全教育・政治関係者つまり全国民へ。やらない理由を説明できる?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日は、長いこと教育に携わってきた…ある先生のご自宅にお邪魔しました。

私は常に問題児でした(キリッ)!

どう考えても胸を張って自慢できるような話ではないが。

私自身も幼稚園から考えたら…何人の先生のお世話になったかわかりません。どれだけ多くの人たちに迷惑を掛けて可愛がってきていただいたか想像もつきません。

人生の最初の師は両親や祖父母などの家族だとも言えるでしょうし…成人して学校生活を終えてからも、師と呼べる人と巡りあうことはあるでしょう。いずれにしても、人が人として成長していくために、教育の重要性を無視して考える人はいないのではないでしょうか。

娘のこともあり”先生”という存在の大きさや偉大さを改めて感じることが、今年に入って何度もありました。

教育は重要であるからこそ、行政組織の中で少し特別な形になっています。

政治的中立性や公平性が求められるため、教育委員会のトップは首長ではなく教育長なのです。

ただし、教育長の任命は首長が行うため…どうしても政治との関係性ゼロというわけにはいかないのも現実。

しかし教育現場の問題は、市長ではなく教育長がトップで対応に当たられるというのが実際のところなのです。

今回の新型コロナウイルス感染症の流行によって多くの保護者の方々から様々なご意見や心配の声をいただきましたが…教育長の存在を軽視、あるいはそもそも存在を知らないレベルに組織構造を理解されていない人もおられました。

まず5月15日に出されている、津山市の教育長からのメッセージの全文を紹介しておきます。さて。

前置きが長くなりましたが、本日のエントリーではツヤマノミライのために非常に大切な内容(それ以外の地域の方々にとっても同様に大切な内容)を記しております。少し長くなりますが、是非最後まで読んでやってください。

先日の議案質疑でも触れた内容について…複数の方からお問い合わせをいただいた件がありましたので少し触れておきます。

教育費全般について。

問題の部分から始まりますので、文字を読むのが面倒な方は是非ご覧ください!

原稿趣旨は以下のような内容についてです。

昨年末、児童生徒向けに1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備していくGIGAスクール構想が国から打ち出された。

スタートすら落ち着いて切れていない状況下、新型コロナウイルス感染症の拡大で臨時休校が長期化したことにより、教育課程の実施に支障が生じる事態となっている。

さらなる長期化が見込まれる事態に対応していくため、図らずもオンライン教育などSociety 5.0の実現を加速していくことが急務となっている。

2023年度中の1人1台端末の実現を目指していた計画を前倒しして、今年度中の完了を目指すことが国の方針として示された。

本市の保護者の多くからもオンライン教育への要望が聞かれる中、学校ICT化環境整備事業には今回の補正予算で、3億5千7百88万8千円が計上された。

文部科学省のスタンスとしても、オンライン教育という手段は対面指導同様に効果的かつ重要な選択肢だと見なされていることは確実。

文部科学省による学校の情報環境整備に関するオンライン説明会での審議官の発言趣旨によると、各家庭で所有しているスマートフォン等の端末を使ってでも、地方自治体においてこの種の取り組みを思い切って進めていくべきだとのことだった。

例えば、5%の子どもたちの家庭にインターネット環境がないからといって、圧倒的多数の、すでに準備ができている95%の子どもたちがオンライン授業を受ける機会を奪うのではなく、いかにして残り5%の子どもたちに対応していくかを考えるそうした姿勢が必要。

これはあたりまえの話のようにも思わるが、仮にこうした姿勢が今までの津山市教育委員会に欠けていたのであれば、それこそ今年度からは教育次長が文部科学省より来てくださっているわけだし、より子どもたちにとってプラスとなるような環境整備のために、3億5千万円超のお金を充当していっていただきたい。

動画でも述べているように津山市教育委員会には今回、答弁を求めていません。

しかし文部科学省の見解はこうです。

”これからはICTを使わなかった自治体に説明責任が出てくる”

津山市でも、教育長をはじめとした現場の皆さまは可能な限り…しっかりと取り組んでくださっている”はず”です。

”やろうとしないということが一番子供に対して罪だと、私は思います。”

これは私の言葉ではありません。

文部科学省の見解です。

津山市をはじめ、各自治体の教育関係者の皆様がたには、自信を持って、子どもたちの未来のために必要なことで、絶対に将来に役立つことなんだという確信を持って、ICT教育環境整備に取り組んでいただきたいと願います。

その説明責任の下支えは、私もしっかりとやっていきます!

私たちにも、説明責任が生じるんです。

保護者の皆さまもそうです…子どもたちに、後で胸を張れないような事態にならないように。

”今は間違ってんだということを是非ご理解いただいて、是非対応してください。”

これも私の言葉ではありません…国の指針として、文科省がやるべきだ、やりなさい、協力しますと言っていることです。

それをやらないという判断も、地方分権推進論者としてはアリだとは思います。

でも何で?

やらない理由、説明できる?

私たち自身がかつて子どもだった頃…大人たちは私たちのことを考えて当時の最善だと思える環境整備をしてくれた”はず”です。だからこそ私たちも現在の最善だと思える状況へと少しずつでも、変えていきましょう…愛する子どもたちのため、孫たちの未来のために。

今、変えなくちゃならないんです。

わかりやすく、しかも主観控えめの文科省の動画文字起こしを最後に紹介しておきます。是非ご一読いただきたいです。そして周囲にも広めてやっていただけると幸いです。

“えっ、この非常時にさえICTを使わないのなぜ?”の文科省説明会[5月11日]を文字起こししてみた

本日はこんなところで。また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント