津山市立図書館、君はどう使う?図書館の未来を一緒に考えよう!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日は津山市の中心部にある、まちづくりに携わる人なら知らない人がいない(悪い意味で)…と言われるアルネ津山周辺で行われた毎年大人気のイベント”津商モール”と、津山市立図書館で開催された図書館の未来を考える集まり”ボクの私のみんなの図書館〜未来の図書館はじめませんか〜”に参加してきました。

津商モールは楽しむこととコミュニケーションに熱中するあまり、写真を一切撮っていなかったことに終了間際に気付きましたが…あとの祭り。まぁ図書館での企画も、写真撮って参加した気になるよりも、実際に多くの人と意見交換して話をする方が有益だと考えたもので写真はほぼ撮っていませんが…端的に言って、楽しかったです。

津商モールは、ものすごい人出で…数年前に校内で実施されている回にお邪魔して以来でしたが…商店街の皆さんや各種団体の皆さんとの連携もうまく行っているようで、とにかく賑わっていました。いつも思いっきり閑散としている通りが狭くて通れないといった状態になっていた…その状況だけを見ても大成功と言えるのではないでしょうか…と判断。

そして個人的に本当に楽しく刺激的だったのは、図書館での集まりでした。

津商モールもそうでしたが、同級生やら何やら知った顔に会いまくるのは、この広いけど狭い津山市では当然のこととして…図書館に集まっていた30人程度のメンバーの中にも知った顔が数多く含まれましたが、他市どころか他県からわざわざこの企画に参加するために来られた議員さんがおられたり、地元の学生や行政職員、若干平均年齢が高いかなとは感じたのも正直なところですがこうした会としては珍しく(?)比較的老若男女幅広い人間が参加しており…ファシリテーターを務められた岡本さんの進行の巧みさと話の上手さもあって、とても活気があり建設的な議論ができた会になりました。

そもそも今日はイベント自体の副題にもある通り未来の図書館を考えるという趣旨でした。

館長をはじめ、津山市立図書館協議会のメンバーが数多く参加されていましたが、このような会に一般参加しているような面々はやはり当然、図書館について何かしら言いたいことがある、思いがある…土曜日午後の貴重な2時間を使ってそのための話をするために集まったという、いわば積極的なやる気のある方々です。

だからこそ、非常に活発な意見交換ができたと思っています。

 

私は自分自身のことを比較的積極的であると自認しております。そして時に攻撃的で、意識的に排他的な表現を用いることも辞さない…それは自覚しているところです。

当然、注意されることも多いわけですが…今回のファシリテーター岡本さんは私以上に気持ちよくズバズバ言い切る方でした。

私も議員になったことで最近は言葉を選ばざるを得ないシーンが多く、若干のフラストレーションを抱えているジレンマの中で、話を伺うだけでもスカッとリフレッシュできたのですが、それ以上に今日の話の内容を共有し、参加されていなかった皆さまからのご意見を吸い上げることが大事な気がしましたのでね。

館長がまた改めて今回のまとめをしてくださるおつもりのようでしたが、津山市民の皆さまをはじめとした津山市立図書館に興味を持ってくれている方々も…図書館のあり方を考えてみませんか?

そもそものあり方自体を変えていく方向も含めて、色んなアイデアが飛び出して、あっという間に時間過ぎ去った2時間少々でした。

クソつまんない会議とか、講演会だと2時間が永遠のように思われることもあるわけですけど、今日は早かったな。本当はこの話だけで動画が何本も撮れるくらい面白かったけど、今夜は動画を撮影配信できる環境にありませんので…メモや伺った話などから気になった点を共有しておきます。

”津山モデル”の凄さ

津山市立図書館、美作大学、津山工業高等専門学校(津山高専)の連携は凄いこと。公立、私立、私国立の三者による物流(資料配送)を伴うサービスは全国唯一。よって”津山モデル”と称される。さらに現在は市内6高校(県立4、私立2)とも連携。

図書館の過小評価と財源配分の低さ

図書館業務に関しては本来は公費でなすべき活動が私費でなされている。日本国内の自治体の図書館で一般会計予算の1%を超える予算が割り当てられている図書館はほとんどないが、1%を超えると劇的に状況が変わる。1%超えは自治体がその気になれば”簡単に”できる(ちなみに津山市だと一般会計は500億円程度なので約5億円、現状は約2億円だがアルネに持っていかれる金額も少なくないので実質額はさらに低い)。

主権者である市民こそが公共施設のオーナー

図書館だけでなく公共施設は、納税者であり有権者である市民一人ひとりの持ち物であるという考え方で、公益にかなう使い方を市民の声としてまとめていくことができれば…政治も動かざるを得ないので、現状を変えることは可能。

その他、多数のアイデアから一例を。

図書館での物販
カフェ併設
ネットで予約&自宅に配送
図書館宿泊
図書館食堂
公民館活動をセットにする
移動図書館(自動車文庫ぶっくまる)の機能の幅を広げる
移動図書館大集合フェス
子育て支援、騒げる図書館
図書館コンシェルジュ
図書館相談所(保健師、薬剤師など専門家のブース設置)
岡山県北図書館ツアー
館内コンサート、BGM
館内フリマ
早朝・深夜開館
本のソムリエ

議員本棚。

議員本棚は完全に本編終了後の雑談の中で話したことですが…めっちゃ面白いと思います。

津山市なら全28議員がオススメの本をそれぞれ何冊か…そして、今この議員に読んでもらいたい本を市民からも提案していただく…とか、良くないですか?

誰も興味ないか?

俺なら興味あるんですよね…自分が興味ある人のオススメする本なら読みたい。

ま、どーでも良い相手のオススメなんて価値がないでしょうが…ネットの口コミの信頼できるかどうかもわからない誰かの書評を当てにするよりは、自分が信頼を置いている誰かとか、好きな誰かとかそーゆー人のオススメの一冊の方が読みたいよね?

ま、そんな議員いないよってことになると…そりゃ話になりませんが。

”世界一朗読上手な市議会議員”として園児たちから絶大な支持を集めまくっております私ですので、今後も図書館についてはもう少ししっかりと勉強して…子どもたちのためにもツヤマノミライを切り拓くため精進いたします。

そうそう、今日はワークショップが面白かったんですけど講師…”否定から入る人間は排除しましょう!”って言われていました。他にも”移住事業は寝言!”とか個人的には面白過ぎましたね。

できない証明は難しいってお話をされていましたが…できない理由はアホでも探せる。

できる方法を探しましょうぜ、もちろん一緒にね!

そーゆー方向で頑張れると良いですねって話でしたが、完全に同意です。

明日もイベントに顔出したり、勉強会に参加したり…市内外を飛び回るハードな1日になりそうですが、会いたい人に会える予定でして楽しみでもあります。

議会質問もまとめないとな!

図書館について…あるいは先日の自分ごと化会議でのプールの話もそうだし、既存施設の有効利用などについてのご意見ご要望、こーゆー話って結構皆イメージしやすいと思うので、どうぞガンガン声をお寄せください!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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