未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日のエントリーでも触れましたが、津山市では1月9日にいわゆる成人式、第72回津山市成人を祝う会が、津山文化センターにおいてオンラインとのハイブリッド開催の形で、新成人自身の進行で催されました。
新成人の皆さま、ご家族の皆さま、本当におめでとうございます!
コロナ禍でなければ市議会議員も参列させていただける企画ですし…もちろんそうさせていただけるなら是非とも現地でご一緒させていただきたい会なのですが、このご時世ですのでインターネットを介して視聴させていただくことになりました。
ただこれは良いことだと思っています。
この形であれば例えばおじいちゃん、おばあちゃんといった現地に足を運んでいただくことが難しい高齢のご家族や…遠方にお住まいのご親戚、もっと言えば新成人と血縁上関係のない方などにもご覧いただけるわけです。また当日どうしても都合がつかなかった方でも後から会場の様子を確認し、式典を追体験することが可能になるからです。
実は、もうとっくに、こうした対応が可能な技術も施設も機器も揃っていたわけですが…ハッキリ言ってコロナ禍がなければ、津山市ではこうした選択肢は未だにとられていなかったでしょう。
谷口圭三市長、山田賢一副市長、有本明彦教育長が主催者側として…また津山市議会から津本辰己議長、中島完一副議長が来賓として参列しています。市長の挨拶、議長の挨拶、新成人代表の謝辞と続く内容は実質20分程度ですので、是非ご確認ください。
長い挨拶は不要!
市長の挨拶には少し長いなという印象を受けましたが、議長の挨拶は短くて良かったと思います。
市長は言いたいことが多過ぎたんだろうなと推察します。議会質問でも言いたいことがあり過ぎて早口で詰め込めるだけ詰め込む私としては理解できる部分もありました。JR津山駅前にも銅像が設置してある郷土を代表する偉人…蘭学者・箕作阮甫の天然痘との戦いと活躍を引用して、それぞれすでに新型コロナウイルス感染症と戦ってくれている新成人の未来の活躍を願い、何事にも精一杯取り組んでほしいと伝えられた話の組立ては、津山の歴史と現在、未来を繋ぐストーリーとして素敵だなと感じました。
議長は市長に比べてあっさりとシンプルにまとめられた印象でしたが、正解だったでしょう。20歳を迎える皆さまの中にはすでに社会人として仕事をバリバリ頑張っている人もいれば、勉学に勤しんでいる方もいるわけで…時に立ちはだかることがあるであろう壁にも怯むことなく、一人ひとりの感性を伸ばし、時代を切り拓いていってほしいというメッセージには、恐らくは人それぞれの多様性を尊重する思いも込めてくださったのであろうと感じ取ることができました。
新成人代表の方の謝辞は、もはや勝手に父親気分で見させていただきました。夢の実現に向かって邁進していて、しかもすでに顕著な活躍をされている方だからこそ代表に選ばれた経緯もあるのでしょうが…とてもフレッシュで、控えめに言っても素晴らしかった!応援したくなりました。周囲への感謝、ことに家族への思いが伝わってくる微笑ましさも感じられる内容で、社会人としてはまだまだ未熟だとご自身で言及される場面もありましたが…何をおっしゃいますやら、どれだけ恥ずかしい大人の多いことかと、恥ずかしさを覚えたところです。
成人を迎えた以上、当然ながら基本的には対等であるべきでしょう。
年長者が積み重ねてこられた経験や実績等への敬意は持っていますが…それよりも大事なものもあると考えています。新成人にとっても、年長者からのアドバイス以上に大切なものがあるはずです。
もしも、あなた自身が市長だったら…議長だったら…あるいは、新成人代表だったら?
自分だったらどんな挨拶をするかなと考えてみるのも、楽しいかもしれません。
本日はこんなところで。また明日!