骨髄バンクのドナー登録に行ってきた!ブラック・ジャックに憧れた議員の生き様。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて、昨日のエントリーは結構大切なことを書いているので…読まれていない方は是非、ご一読いただきたいところ。特に小さなお子さんが周囲にいらっしゃる方などにはお目通しいただきたい内容です。

子どもが発熱!こんな時どうする?優先すべきは積極的な受診ではないのか?

2022-01-07

今さら言うまでもないことのような気もしますが…無免許の天才外科医ブラック・ジャックの物語は、私の人生にも多大なる影響を与えつつづけている、手塚治虫大先生のマンガの中でも名作中の名作。私が生まれる以前…もう何十年も前に描かれていた作品であるにもかかわらず、今読んでも全く色褪せないどころか、現代社会の歪みや問題点すらも予見していたような表現すら随所に見受けられる内容は実際驚愕もので、作者がマンガの神様と呼ばれる由縁は実はこういうところにもあると、個人的には思っています。

ところで、元日早々のエントリーでも「口だけ計画に意味はなし!」などとタイトルに謳ったことで「今年も年初からフルスロットルだねぇ!」との感想も届いた三浦ひらくブログですが…まぁ、正直この程度は私の中では完全に通常運転です。

口だけ計画に意味は無し!任期最後の一年、結果にコミットする市議会議員。

2022-01-01

全力で踏み込む際には、もっとブッ飛ばしていきますよ!

まぁそれはさておき…とにかく口だけ野郎にはなりたくないし、明日やろうは馬鹿野郎スタンスで毎日を生きている私の中では、できる限りのことをしていかないと真剣に取り組んでいるとは思えないわけです。それは日々向き合っている政治課題への取り組み方としても当然そうであり…昨日のエントリーでも触れた移植医療(臓器移植や骨髄移植、角膜移植)への向き合い方についても同じです。

ので!

骨髄バンクのドナー登録に行ってきました!

岡山県津山市在住の私の場合は最寄りの美作保健所を訪問しましたが、保健所や献血ルームなど、多くの場所で受付可能ですので詳しくはリンク先をご確認ください。日本骨髄バンクの公式サイトです。現在、多くの会場ではいつ行っても即時対応していただけるわけではありませんので…コロナ禍の最中ということも考慮して、必ず事前に確認の連絡を入れてから訪れるようにしましょう。

つまり要予約です!

しかし特に準備していくものはなく…事前の食事制限なども必要ありません。徹夜明けや貧血の状態で訪れる人はいないでしょうが、体調だけは整えていきましょう。

私が訪れたのは1月6日の10時半でしたから…前回出していた案内がそのまま残されていたのだとしても、あまり登録者が多くないことは想像がつきます。そう思って確認させていただきました。

令和2年(2020年)度、美作保健所管内での骨髄バンクの新規ドナー登録者はわずか3人です。

国全体の状況なども決して登録者数が足りているとは言えないことは明らかですが…やはり少ないと言わざるを得ないところかと思います。

ちなみに美作保健所で把握している管内の令和元年(2019年)度の新規ドナー登録者数は13人、平成30年(2018年)度は22人とのことでした。新型コロナウイルス感染症の影響はもちろんあるかと思いますが、それにしても激減と言って良い状況です。

臓器も、骨髄も、角膜も…提供するかしないかは、一人ひとりの意思で行うものです。

しなくてはいけないものでもしてはいけないものでもありません。そして当然に他人から強制されるようなものでもないのです。

ただこれらのことについて…日常生活の中ではなかなか考えないものです。私自身、大きなキッカケがなければ強い当事者意識を持って考えることは出来ていなかったと思います。どこか他人ごとのように感じられるのが多くの方の正直なところではないでしょうか。それでいて実は、とても身近なところにある”自分ごと”であり…いつ誰がどのような状況に陥るのかは誰にもわからないからこそ、臓器・眼球の提供については運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードといった公的な身分証明証に意思表示欄が設けられているのです。

こんなことは考えずに済むのであれば、その方が幸せな人生だと言えるでしょう。しかしながら万一自分の身に降りかかってきた際、当時者になってしまった際に急に考えることは非常に難しいものであることを私は知っています。

だからこそ、こうした件について家族や大切な方と話し合っていただき…一人ひとりの考え方を共有しておくことをお願いしています。こうしたプロセスは決して無駄になりません。そしてどのような考え方も尊重されるべきだと思います。

このエントリーは、骨髄バンクへのドナー登録者が増えたら良いなという啓発の意図を込めて書きました。

ただ、骨髄の場合は提供可能な年齢には制限があります。

・骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
・年齢が18歳以上、54歳以下で健康状態が良好な方
・体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方

つまり55歳以上の方はその時点で骨髄提供は無理だということです。

私もあと、12年ほどしかドナーでいることはできません。まぁ…もしかすると、登録を希望したけど何らかの理由で弾かれる可能性もありますが、ともかく54歳以下であれば今からでも是非ご登録いただきたいと思います。そして本気なら登録は早い方がベターであることは間違いないことです。

9日の津山市では成人式、第72回津山市成人を祝う会が開催されます(オンラインとのハイブリッド開催)が…新成人へのこうした啓発なども非常に大切なアプローチです。

また、臓器や角膜などには年齢制限等はありません。

臓器提供できるか否かは医学的検査を経て総合的に判断されて決まることですし、眼球の場合は近眼や老眼、目の不自由な方の角膜でも移植に用いることが可能です。

骨髄のドナー登録は美作保健所の場合、毎月第一木曜日(9時半〜11時半)と第三木曜日(10時〜11時半)のみの受付で、少々ハードルが高い気もしますが…実際の手続きとしては説明を聞いてから血液を摂取していただくだけで、私のように無駄話をしなければ30分もあれば終わるはずです。

説明で用いていただいた資料がとてもわかりやすいのでこちらに掲載しておきます。画像のクリックorタップで拡大可能です。

繰り返しになりますが、移植医療は一人ひとりの意思に基づいて行われるものです。

このエントリーが皆さまと、皆さまの大切な誰かが何かを考えるキッカケになれば幸いです。そしてその結果として一人でも多くの命が救われること、一人でも多くの人の健康が守られることに繋がり…世界から一つでも多くの理不尽がなくなり、悲しい思いをする人が減ることを心から祈ります。

ブラック・ジャックのような天才でもなければ、医者でもない私たちであっても…誰かを救えるかもしれないのです!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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