未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
前回のエントリー、もったいぶったせいで色々と憶測を呼んだようですね…。すみません、お騒がせいたしました。
本当は全然もったいぶるような話ではなかったのですが…実際のところ、多くの方が違和感を抱かれないのが現状なんだなと改めて思い知ったというか。
自己採点70点→20点までの50点減点に至った理由について。
それは来年の話をしたことによります。
来年のことを言えば鬼が笑う。
これはつまり来年のこと…未来のことなど予想できるわけもないのだから、あーだこーだ言っても始まらないよって意味のことわざですが、議会において未来の話をしないわけにはまいりません。
でもな。
来年、2020年に東京で開催されるビッグイベントのことは知ってるだろ?
どれだけ考えてみても、最初に頭に浮かんだ答えで決まりでしょう。
そう、東京オリンピックです!
私は先日の一般質問の中で…来年にはオリンピックが開催されるし、国も国策として観光に力を入れている…そう発言してしまったわけです。
ここまで言っても”別に間違いないじゃん。”って思われる人がいるのも現実だと思います。
でもさ。
オリンピックだけじゃないじゃん。
パラリンピックもあるじゃん。
最近では”オリパラ”などとセットにした呼称もあります。ただ実際のところ、まだまだ認知されていない部分もある。もちろん自分はわかっているけど…などと他人事のように思っていました。
一昨日まで。
私自身はマイノリティーの方々への支援を、政治を通してしていきたいことの最も根本として考えているつもりでした。
世界一正直な市議会議員という称号も持っている私です。
正直に申し上げます。
当然ながら一言一句残らず自分自身で書いた原稿にはオリンピックの文字しかなく、当初からパラリンピックの文字が抜けていました。
原稿は5回音読しました。
それでもその点に何の違和感を抱くこともなかった。
それでいて動画をご確認いただければわかることですが一般質問の最後には、LGBT層をはじめとした生きづらさを抱える人たち…障害者や引きこもりの方々への配慮、施策について市長の思いを伺っています。
”お前が言うか?”
そう思われても仕方ない。だからマイナス50点。
昨日の津山市議会では多くの先輩議員などから「どうした20点ってのは…自信満々なアンタらしくないな!」「そんな理由か…大したことじゃない!問題発言はもっと他にもしてるだろ!」「2回目の一般質問で高得点出されちゃ、こっちもたまらんからな!」などと慰めともエールとも取れる(?)それこそ思いやりに満ちた言葉を掛けていただきました。
ある先輩議員が忘れられない体験として話してくださった、ご自身のエピソードを紹介させていただきます。
お子さんを持つ親御さんの呼称、今では保護者やご家庭の皆さまなどと呼ぶことがほとんどでしょう。しかし確かに、昔はそうでもなかったはずです。私自身が子どもの頃もそうでした。
”父兄”と呼んでいた時期があったはずです。
父でも兄でもなく、むしろどちらかと言えば対応するのは母が多いであろう現実を無視した、男性上位社会を象徴するかのような表現と言えます。うっかり一度、この表現を使われた先輩議員に対して「そんな言葉を使う人の話は聞きません!」そう言われてその後全く話を聞いてくれなかった方がおられたそうです。
これは極端な例に感じられるかもしれません。
しかし、別の先輩議員から言われたことがあるのですが…政治を志す者にとって、言葉は命そのものです。
毎日、これだけ多くの言葉を吐き出しまくっている私ですが…その重さは変わるものではありません(一般質問、多過ぎると薄くなって軽く感じられるというご指摘は重く受け止めて改善しますが)。
言葉にしてしまった、思いを表した…しかも自身の中に何の違和感もなかったというのは痛恨の極み、本当に忸怩たる思いです。
それでもやっぱり、自分は自分自身の信じる道を進むのみで…この反省を生かしていくしかないと考えております。
東京でのオリンピックは2020年7月24日(金)~8月9日(日)の開催。そしてパラリンピックは2020年8月25日に開会式が行われ、翌日から9月6日の閉幕まで…12日間にわたり熱い戦いが繰り広げられます。
当然ながらどちらが上、などというつもりではありませんでした。
しかし障害を抱えられた当事者の思いを想像したとき(それこそが私の言うところの”おもいやり”であるにもかかわらず)、あの流れでオリンピックだけを挙げてパラリンピックに言及しない発言はあってはならなかったと考えています。
心からお詫び申し上げます…申し訳ありませんでした。
恥ずかしい動画を披露しますが、今回の件を忘れず精進いたします。
引き続き、ご指導ご鞭撻賜りますようお願いいたします。
本日はこんなところで。また明日!