私たちが歴史を学ばねばならない理由。ご先祖さまを大切にすべき根拠。祖父の命日に吉備中央町へと墓参り。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

皆さま、ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか?

私はと言いますと…仕事の合間に市内外を行き来しながらも、昨日は久々に心静かなひとときを過ごすことができました。昨年の今日と同じように、家族でお墓参りに出かけたのです。

GWは久しぶりの墓参り。おかげさまの集積としてこの世で生きることで私は、大切な人たちに胸を張れる。

2024-05-04

今日は、私自身だけでなく…愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)のことも非常に可愛がってくれた祖父が亡くなった日でもありました。

岡山県のほぼ中央に位置する吉備中央町。

岡山県のへそとも呼ばれる自治体で、首都移転構想など、比較的よく話題になるまちだなという印象もあります。ただ実際に訪れると、自然豊かで暮らしやすそうだなという気がするこの地に、私自身の祖父母や、戦争中の話などを聞かせてくれた曽祖母をはじめ、ご先祖さまたちが眠っているお墓があるのです。3年ぶりに訪れた昨年に続いて、今年も息子と一緒に手を合わせることができました。まだ3歳の息子が墓掃除を手伝ってくれた様子を、くーちゃんと一緒に祖父や祖母も微笑ましく見てくれていたかもしれません。

息子が通う幼稚園は、お姉ちゃんと同じカトリック系の園でして、毎日お祈りする機会があるはずです。まだ幼稚園に通い始めたばかりの彼ですが、少しずつ“祈る”という行為が心の中に根付き始めているのかもしれないと感じました。手を合わせる姿や発する言葉から、昨年より格段に“自分の意志”を感じさせました。

目に見えるものだけが全てじゃないということ。

あとは…直接語り合えなくても伝わるものが確かにある、ということなど、そんな“当たり前のようで難しいこと”を、幼い息子の姿を通して、何か大きな存在から自分自身も改めて教えてもらっているような気がしました。

私は基本的に不信心で…普段から明確に、“生きている人優先”の考え方をしています。

でも、だからこそ、今こうして生きていることの背景に、誰かの歩みや祈りがあるという事実を見落とすことなく、大切にしたいと思うのです。私たちがある程度平和に、ある程度秩序が保たれた社会で生きていられる現状の礎となった先人たちの積み重ねを忘れることなく、未来を生きる子どもたちに継承していかねばならないと考えるのです。

両親がいなければ…ご先祖さまがいなければ…そもそも私たちはこの世界に生まれてくることすらなかったわけです…これは全ての人に共通する”事実”です。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言う言葉があります。私たちは当然に経験からも学ばねばなりません…が、同じ過ちを何度も繰り返すのは、確かに愚者と呼ばれる理由になるでしょう。個人が積み重ねることができる経験には、どれだけ長生きしようとも、どれだけ交友範囲が広かろうとも、どれだけインターネットを使いこなそうとも、限界があることは言うまでもありません。私たち一人ひとりの経験など実は、そうした個人の経験の総和とも言える歴史の積み重ねの前では、風の前の塵に同じとも言えるのではないでしょうか。無論大事なことなんだけどね!

だから私たちは、歴史を学ばねばならないのです。

“ちゃんと生きること”そのものが、ご先祖さまにとっての何よりの供養であり、何よりの恩返しになると信じています。そう信じて日々の活動を積み重ねていかねばならないなと、あらためて感じた墓前での時間でした。そしてこの思いを、言葉にして残すことにも意味があると考えるからこそ、こうして毎日ブログ記事を綴っているのです。

次の世代に、いかにして心を繋いでいくべきか?

そんな課題に向き合いつつも、こんな私自身の背中もまた、誰かに見られていることを忘れずにいたいものです。

お休みの人ばかりではないことは無論わかっています。アイキャッチ画像は道中、美咲町での一コマ。皆さまにとって、穏やかで心あたたかなGWとなることを祈念しつつ…本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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