未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
今日は雑談的な話になりますが…会派(議会の中で考え方などが似通った面々が集い、それぞれの活動効果の最大化を目指して組むチームのようなもの)を組めていることのメリットを感じることがあったので、記しておきます。
「会派って何なの?」
こう尋ねられることもしばしばあるので…いつもは「仲良しグループ…かな?」って感じで超ザックリとまとめますが、少しキチンと説明しておきましょう。周囲を見回しても、必ずしも仲良しだとは限らないような気もしますしね…。

例えば学校では、クラスの中に仲の良い人が集まったグループがあるのではないかと思います。ちょっとしたこと(?)で…ついたり離れたりすることがあるのは全く同じかもしれません。議会でも同じような考えの人たちが集まって「会派」をつくって、一緒に活動するのが一般的(議員の人数が少ない場合など、会派そのものが存在しない議会もある)です。会派を組んでいることで…発言の順番が優先されたり、会議に代表を送り込むことが認められていたりして、議会での意見を通しやすくなったりするなど、要は影響力が強くなる仕組みになっていることが多いのです。逆に…かつて私自身は無会派で一人で活動していることで、様々な面で冷遇されることが確かにありました。
今の津山市議会には、あまりそんなことはない気もしますけどね!
ちなみに会派は政党とは違いますので…無所属の議員同士や所属政党などの枠を超えて、会派を組むことも可能です。まぁ所属政党のイデオロギーが正反対の方々が同じ会派というのは個人的には微妙な気もしますが…有り得ないことではないし、少なくとも制度の上では問題はありません。

そもそも津山市議会に入らせていただいたばかりの6年ほど前からの2年間は、私は誰とも会派を組まずに1人で活動させていただいていました。
組まずにと言うのは少し語弊があるかもしれませんな!
会派を”組めず”にいたという方が実情に即していたと思います。
28人の現職議員はアホしかいないなどと無茶苦茶を言っている人間が議員になったということで…先輩方はもちろんのこと、議会事務局の皆さまもかなり色んな意味で大丈夫なのかオイと心配されていたと聞き及んでいます。そんな経緯でしたから、同僚議員の中にも半年間くらいは挨拶しても完全にスルーされるような方もおられましたし、ここにイチイチ書く気にもなりませんが…なかなか大変なことも何度もありました。まぁ私にも頑固なところもありますので…特に事務局の皆さまに対してはご迷惑をお掛けすることがあって申し訳なかったなと思うこともある反面、基本的には間違った言動や主張をしてきたとは思っていないのも正直なところです。

ただ2年間活動させていただく中で、アホしかいないと言っていたのは明確な間違いだったと感じることがありましたし…私自身の活動を見聞きしていただく中で、一緒に活動しても良いと思ってくださった先輩が2人おられたこと、その2人が共にリスペクトできる方だったことは自分にとって非常に幸運でした。
そんな中で、安東伸昭議員、田口浩二議員と3人で設立したのが会派ツヤマノチカラなのです。
安東議員は2023年の選挙に出馬されず勇退されましたが、現在はその選挙で当選された白石まこと議員がみずから望んで加わってくださっています。3人で一つの控え室を使い、日常的にコミュニケーションをとりながら個々の活動、会派としての活動を含め、議員活動に取り組ませていただいているところ。

ところで先日来、昨日の記事をはじめ当ブログでも何度か触れてきていますように…現在の津山市政で最も大きなトピックの一つになっている美作大学公立化問題に関して議論する特別委員会(ある課題に特化して集中的に取り組むために期間限定で設置される委員会)、その名も美作大学公立化調査特別委員会の委員長に、私自身が就任させていただいています。津山市議会にはこれ以外にも二つ…広報調査特別委員会と議会活性化調査特別委員会という全部で三つの特別委員会があるのですが、ちょうど3人の議員がいることから、ツヤマノチカラでは3人がそれぞれ一つの特別委員会に所属することにしています。
いずれも非常に重要で、個人的にも関心が高いテーマを所管する委員会です。情報発信や情報受信は本会議においても最も頻繁に取り上げてきているテーマの一つで、議会としてそこに取り組む広報の仕事には言い尽くせぬ意見等がありますし…議会活性化調査特別委員会は議員にならせていただいてから6年間ずっと所属させていただいてきた委員会でもあり、近年3年少々の間は委員長職を務めさせていただいてきた経緯、議会改革こそが津山市をより良くするための第一歩と訴え続けてきていることなどを含め、思い入れも強いです。
広報調査特別委員会と議会活性化調査特別委員会は同日同時刻に開催されることが多いため、兼任することができないなどの事情がある中…協議した上で所属を決定した(広報担当:白石、活性化担当:田口)のです。ただ、それぞれの委員会に対して、委員は基本的には会派を代表して臨む立場ですから、委員以外の議員の意見なども届けていくことが本来は当然の話。

広報調査特別委員会で取り組んでほしいことや、議会活性化調査特別委員会で取り組んで欲しいことへのリクエストを共有させていただくなどしています。今回その過程は対面することなく、チャットツールを用いて行いました。
ツヤマノチカラでは当たり前のことを当たり前にやっていきます。
会派を組んでいる意義を改めて感じられるような侃侃諤諤の議論が、会派内でできています。また基本スタンスがハッキリしている会派ですから最低限の共通認識があるわけで…改めて意思を確認する必要がほぼないことも安心できる材料です。こうした会派を組めていることを改めて良かったと感じます。会派制を採用している津山市議会においては、無会派で活動していると全ての特別委員会に意見を届けることは現実的には難しいので、仲間がいることの心強さは有難いものです。
少し前にも触れましたが、会派立ち上げから4年が経過しています。ツヤマノチカラとしても一つ先に進むため、まずは6月議会に臨む準備にしっかり取り組んでいきます。

本日はこんなところで。また明日!