未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
バレンタイン何それ美味しいのだった本日は、津山市内で実際に相談を受けたことはありませんが、非常に重要なテーマについて。
いわゆる300日問題についてです。
元夫と離婚した後、母親が300日以内に子どもを出産した場合に生じる問題の話です。
その子どもは民法上、元夫の子と推定される(嫡出の推定・第772条)ため…子どもの血縁上の父親、つまりDNAというか生物学上の父親と元夫とが異なるときであっても、原則として元夫を父親とする出生届以外は受理してもらえず、戸籍上も元夫の子として扱われることになるという極めて理不尽なケースが生じうる問題。
この問題にはさらに、元夫の子として戸籍に載ることを避けるため、母親が子どもの出生の届出をしないことによって、戸籍に子が記載されず無戸籍になっている状態が生まれるという副次的ながら非常に深刻な問題を引き起こしている側面もあります。
本日、こんな記事が出ていました。上の画像は記事内から拝借したものです。
「不倫を助長」と保守派からの反対も 「300日規定」改正の道のり
いったい誰のため、何のための制度の話をしているのか?
「DNA型鑑定で血縁がないと判明しても制度を優先して父子関係を認めた最高裁判決もある。」
「この制度が原因で戸籍のない子どもたちもいる。」
不倫を助長?
伝統的な家族観?
いったい何の話をしているの?
制度も、そして政治も、現実の問題を解決するために存在するんでしょうが!
そうでないとしたら…公金を費やす必要はないです。関係者だけで、公金使わずに勝手にやってくれって話。
昨日提出した「津山市教育振興基本計画(第3期)」(案)に対する意見、つまりパブリックコメントへの意見は次のエントリーで公開しようと思っていますが…上記の新聞記事内にもある「伝統的な家族観」を重んじる保守派とやらがマジで害悪。
多様な価値観を認めていこうとは口先で言いながら、自分たちの理解できる範囲を超えた価値観に対しては極めて冷淡であり、それどころか排他的ですらある。
伝統的な価値観という言葉を隠れ蓑にしてその実、守ろうとしているのは己のちっぽけなプライドだったりメンツだったり、子どもたちにも未来にも何ら価値のない、本当は存在もしないものに過ぎない。
そりゃ教義のためなら人を殺しても良いとかっていうような価値観は、私も受け容れることはできませんが…当然ながら、誰もそんな話はしていません。
口先だけの綺麗事など看過できぬわッ!津山市教育振興基本計画の問題点を端的にまとめた、明日のエントリーをお楽しみに。
本日はこんなところで。また明日!