未来拓く、みうらひらくです。
色の見え方が個人によって異なるというのは事実。
ぶっちゃけ…色覚異常と判断されない方々でも、自分以外の人間がどういう世界を見ているかなんてわからないしね。
見え方なんて結局のところ、主観的なものだと言えなくもない。
本来それぞれが色に対して抱く印象も…非常に多種多様なものなんじゃないかな。
だって、好きな色なんて人によって違うでしょ。
そして、地域や時代によって変わるものですが…色には固有のイメージがあります。
たとえば赤が情熱的だというイメージ。
自分自身がそう感じているようでいて…実は記憶もないほどの幼少時から刷り込まれてきた印象の積み重ねだったりするわけです。
戦隊ものでも…私が幼い頃には5人組の真ん中、リーダー的存在キャラのコスチュームカラーは赤が定番でした。
黄色のメンバーはカレー好きとか…ピンクはお色気担当の女性とか…そういうステレオタイプの刷り込みは、ある世代の面々には間違いなく刻み込まれているハズ。
そういう既成概念、固定観念の類の影響から、完全に解き放たれることは正直不可能であると思うし…特段求められてもいないでしょう。
ただ、選択肢が狭まることは…可能性を潰すことに他なりません。
色の表現が独特であるという個性は、デザインやアートディレクションに関してはむしろプラスに働くことすらあります。
たとえば完全な色盲、モノクロの世界に生きていたとしても…カラーの概念を持ち得ないわけではありません。
そこには世界がモノクロにしか見えない人が思い描くカラーの世界があるということ。
これをポジティブに捉えられない向きにでも、わかるように言うと…。
どんな見え方をしていても現実は一つです。
ただ、その見解は各人で異なるもの。
見方も見え方も…色も形も意味さえも変わってくるってこと。
それを理解しておくことって…物凄く重要だと思うわけです。
それがおもいやりとか、おもてなしに繋がってきます。
そこを理解した上で想像力を働かせることが、結果としてユーザーフレンドリーやダイバーシティの推進に繋がっていくのです!!
ちなみに、お察しの通り…私の好きな色は赤。
しかしその赤すら、場合によっては認識できないこともあります。
比較する色がない状態…つまり単色で示されると、何色か理解できないケースがあるのです。
この感覚は20分の1の人なら理解してもらえるのではないかと思っているのですが…俺の周りでカミングアウトしてくれた人、未だにいないのよね。
色覚異常者…本当に日本人男性の20分の1もいるのかよ。
傷の舐め合いなんてする気はさらさらナイが…悩んでいるとハゲちゃうYO!!
隠すのも当然自由です。
ただ、理解してもらうため…間違った偏見や思い込みを捨ててもらうためにも…当事者である人間が声を上げることは意義深いと信じております。
本日はこのあたりで。
また明日!!