未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
告知も何度もさせていただき、運営の一員として参画し、津山市議会からも同僚議員が何名も参加してくださり…二日目では開会挨拶や締めの段階でのマニフェスト大賞告知、そしてリスペクトしまくっている川上議員と北川先生にイジられまくって終了した全国地方議会サミット。あまりにも最後の爆笑をさらった一連の流れ(?)の印象が鮮烈過ぎて、某地方からオンラインで視聴くださっていた議員仲間からは「マニフェスト大賞のグランプリを受賞したくらいの騒がれ方でしたね!」とまで言われた今回のサミット。
テーマは”非常事態への備え これからの議会”でした。
全ての自治体議会、地方議員にとって関係がある防災・災害対策といった課題に、どのように向き合っていくべきか…能登半島地震や東日本大震災で被災された当事者の皆さまの圧倒的な説得力を持ったお話などを中心に、様々な角度から議論や検証などが展開された学び多き時間でした。
被災された経験を具に語ってくださった皆さまの言葉の中でも、最も印象深かったフレーズを幾つか紹介します。
・災害備蓄品はすぐに底をついた。
・地震はいつか来るではなく、必ず来ると考えてほしい。
・地域防災計画などを超えてくると考えて備えるべき。
前後のやり取りを含めて考えると、この重みがより際立つ内容だったのですが…それ抜きでも十分に想像はできるとても重要な話だと思います。メチャクチャ大切な話だなと思いながら最前列で聞いていたわけですよ…私は。
そして、サミット終了後の12日…すでに多くの皆さまがご存知でしょうが、国指定の重要文化財である愛媛県の松山城において大雨の影響で土砂崩れが発生し…麓では土石流となり、死者3名を出す大惨事が発生してしまいました。
「津山は大丈夫?」
「大丈夫です。西日本豪雨にも耐えてきていますしね!」
松山城の報道に触れて…実は私、サミットにあれだけコミットしていたにもかかわらず…防災、災害対策は私の議員としての取り組みの中でも最も重要な項目の一つだと言っておきながらも…そんなお気楽な、正常性バイアス働きまくりのやり取りをさせていただいていたのが、恥ずかしながら正直なところだったのです。
しかし結果はアイキャッチ画像の通り。
上の2枚の写真は津山市提供の画像です。今回の集中豪雨により、津山のシンボルとも言えるランドマーク、津山城跡・鶴山公園の石垣も崩れ落ちてしまったのです。
全国ニュースでも報じられていたとのことで、市外・県外からも沢山の心配の声を頂戴していますが…松山のような最悪の事態にまでは至らなかったことは不幸中の幸いと言わねばならない点かもしれません。お亡くなりになられた方々のご冥福を祈るとともに、こうした危険なことが起こらないように…今まで起こっていないからと言って油断しないように、起こる”かもしれない”と考えて備えておくこと、松山のような被害を繰り返さないことが、私たちに課せられた責務だと考えています。
津山市のケースでは、石垣に膨らみが見られたために令和4年8月から計測を実施していた箇所の石積みの一部(高さ12〜13m、幅30m程度)が崩落したとのことでした。現在、鶴山公園は土嚢設置など安全対策のため…少なくとも26日(金)までは休園とすることが発表されています(7月18日追記情報)。
人間はどうしても喉元過ぎれば熱さを忘れてしまうものですし、恥ずかしながら今回の私のように…正常性バイアスに囚われてしまう人も少なくないわけです。そもそも正常性バイアスって何?…って方もおられると思いますので、最後に神戸市の資料を紹介しておきます。
それでは本日はこんなところで。また明日!