未来拓く、みうらひらくです。
当ブログでは何度か”ユーザーフレンドリー”について取り上げてきております。
ユーザーのニーズに応じて、いわばお客様の求めに応じて…サービスを提供する側は、その提供の仕方を考えていくべきだという趣旨を書き綴ってきた積もり。
しかし、悲しいかな…拙い文章ゆえに、勘違いされた方もおられたようだ。
そこで本日はハッキリと書いておこう。
ユーザーフレンドリーであることと…ユーザーに媚びることは違う。
コレは矛盾するようでいて当然のこと。
作り手が作りたいものを作らずして…情熱なんて込められるわけがない。
わかりやすい例を挙げるなら、アート。
自分自身が音楽をやっていた関係もあるけど…今でもアーティスト系の友人は周囲に少なくありません。
誤解を恐れず断じると…そういう人種は自己主張が強い。
だからこそ、文句つけても聞く耳持ちゃしない。
お前が言うな!!って声が聞こえてきそうだが。
自己主張の強さは良いことでもあるけど、悪く働くこともある。
だって、それでメシ食っていくためには…素人にウケる必要があるから。
簡単に言うと…多くの人にわかってもらう必要があるってことです!!
いや、別にウケなくても良いんだけど。
だけど作品に何らかの価値を持たせて需要を高めないと、誰もお金を出したりしない。
よく言われているように…売れるってことと、やりたいことをやり続けるってことは、多くの場合一致しない。
でも、やりたくないことをやって売れた作品なんて…本人にとっては、限りなく無価値だろう。
売れたことないから、わかんないけどなッ!!
って言うか…媚びることで良いサービスができるのなら、どんどん媚びれば良いんじゃないかな。
それはもはや、媚びじゃない。
あくまでも目的は、良いサービスを提供すること…それによって得られる結果であるはずです。
媚びってのは…波風を立てないように周囲の顔色を伺って、その意向に彩られた事実を積み重ねること。
そんなやり方は、きっと誰もがつまらない。
ある一線を越えたら”お客様”ではなくなる。
そんな話もよく見聞きします。
真にユーザーフレンドリーであること…求められているものを理解することと、求めてほしいもののアピールのバランスを取っていくことは簡単ではない。
そんな中でも、目的を見失わずにいたいものです。
制約がある状況の中で結果を出すってことが、一体どういう状態を指すということなのかを考え、目指すってこと。
アートだけじゃなく…政治や仕事、人間関係にも当てはまる話ですわな。
それでは、本日はこのあたりで。
また明日!!