未来拓く、みうらひらくです。
Pink Floyd(ピンク・フロイド)というバンドをご存知であろうか。
好きなバンドの一つなんだけど「おせっかい」というアルバムがある。
初めて聴いた当初、楽曲はともかく…邦題のセンスに驚愕した。
原題も「Meddle(干渉する)」という意味だったことを知り、これこそ余計な”おせっかい”だったかと思ったものだ。
アーティスト本人が付けたいタイトル付けりゃ良いだけの話で、部外者がそれに文句付けるのは勝手だけど…まぁ野暮ってもの。
結婚していない人に「結婚しないの?」って話を振る。
子どもがいない夫婦に「子ども作らないの?」って話を振るのも同じかな。
おせっかい=余計なお世話じゃね?
昨日は婚活イベントについてのエントリーを書きました。
これが結構、反響が大きかった。
私自身、結婚したのは34歳の時でしたが…色々と言われました。
私の場合…すると思っていなかっただの、お前と結婚が結びつかないなどの特殊な感想が多かったのも事実だが。
たとえば”おじいちゃん・おばあちゃんに結婚式を見せてあげなさい”などという逆らいがたい常套句など…早めにする方がベターとされる風潮はあるだろう。
周囲を見渡せば…同年代でも結婚年齢は様々。
もちろん未婚の友人もいるが、16歳で子どもを授かった友人などは38歳にして孫がいるわけだ。
結婚適齢期っていつなの?
出産年齢などの問題も絡むし、非常にセンシティブ、デリケートな話題であることは間違いない。
実際はいつでも良いわけだし、結婚しない自由もある。
フランスなどでは事実婚が多いのはよく知られた話。
日本でも様々な変化が求められ、生まれている現状もある。
渋谷区などが同性パートナーシップ条例を成立させたことも、その証左と言えるだろう。
厚生労働省の調査などからも、結婚観が変化してきていることは明らか。
しかし、そんな話…田舎では理想に過ぎない。
所詮はテレビやネットでの話。
「今度の婚活イベント、ウチの若い子に参加しろって言っておいたぞ…早く結婚して子ども産めってな!」
イベントの運営側からすると有難い話かもしれない。
しかしこのご時世…セクハラだのパワハラだのに該当する場合もあるような発言だぞソレは。
こんなのも田舎では日常茶飯事。
結婚しないのは悪。
子ども産まないのも悪。
悪…とまでは言わないまでも、望ましくはない。
そういう風潮があることは否定しようがない事実。
そんな中で、たとえばLGBTのカミングアウトだなんて…心臓に毛が生えていても厳しいのは想像に難くない。
この風潮こそ、悪じゃないか?
自由で良いんじゃね?
そもそも当事者にどんな事情があるか、そこに一切の配慮がない。
”お・も・て・な・し”だなんて言っている場合じゃない。
もっと基本的な”おもいやり”を忘れちゃいないか?
想像力が足りな過ぎて恐ろしい。
結婚しない理由も人それぞれ。
子どもがいない夫婦にも事情がそれぞれあるはずだ。
結婚したくない、子ども作りたくない…仮にそういう人々が超多数派になり日本国滅亡となるなら、それが望まれた未来じゃないの?
無理やり防ごうってことで、一人っ子政策の改良版実施なんてことになったらオカシイでしょ?
そうならないために政治や行政が出来ることがあるとすれば、それは環境を整えることだけじゃないか。
結婚しやすい、子育てしやすい環境を整備する…それだけじゃないのか?
婚活なんて小手先の流行りの呼称を付けてみたところで、やってることは集団お見合い、コンパの類。
割り切った方が良いよね、参加者も運営側も。
ちょっと色々と妄想が膨らんできたから、続きは次回書こう。
本日はこんなところで。
また明日!!