そこに愛はあるんか?岡山イノベーションコンテスト観覧の所感。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は岡山シンフォニーホールで開催された、岡山イノベーションコンテスト2020を観覧してきました。

求む、出る杭!

良いですよねコレ。

呼んだ?

感想…メッチャ面白かった!

議会質問を作らねばならない忙しい時期に、行った甲斐がありました。

ファイナルに残った参加者16組の皆さまが、僅か3分間でどういう内容のビジネスプランあるいはビジネスを提案したのか…公式サイトではまだその一端に触れることができるので是非チェックしてみてください。

面白いこと考えるなぁの連続!

特に高校生、大学生のプレゼンのフレッシュさと発想の斬新さは特筆モノで…まず高校生の部、そして大学生・専門学校生の部が行われたのちに、創業前・創業後の一般…とゆーか社会人の皆さまのプレゼンが続いたのですが、最初の方の衝撃が凄過ぎて、この種の企画で有利になりがちな後半出場者の方がむしろハードルが上がった印象すら覚えました。

ビジネスとして価値があることはもちろん、それだけに止まらずどの提案も何かしらの社会課題を解決することに繋がる素晴らしい内容ばかりで…既存のプロセス、あるいは価値観そのものを革新する可能性を秘めた新しい商品やサービスのアイデアを示してくれました。

16組の中からグランプリを選ぶための審査、というのが本日のメインイベントでしたから…プレゼン内容のわかりやすさ等はもちろんのこと、実現可能性なども審査のポイントだったわけですが…中にはすでにアイデアの域を超え実際にビジネスとして走り始めているプランもあり、会場の気温そのものはコロナ対策で換気もしていたために寒いくらいでしたが…参加者皆さんの熱意はメチャクチャ強く伝わってきました!

控えめに言っても、素晴らしい会でした。

現地を訪れたからこそのご縁もいただけたし、また今後に繋げていきます!

ご縁といえば…今回は基調講演として、何度か当ブログで紹介させていただいている佰食屋の中村朱美さんが講演されました。

凄腕女社長と銀座のクラブのママの話を聞いてラーメン食べた話。

2020-10-13

久しぶりの県外出張!JIAMで楽しく真剣に学び、癒された話。

2020-10-06

直接お話を伺う機会は3度目でしたが、中村さんご自身も今までになく感情を込めてお話されていた印象でしたし…内容が今までで一番響きました。

多様性への理解と、それを尊重するための実効性の高い取り組みと効果…そしてコロナ禍の中でのスタッフの皆さんとの絆と、口先だけではない本物の苦渋の決断…それらを伺っていると、飲食店経営に長く携わってきた私自身も過去も相まって、涙さえこみ上げてくるような、感情を強く揺さぶられる講演でした。

相変わらず話が超絶に上手かったけど、ご本人的にはまだまだだとか…アップデートし続ける姿勢はさすがです。

満足はある意味であきらめと同じ。

私自身も決して自己満足することなく、自己研鑽し続けます!

周囲の方からも、素晴らしかった…圧倒的だったという声がこえてきて、少しだけご本人を知っている身としては勝手に嬉しい気持ちになりましたが…肝心なのは中村さんがハッキリおっしゃってくれたように、伺った話を自分の周囲を改善していくためにどのように生かしていくかです。

様々なインプットがありましたが、その中から少しだけアウトプットしておきます。

目先の売り上げを確保することよりも、従業員の気持ちに余裕を持たせるためのゆとりや余白といったものが大切で…それがしっかり確保できていればスタッフは皆、人として優しくなれる。

→結果として決められたルールをただ守るだけでなく、自主的主体的に考えて行動するようになる…つまり従業員が成長する。

→そして店舗全体に好影響が波及していき、それは売り上げ等の数字にも現れていく。従業員が成長しなくてどうやって企業が成長すると言うのか。

→そうした積み重ねが自己決定権を強く意識付けすることに繋がり、この会社は私自身の会社だと思うようになり、愛社精神を醸成する。

自然災害はもちろん恐ろしいが、終われば復興へと突き進むだけ。ただコロナ禍は終わりが見えない恐怖がある。

そんな中で大切なのは愛!

中小企業が大企業に勝てるポイントは愛。飲食店で言えば、愛情を持ってお客さまに接することができる強みは大きなチェーン店よりも小さな個人店にあると言える。

この最後の部分は、自治体経営にもそのまま当てはまると考えています!

国や都道府県の政治の現場で決められた大きな枠組みはもちろん大切です。ただ、基礎自治体である私たち市区町村の議員がなすべきことは、さらに細かい配慮です。それこそまさしく愛がある政治であり、個々のケースに細やかに寄り添っていくことが最も可能なのは確実に基礎自治体の政治の現場です。

ほとんどの登壇者は私よりも若かったと思います。ものすごく刺激的で、楽しい時間でした。

明日から始まる津山市議会

ここで私は一番若い最年少議員として活動しているわけですが、未来に資する政治を行っていけるように、自分自身に期待される仕事をしっかり果たしていきます。

今日は少し疲れちゃったけど、実は明日は超早起きして議会の前に一仕事済ませる予定なのです…起きられるかどうか不安です。

津山市からもこうした現場に立つ若者が出てきてくれることを願っていますし、そのための応援をしていきます!

とりあえず本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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