今どきの18歳と25年前の俺の違い。大人の責任と教育を思う。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日のメインイベントは岡山市で開催されたシンポジウムでした。

メインのパネリストお三方の話以外にも…高校生の登壇発表があったり、真庭市の三ツ教育長による地域にあるもの&ないものを生かしていくという素晴らしい考え方についての話(あるものは当然だけど…ないものを生かすとはこれいかに?詳しくは動画で!)など見所満載。

非常に興味深い点が多い内容の充実したシンポジウムでしたので…皆さまにも是非チェックしていただきたいところ。会の様子を録画したYouTube動画は、一週間程度の期間限定公開予定だと伺っています…ご興味がある方はどうぞ早めにご覧ください!

俺の後ろ頭も写っているとかいないとか…。

今日のこのシンポジウムでは消化しきれなかった点など、是非改めてスピーカーの方々に聞かせていただきたいなと思ったことも沢山ありました。勉強しなくてはならないことがまた増えた印象がありますが…それはそれで素晴らしいことだと肯定的に捉えているところです。

自治体や地域、さらには国の将来を考えてみたとき…というような大きな話ではなくても、自分自身のことや、お子さんがおられる方は子どもたちのことを考えていただければ、未来のために教育が非常に重要なテーマあることは皆、理解できるはずです。

その大事な大事な教育の話は、真剣に本気でしていかなくてはなりません。

ただ、本気であればあるほど…多くの皆に興味を持ってもらえるような形で進めていかねばならないはず!皆に関係あることなんですから。

最大の当事者たる”子どもたちを抜きに教育メソッドを考えるとズレていく”という表現が聞けました。これは私が毎度議会で主張し続けていることです。こうした主張を教育の専門家の口から聞けたことを非常に心強く、同時に頼もしく感じました。

様々な考え方があって当然で、アプローチの仕方も多様性があって然るべきですが…誰のため、何のために取り組んでいるのかという基本中の基本を忘れることがあってはならないと思っています。

上記の動画はナンダカンダでたっぷり2時間ありますので、全部チェックするのは相当好きな人じゃないと厳しいかもしれません。

ので!

個人的なおすすめポイントを紹介しておきます。

下に紹介する二つの動画は上で紹介したものと全く同じものですが、それぞれ視聴していただきたいポイントから始まります。

広域通信制高校「ワオ高校」の校長先生である山本潮さんによる”オンライン教育が目指すこと”というテーマでの非常にエキサイティングな講話(エキサイティング過ぎて、山本さんのお話明けに、モデレーターの石原さんがフォローめいた発言をしてしまう流れも個人的には面白かった!)。

そして語らい座大原本邸館長の山下陽子さんの、「大人が頑張らなくてはならない」ということを静かに心を打つ表現で感情に訴えかけるように語り、後半はデータを積み重ねるエビデンスベースの展開へと見事に移行されていった、県北への思いが伝わるお話。

ちなみに山下陽子さんは私にとっては山下陽子先生で…高校時代のバリバリの恩師。

教え子なのです。

だからって…25年ぶりに会うハゲかけてマスクした教え子の姿にステージ上から気づくって…もはや能力者レベルじゃない?

嬉しかったけど、引くレベルで驚いたわ。先生はお世辞抜きで変わってないなぁって印象だったけど…アタシャさすがに25年の経年劣化ヤバしって自覚がありますのでな…。

 

ちょうど我々の代で100周年を迎えることになった伝統を誇る津山高等学校において…後に校長を務めることになる某先生からは「お前は100年間で一番のアホだ!」と言われ(コレも今なら結構な問題発言だと思うが)…「100年間の生徒全てを知っているわけがないのに、そんなことを言い切ってしまうアナタよりはアホじゃないと思いますよ。」と言い返したことで怒りの炎に油を注ぎ、職員室中を大騒ぎにするような問題児だった私(正直この程度のことは日常茶飯事)です。

忘れたくても記憶から消せなかっただけかもしれませんが。

それでも覚えてくださっていて大変光栄でした。「何、あの不良みたいな子(今日の私は予定の都合で着替える時間がなくて、ちょっとキラキラした私服姿で参戦していました!)は…」

「あの子、もしかして私の教え子ではないだろうか…」

「つか、あれ三浦じゃね?」

…的な流れが頭の中で一瞬で出来上がったとか何とか。いずれにしてもステージ上から手を振ってくださる程度の余裕はおありだったご様子。

ちなみに会は300人定員の会場に50人限定という厳重な対応で開催しています。他にも沢山の存じ上げている方々との再会などがあり…土曜日に出かけた甲斐があった有意義な時間でした。

シンポジウムの中では何度も何度も、岡山県内における南北格差についての話が出ました。

実際、それは私が子どもの頃にも(そして恐らくもっと前から)厳然と存在したし…登壇者の先生方が経験上、肌で感じている地域間格差や選択肢の数の違いなどは今も間違いなく存在する事実でしょう。

しかしながらオンラインという可能性…インターネットをはじめとしたテクノロジーを活用していくことにより、少なくともその状況を改善・緩和していくことが可能になることも、間違いない事実であります。

「新型コロナ禍でオンライン環境が整い、イベントが少なくないなどの県北のデメリットがなくなりつつある」と津山高校の3年生が指摘したという話については、動画内で指摘してくれた本人が話してくれています。

俺の18の時との違いにドン引きしますよマジで。

今どきの子どもたちは本当に凄い!

ただこれは、オンライン環境が十分に整っているという前提があっての主張です。インターネット環境が十分なものでない場合は相変わらず(実際にはインターネットが全てを解決するわけではないので当然ですが)、県北部に住んでいるというだけで県南部より選択肢が少なくなることがあるのです。

もちろん、だからと言って県北部が県南部に比べて悪いことばかりじゃないことも…動画内では先生方もしっかり言及してくださっています。

山下先生の言葉じゃありませんが…当ブログでもいつも言ってきているように。

私たちは「大人の責任を果たしていかねばならない」のです!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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