未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日のエントリー…久々に気合いを入れてガッツリ書いた結果、長過ぎて誰も読まないよ良い加減にしろ的なツッコミが3件ほど入ったので、お言葉に甘えて今日は短めにしちゃおっかな!
本日も津山市では一時、大雨警報(土砂災害)が発表されるなど…荒れた天候となりました。実は警報が出た時点では市役所内でミーティング的会合の真っ最中で…さぁこれから俺の出番だなというタイミングだったのですが、警報が発表されたことにより会合自体が打ち切りになってしまいました。
ついてない…。正直なところを打ち明けておきますと、発表のタイミングもあって(今って別に警報を出すほど大雨が降っているわけじゃないじゃん!)という印象も覚えたのですが…実際問題、結果として市内横山では大きな崖崩れが発生するなど、被害が出ました。けが人が出なかったことは何よりですが…大雨続きで地盤が緩くなっていることは確実なので、明日以降もしばらくは皆さま、くれぐれもお気を付けください。
そんな中でしたが…本日は午後から、1ヶ月少々前に村役場の庁舎、議場兼市民ホール、図書館等の生涯学習施設が一体化した新拠点施設「あわくら会館」が完成したばかりの西粟倉村を、ツヤマノチカラの会派メンバー3人で訪れました。
構想や下準備に約10年、実際に取り組み始めてから約5年という…非常に綿密な将来設計、しっかりと先を見据えた取り組みの成果として出来上がった施設内を、村長と議会事務局長というお忙しいお二人に、付きっきり&説明付きでご案内いただくという贅沢な時間を過ごさせていただきました。
施設内がまた贅沢、かつ機能的!
そして備品も含めてデザインが素晴らしいのよね…。
あくまでも素人感覚ですが、この新庁舎建て替え事業の総事業費25億円弱という金額については「え、もっと掛かるんじゃないの?」というのが率直な印象。もちろん、様々な事情が津山市とは全く異なる西粟倉村の話ではありますが…非常に参考になる話も多々聞けました。
百年の森林(もり)構想という、森林を生かした村づくりに取り組み続けてきた西粟倉村。村の面積の約95%が森林であり、そのうちの84%が人工林です。
まさに先人たちが子や孫のために守り育ててきた森林を将来に繋いでいくという強い決意のもとに、実に総使用木材の約97%を西粟倉村産の木材で賄って仕上げた「あわくら会館」は、森林という有限な資源を適切に管理・有効利用しながら、持続可能な自治体経営を行うとともに、村内外に向けて情報を発信する基地として…今後の西粟倉の皆さまの取り組みを支えていく場所になるんだろうなと強く感じられました。
以下の写真は議場兼ホールとして(議会時以外は講演会や映画上映、音楽イベント等に利用できる)使われている”あわくらホール”です。扉も二重になっており防音バッチリ。さらに席は固定されておらず折り畳み式で、それでいて非常に座り心地も快適な素晴らしい机と椅子(町内の会社で制作されたもの)でした。
超絶素敵なのはもちろん…議場という空間をフレキシブルに使うという考え方が最高!
津山市の議場は、かなり充実した設備を備えているにもかかわらず…議会開会時以外はほぼ遊んでいると言って良い状態です。全員協議会室などと合わせて、もっと有効に活用すべきだと以前から何度も進言、提案もしてきているところですが…ま、諸事情ありまして力不足により何も実現できていません。
ただ、そろそろ進めていかないとね!
沢山ある腹案を乱れ撃ちして…数撃ちゃ当たるの精神で引き続き、トライアンドトライしていこうと思いを新たにしました。
そして図書館を中心とした生涯学習施設部分は、繋がっているのですが工期を完全に分けて着工したため、昨年4月からすでに開館しています。
私の大好きな公共施設である図書館、素敵でした!
人をダメにすると噂の快適過ぎるクッション、Yogiboがリッチに配置されていた(ママパパ以外にもお年寄りにも大人気とか)り…コロナ禍でも最大200名程度は収容できて太鼓演奏やチアリーディングの練習等にも利用され、利用予定がない時には子どもたちが遊んだり、読書にも利用できる百森ひろばからは外にも出られて遊具で遊べたり、大人の本中心の上のフロアから子どもの本がある下のフロアにいく際に滑り台を楽しめたり。
子ども向けのフロアは土禁ってのも最高!
ゆっくり過ごしたいなと思える図書館で、素晴らしかったです。なおこちらも緊急事態宣言下等を含めたコロナ禍においても、感染予防対策を講じた上で、しっかりと通常通りの業務を縮小することなく行ってこられていると聞きました。
図書館の横には多目的スペースが設置されており、飲食も常時OK!
つか、何なら簡単な調理までできるじゃん的な設備。これは近くに住んでいたら通うな…。
ちなみに、下の画像には”きがねなくおしゃべりしてください”と書いてあります。コロナ禍でおしゃべりなんて…って人もいるかもしれませんが、こうやって最低限の感染予防策を講じる前提で、できる限り自由に、住民の皆さまに幅広いサービスを提供する姿勢は素晴らしいの一言だと思うところ。
村長の「多様性が受け容れられないと、人口なんて減る一方だ!」という表現が最も強く印象に残っています。
村長と議会事務局長のお二人が丁寧に色々とご案内してくださったおかげで…様々な人材が移り住んできていることで有名な西粟倉から学べることは非常に多かったと感じています。有難うございました!
そして最後に思い出作りとして(?)、総工費約1億7,000万円ということでも話題になった噂のCLTトイレで用を足して津山に戻りました。
こんな機会、なかなかないからね!
短めどころか…むしろ情報量多めのエントリーになっちゃったわ。
本日はこんなところで。また明日!