未来ひらく、みうらひらくです。
棋界が揺れています。
以前にも人工知能・AIネタは何度か当ブログで取り上げました。
今や、トップ棋士たちでも勝てないほどに人工知能は進歩しています。
それにより、トップ棋士級(あるいはそれ以上)の棋力を持った相手と対戦することが容易になり…考えようによっては業界全体のレベルアップに寄与していくとも思われます。
その反面、棋士という職業自体の存続に関わるという考え方も成立するでしょう。
先般からその筋で話題になっていた一件があります。
将棋不正疑惑、証拠なし 三浦弘行九段「なんでこんな仕打ちを…」
別に同じ”三浦”だからって擁護するわけじゃないし、事実関係はさっぱりわからないし、そもそも将棋なんて30年くらい指していない。
騒動の内容は一流のプロ棋士”三浦”さんが、対局中(要するに将棋の勝負をしている最中)に、スマホ等の将棋ソフトを使って、いわば”カンニング”したのではないかという疑惑。
疑惑の真偽は置いておいて。
引っ掛かったのは本質的なところなんだけど。
そもそも将棋ソフト使って勝つのは”悪”なのかな??
おそらく今回のケースでは…大多数の人の感覚からすると”悪”だろう。
スポーツでいうところのドーピング的なイメージなんじゃないか。
限界まで鍛えた知力のぶつかり合い、しのぎを削る勝負の世界において…機械や薬の力を借りるなんてとんでもないという話かな。
そこは感覚的には理解できる。
でもコレ、政治の世界ならアリじゃない??
政治の世界にAIを導入し、合理化を進めていくべきだという考え方は、当ブログで度々紹介させていただいているAI議員・伊藤陽平新宿区議をはじめ、提唱している政治家の方もおられます。
AIに国会答弁の下書きをさせる試みについて、先日も報道されていました。
こうして、やがては立法、行政、司法などの分野はスリム化が進んでいくのでしょうか。
そう簡単にいかない気はするけど…明らかに不合理であることに、無理やりな理屈をこじつけて開き直るようなケースを撲滅できるのは確かです。
「そんな大切なこと、人工知能などに任せられるかッ!!」
こうした意見も未だに散見されます。
そんなこと言いつつも…実は任せまくっているんじゃない??
気付いていないだけじゃない??
ルールの恣意的な運用への抑止力という意味合いでも期待できます。
ある程度割り切った…感情を排除したかのような考え方は、政治等に関しては必要とされるケースがあります。
あらゆる可能性を考えてみる価値があると思うのです。
人工知能はもちろん、政治自体も目的達成の手段でしかないわけですから。
それでは本日はこんなところで。
また明日!!