未来拓く、みうらひらくです。
今年のお飾りは用意していなかった、みうらひらくです。
アイキャッチ画像は昨年の今日、当時勤務していた岡山県鏡野町の観光協会事務所がある道の駅 奥津温泉内で行われた”とんど”の様子。
全国的には”どんど”と呼ばれることが多いようですが…呼び方は地域によって様々で、やり方もかなり異なるようです。俺の住む岡山県津山市では”とんど”という呼び名が一般的。小正月行事「どんど焼き」の全国・国際調査集計
妻の実家・千葉県成田市にはこうした風習はないそうで…初めて見た際にはちょっと驚いていたものです。
とんどに限らず、郷に入っては郷に従えではありませんが…イナカマチには独自の風習が残っているもの。
方言にしても同じで、それも世代などによって理解の程度が異なります。地方に行くと特におじーちゃんおばーちゃんの中にはちょっと何言ってるのかよくわからない人もいます。
しかし。
俺がこの人は何を言ってるんだと感じている時…相手もまた、ほぼ確実に同じように感じているのです。横文字の多用や専門用語の羅列を俺が良しとしないのには、こうした理由があります。
同じ日本においても、同じ地域においても、同じ世代であっても、同じ集団に属していても。
人は人それぞれなのです。
だからこそ…集団の目的達成のため、パフォーマンスを上げるための通訳が必要です。
これは何も外国語に関しての話だけではありません。
おじーちゃんおばーちゃんたちに、若い世代が考えていることや求めている内容をわかりやすく伝達する人間や、その逆のことができる人間が必要です。
あるいは子どもたちの思いやニーズを大人たちに伝えられる人間や、その逆のことが本当にできる人間などが活躍できるようになれば、世界はもっと面白くなるのではないでしょうか。もちろん教師や医者などの専門職など…こうした分野での活躍が期待される職業もあるだろう。
だが、政治家にもやはり誰かと誰かとの通訳としても有能であることが求められるのではないでしょうか。
…などということを感じた各地でとんどが開催された1日。
いろんな人の話を聞くって…言うのは簡単だけど、実際は難しい。
聞き流すのは簡単だけど、それじゃ意味ないしね。”とんど”のような伝統行事の類にも、地域差こそあれ参加する若い世代が少なくなってきているのは明らかです。
守るべきものは守り、姿を変えるべきものは変え、廃止すべきものは廃止する。
判断するのは現場です。
”あたりまえ”のことですが、こうした地域に根付いた伝統行事の継続には、関わっている人の思いが大きく反映されるものです。現場を知らない人間が口を出してもロクなことにならないものです…まぁ出すこと自体は自由だと思っておりますが。
好きなお店に存続して欲しいなら、そのお店に行くというアクションが伴わないとダメだと強く思うのです。
応援していたのになぁ〜では取り返しがつかないこともあります。
地域の行事に限らず…一歩踏み出して参加してみたら、面白いことも結構いっぱいあるからね。
食わず嫌いは損しちゃうぜ!本日はこんなところで。また明日!