山駅に到着したのは13時12分。

日本一大きな市である高山市の面積(約2,177平方キロメートル)は何と津山市(約506平方キロメートル)の4倍以上です。それこそ東京に行った際などには「津山市は東京23区の北の足立区、南の大田区を除いた21区分とほぼ同じ広さなんですよ!デッカいでしょ〜!」と謎の面積広いマウントを取りに行く(そして人口は少ないのよトホホで落とす!)んですけど…勝負にならない広大さ。何しろ23区どころか、全ての市町村を含めた東京都全体の面積(約2,194平方キロメートル)に匹敵するサイズなのですから!

ただ、津山とは根本的にまちの構造が異なる印象で、駅を中心に徒歩圏内に市の心臓部が集まっているようなイメージで、高山市での視察箇所は全て徒歩で移動しました。今日は17,000歩くらい歩いていましたね。

景観への配慮から店舗ロゴの色づかいなども、通常と異なるパターンが散見されました。あと何と言ってもドライバーさんのマナーの良さがヤバい!駅前すら横断歩道に信号がないし、皆さん歩行者の動きをしっかりと見てくれていて…メチャクチャ止まってくれる!これは実は超当たり前のことなんだけど、残念ながら全然当たり前じゃない…岡山県、特に津山ではなッ!

高山市役所の外観。とても立派な建物です。

時間がギリギリであまり写真も撮れなかったけど、内部もカッコ良くて…これは吹き抜けですね、素敵でした!

議会へと向かう通路脇にもこんな良い感じの作品が!

議場での記念撮影。ひらくマを連れて行ってたのに、時間がなくて出し損ねた!

ちなみに、高山市は雪深く津山市よりもかなり寒いこともあり…議場では一人ひとりの足元にヒーターが設置してあるのです!

高山市には津山市同様に、二つの重要伝統的建物群(いわゆる重伝建)保存地区があります。

超絶ザックリ言っちゃうと…要は歴史的・文化的な財産と言える街並みが残っているということ。それを目当てに高山市の場合は現在メチャクチャ多くの外国人が訪れてきています。コロナ前に近い水準まで徐々に回復してきており、市全体で令和5年の観光入込客数は約407.2万人です。ちなみに津山市で200万人を超えたことは未だないはず。

津山市で重伝建に関する諸課題を所管するのは観光文化部の歴史まちづくり推進室です。ただ高山市では、伝統工芸育生などを所管する商業振興課でも、観光振興全般に取り組む観光課でも、景観保全を担う都市計画課でもなく…教育委員会の中に教育総務課、学校教育課とともに文化財課があり、文化財施設、歴史的町並整備、世界文化遺産・日本遺産、市史編纂に関する業務を担当しておられます。

その文化財課の課長であり、非常に気さくなお人柄で、住民の皆さまからの信頼も厚い(…かどうかは、そりゃ確かに実際にはわからないけど…まちを歩いている間に何人の市民の皆さまに声を掛け、あるいは掛けられていたか…普段から相当な頻度でまちを実際に歩いてコミュニケーションを取っていないと、ああはならないだろうなと、平時の姿勢を窺い知ることができるほどに…リスペクトできる仕事っぷり。議員になっても絶対凄い人だと勝手に思っちゃうような方!)であろう、飛騨高山まちの博物館館長なども兼任されている牛丸さんに、丁寧で面白く楽しいお話を伺った後に、実際にまちを歩いてご案内いただきました。

詳しく、なおかつ明確にまとめてくださったスライド資料を用いながら、地域の歴史的な背景や、まちづくりがいかに進んできたかの経緯などを…ここだけの話なども踏まえながら(?)非常にわかりやすくお話いただき、質問等にもざっくばらんに答えていただいたことに大感謝…有難うございました!

説明に入ってからの写真(しかも白石議員が撮影してくれたもの)しかありませんが、最初に高山市議会の副議長(議長は公務で出張中でした)により歓迎のお言葉をいただき、私が会派代表として挨拶させていただきました。

案内看板一つ取ってデザインとか置き方とかにこだわりが感じられて、とても良い感じの街並みでした。

大きな屋台が何台も登場する高山祭の迫力はかなりのものなのだと想像できました。動画をご覧いただければ少しイメージが湧くかもしれません。

屋台が収蔵されている屋台蔵が至る所にあります。

からくりが施された屋台もあるとのこと。下世話な話ですが…それぞれ一台、ザックリですが2〜3億円程度とのこと。厳重に保管しておかねばなりませんね!

消化器や消火栓が非常に多くあることも印象的でした。何百年にもわたり火災が多かったという過去の苦い経験の積み重ねを糧にして、全市民が高い防災意識持っていると感じました。

非常に参考になる学びが多い有意義な視察でした。最後に写真を何枚か紹介して終わります。

牛丸課長をはじめ高山市の関係各位、有難うございました!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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