未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
さて、本日は前回のエントリーでも宣言していた通り…2022年度〜2025年度までの今後4年間、津山市の子どもたちの未来に対する重要な指針となる、津山市教育振興基本計画(第3期)について。この基本計画案に対して1月17日から2月14日まで実施されていたパブリックコメントに届けた意見を完全公開させていただきます。
こんなの誰が読むねんって思う人もおられるかもしれませんが…。
まぁ試しに少し読んでみてください。
いきなりオイオイって突っ込みどころから始まっていますが…問題点をわかりやすく指摘して、修正すべき内容を理由とともに提示していっています。よく見たら電話番号の最初の0が抜けてたな…。




全86ページに及ぶこの基本計画案(こちらからPDFファイルで全ての内容を確認可能)。
提出意見の中にも書いたように全て読み込みましたが…突っ込みどころが多過ぎて、個別にイチイチ突っ込んで行ったらそれこそページ数と同じレベルになりかねないため、泣く泣くツッコミをあきらめて総花的な表現に留め置いた箇所すらあります。
最初に触れているように、津山市独自で制定している意味がないじゃないかと強く感じてしまうような、実質的なコピペ臭が漂う表現が見られることも問題だと思っていますが…中には日本語としておかしいじゃないかと感じるような表現も散見され、本計画の内容を本当に教育長や教育次長をはじめとした関係各位がしっかりと読み込んでるのかどうかすら疑問に思うレベルです。
実際にはPDFファイルで提出しているのでリンクに飛びやすくしていましたが、ブログ掲載にあたり書面を画像化している結果として1枚目の”焼き直し”云々のくだりが分かりづらいかと思いますので、補足しておきます。
津山市教育振興基本計画(第3期)の案における家庭教育の説明が、文部科学省による「子供たちの未来をはぐくむ家庭教育」のサイトから引っ張ってきたとしか思えない、実質的なコピペではないのかと指摘するものです。
下の2枚の画像の赤線部分を比較してみてください。


一部の文言を削除するなどしているものの、言葉の出てくる順番などから文部科学省による家庭教育の説明を下敷きどころかトレースしていることは明白であると感じたところです。
提出意見に記載した内容の繰り返しになりますが…津山市独自の重要な計画を策定する際に、津山市の教育に携わっている面々が、それがたとえ一般論であっても、軽率に実質的なコピー&ペーストを行うなどとは考えたくないことです。しかしながら以前に読んだことがある文面と非常に似通っている気がすると感じた箇所は、これ一つではありませんでした。
コピペ=悪だなどと断じてしまうつもりはなく、場合によってはそうした手法はテクニックの一つでしょうが、もし今回の基本計画中にそうした箇所が複数確認されるような事態になったとしたら、これは少し情けなく、恥ずかしいことではないでしょうか?

また何よりも考えていただきたいのは、国や県の主張の焼き直しに過ぎないような計画を津山市が独自に策定すること自体がそもそも不要ではないかということです。
仮に本計画がそうした内容に止まっているならば、子どもたちにとってはもちろんですが…この策定にかかるあらゆるプロセスに公金が費やされているわけですから、納税者である我々住民にとっても公金の無駄そのもので、マイナスでしかないのです。
それどころか、綺麗事や時代遅れの偏見や、根拠のない思い込みに満ちた内容になっています。
そのように感じた点を、上に貼り付けたパブコメ提出意見の中では具体的に書き記しております(画像のタップorクリックで拡大可能)ので、是非ご確認いただき…ご意見・ご感想など皆さまのお声もお寄せください!これらはあくまでも私個人の主観であり、思いですので、人それぞれ様々な感じ方・考え方があって当然ですので。

昨日も少し触れたけど…多様性の容認を謳いつつ…自分たちの理解できる範囲を超えた価値観に対しては極めて冷淡、それどころか排他的ですらある層の皆さまには、子どもたちの教育には携わっていただきたくないと強く思うところ!
今回のパブリックコメントにはもちろん、私以外の方からも(どれくらい届いているのか現時点では明らかにされていませんが)、この基本計画についての意見が届いているはずです。パブコメには一定の回答が示されます(実質的なゼロ回答も多々ありますが)ので、やがて当局からの見解が公開されるでしょう。
津山市教育委員会の対応にご注目!
本日はこんなところで。また明日!