九州3日目午後。合志市の素敵カフェと、圧倒的ホスピタリティーで当事者を支え続けるNEXTEPを訪問!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて、あっという間に8月ですね…本日8月1日に、日付変更ギリギリのタイミングではありましたが、このところ書いている九州への視察・勉強会ツアーから、津山市に戻ってきています。

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2024-07-29

本日の内容は昨日のエントリーの続きになりますが…3泊4日の行程の中でも特別に濃い一日だった3日目の、午後のお話です。

熊本市で長期欠席児童・生徒への支援策の一つとして取り組まれているフレンドリーオンラインの配信拠点校である本荘小学校の校長先生と教育委員会の総合支援課長から、取り組みの詳細を伺ったことで、私自身の考え方は間違っていなかったなとを改めて確信し…その丁寧な対応、取り組み姿勢や考え方に何度か涙すら出てきた素晴らしい時間を経て、合志市へと移動。昼食を兼ねて、合志市議会議員である中元緑さんが経営されている、親子でごろん。くつろぎカフェ Jiccaへと伺いました。

豚か鶏を選べたけど、共食いはマズいので鶏をチョイス!

共同経営者の方、そして前日の行程ではご一緒いたいていた中元議員から、野菜をメインに地元産の食材をふんだんに用いた、安全で美味しい料理を提供するとともに、小さな子ども連れでも周囲に余計な気を使う必要がなく、気軽に楽しく、そして安心して過ごせる民家を改装したカフェを自分たちでスタートさせるまでの経緯などを伺いました。店内の様子は、他のお客様がおられた関係であまり撮影できていませんので…詳しくはInstagramの公式アカウントをチェックしていただきたいところです。

ただ、経営に携わる皆さまの”あったらいいな”という思いが詰め込まれた、とても素敵なスポットでした。私たちが訪れた際も数組の可愛らしいヨチヨチ歩きのお子様連れファミリーなどが利用しておられ、人気店であることがよくわかりました。お味噌汁とご飯はお代わりができるとのことで…ついつい、とても美味しかったので結局お代わりしてしまいました。私のような金靴豚野郎(そんな奴は私以外いない?は太っちゃうので要注意!

野菜や小物の販売も行っておられるました。大きな通りに面していないので、アクセスは良いとは言えないかもしれませんが…駐車場完備だし、ロケーションも含めて、子どもと一緒でも安心できるなぁと感じられる津山市にも欲しいお店でした!

こだわりのコーヒーまでいただき、お腹も満足した後は…かつて、運営メンバーとして参画しているオンラインでの議員の勉強会グループ(現在650名を超える議員が参加)、PublicLab(通称パブラボ)においても神薗まちこ渋谷区議が段取ってくださった企画でお話を伺ったことがあった、小児科医の島津智之先生が理事長を務められる、認定NPO法人NEXTEPさんの取り組みを学びました。

これはもう3年以上前か…なかなか皆、若いですな!

特に私の髪の毛のボリュームで、時の流れの残酷さを実感することができます。今でも仲良くしていただいている面々が写っているこの回は、パブラボセミナーの中でも多くの参加者がいた勉強会だったと思います。皆、心身障がい児へのサポートや不登校支援など、誰もが過ごしやすい地域をつくっていくの大切さを認識し、興味関心が強かったのだと思います。

子どもの事故予防地方議員連盟の設立や活動の趣旨と直結するものではないので、今回はオプションツアーとして実現した訪問でしたが、アイキャッチ画像の通り…思いを強く持っている議員が参加しました。もちろん、参加したかったけど公務等の都合で離脱しなかった面々もいますが、そうしたメンバーに申し訳ないくらい、島津先生からはとても素晴らしい話を聞かせていただいたところです。

結果、午前中に引き続きと言いますか…泣いてしまったのです。世の中にはたくさんの理不尽がありますが、残念ながらそれらをゼロにすることはできません。ただそうした理不尽に必死に立ち向かってくださっていることが痛いほどわかるお仕事の詳細、そして理不尽な事実に抗いつつも何とか共にあろうと努めている当事者である子どもたち、そしてご家族に寄り添いながら支援していく姿は胸を熱くさせるものがありました。コドジコの一員としても、予防できる事故から子どもたちを守るために活動しているわけですが、公人としてだけでなく、人間みうらひらくとしても、世界からあらゆる理不尽を減らすため戦っていくつもりです。

正直なところを言えばどうしても、5歳で急逝した愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)の闘病中を思い出してしまったところもありますが…凄まじい覚悟と圧倒的なホスピタリティーを伴って、当事者に寄り添う姿を拝見して、涙を堪えられるものではありませんでした。上を向いたりして仲間たちに悟られないように必死で努めましたが、バレていたかもしれません。

そんな私の思いを察してくださっていた、今回の企画の総合プロデューサーとも言える神薗まちこさん(優し過ぎ!)が、最後の最後、大トリの質問の機会を私に投げてくださいました。世界中に溢れる理不尽の中でも、なかなかこれ以上に酷いことはないと言って良いであろう、子どもたちの命が失われるような理不尽に立ち向かっていくために…制度や仕組みの面で先生自身が感じておられる憤り、こうしたら良いのにと思うようなことなどはないかという、難しい質問に対して、島津先生は大変丁寧に10分近くをかけてお答えくださいました。

その中で言及されたのが、現場で頑張っている人を支えられるようなチーム、仕組みなどを構築することの重要性についてでした。また学校や行政の方などとも接点が多い島津先生は、素敵だなと思う人、頑張っている人と出会った際にこの人が潰れないと良いなと思われるとのことでした。しっかりと支え合って、頑張りが報われるようなチームをつくって大切にしていければ、社会はより良くなる…つまり理不尽な困難にも立ち向かっていけると考えておられるのだと理解しました。

島津先生は以前も…”仲間を集め、行動に移すことの大切さ”について言及されていました。

今回も熊本駅に着いた日に目にした、あの大人気マンガを彷彿とさせるようなフレーズだなと感じたのでよく覚えていましたが…津山市議会に一人で飛び込み(無論それも皆さまのお力添えの賜物ですけどね!)、無会派で2年間活動したのちに会派を立ち上げ、新メンバーを加えるなどしながら今も会派代表として活動させていただけていることなどから、今はかつて以上に、とてもよくわかります。有意義で学びの深い時間でした。

島津先生をはじめ関係各位、本当に有難うございました!

NEXTEPさんの活動の素晴らしさを体感した人間として、活動をもっと多くの方に知っていただきたい…応援したい気持ちがあります。

食べたことがある人もいるでしょう、久遠チョコレート。

障害のある⼈たちがショコラティエとなり、誰もが社会で活躍できる場を提供し、世界に美味しさを届け続けている久遠チョコレート…熊本店はNEXTEPさんの運営です。メチャクチャ美味しいし、心からオススメします。

買って応援できます!

実はこの日はまだ続きます。ここで子どもの事故予防議員連盟の仲間たちとは別れたのち、次の展開が待っているのですが…長くなったのでまた次回に。

本日はこんなところで…また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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