未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
今日は総務文教委員会、2日目の委員会審査でした。
一昨日のエントリーで書いた通り、津山市議会では審査が2日間にわたることはそれほど多くあるわけではありませんが…今回は市民の皆さまからもご意見等をいただくことがとても多くなってきている一件、美作大学の公立化について検討するため、大学公立化検討事業費として1,604万円が含まれた来年度当初予算案が上程されていることなどが要因となり、やや紛糾していると言える状態になっているところです。1,604万円の内の1,500万円が諸々の調査にあてられる金額で、104万円は有識者会議の費用とのことでした。
すべて一般財源です。

一般財源とは…要は、津山市が自由に使えるお金のこと。
津山市の財政状況は岡山県内自治体の中でもとても悪く、将来的な見通しが非常に厳しいものであるということは、表現こそもう少し柔らかくされますが、市長をはじめとした職員の皆さまも議会の中でも触れ続けてきている”事実”です。一般財源に対する表現として特定財源という言葉があり、こちらは使途があらかじめ定められた、いわゆる”紐付き”のお金のことで…超ザックリ言ってしまうと、津山市には自由に使えるお金はそれほど多くはないわけです。
昨今の社会情勢に鑑みても、自然災害等への備えや社会保障経費などはさらに深刻に考えていかねばならない中で、財政面について、入ってくるお金を増やしていく取り組みの充実や、出ていくお金を減らしていくための施策について、今まで以上にシビアに取り組んでいかねばならないことは誰が考えても明らかです。
例えばもっとこうした方が良いんじゃないですかといった提案なども、そりゃ予算が潤沢にあれば是非やりたいんだけど…と言われるような実情もあるわけです。今までの議会でのやり取り、特に9月の決算質疑の際などにはそうした現実を各部局の担当の皆さまからも何度も伺ってきています。
その中で、本当にこの事業にこれだけ予算を割くことが最適なのか?

美作大学公立化の案件に限らず、そういう視点を持って質問に臨むことは当然に必要な姿勢ですし、常にそうした思いで審査に向き合ってきたつもりです。もちろん、こうした心持ちは同僚議員の皆さまも同じように思われていると思っていますが…今日の審査の中では、私自身を含めて、そうした思いが少々空回りしているところもあったかなと、そんな風にも感じているところです。
本日も、10時から16時までしっかりと議論が交わされたのですが、その全てのやり取りが生産的な、前向きな議論だったかと言われると…なかなかそうは思えないのも正直なところで、もちろん、それは非常に難しいことだとはわかっていますが…市外県外において、利害関係が対立する関係者や、考え方、感じ方が大きく異なる面々との意見交換や着地点の模索をすることが恐らくは相対的にかなり多い私であっても、津山市議会において議論を前に進めること、市政をより良くするための争点を解決・改善していくことが極めて難しいという印象を、物事がわかればわかるほど、強く覚えてしまっています。
本当は、本来は、目的は同じはずなんですけどね!
ただ…そうした齟齬を解消していくためには、どれだけ面倒でも、コスパもタイパも最悪だなと思いつつも…それでもやっぱり、それぞれと向き合って、リソースを費やして話し合っていくことでしか、より良くすることなどできないのだと、今はそう思っています。

お昼休みの約1時間、津山市職員の方も含め、6名の公務員の皆さまとお話させていただきました。ざっくばらんに声を届けてくださる方々の存在に感謝しています。ついつい近道を選んでしまう、何なら近道をつくってしまいたくなる性分なので難しい面もありますが…引き続き、精進していきます。
やるしかないことですからねッ!
本日はこんなところで。また明日!