未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
議会でも本会議場での質問内だけでなく、厚生委員会の審議の中でも何度も取り上げて続けてきているHPVワクチン問題については…地方議員による「子宮頸がんワクチン接種推進自治体議員連盟(HPVV自治体議連)」にも設立メンバーとして参加しているくらいに、個人的にも関心が高い分野です。実は議員の中でも「三浦くん、何で男性なのに…」などと言われることすらあるのが実際のところなのですが、その理由は至ってシンプル。
間違った知識や準備不足、あるいは不作為などで悲劇を起こさないためです。
取り返しのつかない事態、後悔してもしきれないような事態の発生を避けるため…一件でもそうした状況が生まれることを減らすためです。この件について、まずは事実を知っていただくところから状況改善していくことがことが私たち自身の命と健康…つまりは暮らしの根底そのものを守っていくために、極めて重要な施策だと確信しているからこそです。
国の方針を受け、長年津山市でも接種の積極的勧奨が見送られ続けていたことにより…極めて低い接種率に留まっていたHPVワクチンの積極的な接種勧奨再開とキャッチアップ接種について、津山市でも公式サイトの情報が更新されました!
今までの経緯もとてもわかりやすく端的にまとめられており、当該年齢にある女子の児童生徒の将来にわたる健康と命を守っていくための非常に重要な予防策として、このワクチンを接種すべき理由が示されていると思いますので、是非ご確認くださいませ。
近年20代から30代女性に急増している子宮頸がんは、この年代の中では最も罹患率の高い悪性腫瘍であり…HPVワクチンは原因とされるウイルスの感染を予防するためのワクチン!
つまり接種すること=予防です。
そして、初めての性交渉の前に打つことが望ましいとされているこのワクチンの接種については、基本的には接種費用の助成対象となる年齢が小学校6年生(12歳相当)から高校1年生(16歳相当)の年齢の女子に限られることなども考えあわせれば、保護者の理解が極めて重要になることは言うまでもありません。
子どもを守るためです!
ワクチンに限らず、全ての薬には副作用が存在するわけです。どうか根拠のないデマ情報などに踊らされることなく…科学的根拠、エビデンスに裏打ちされた正しい知識をベースに、リスクとベネフィットをしっかりと天秤に掛けた上で判断いただきたいと願うところです。
津山市では定期接種の通知を今年度の対象者である1,655名に送付するとともに、積極的勧奨を差し控えていた期間の定期接種の対象であった平成9~17年度生まれまでの3,271名にもキャッチアップ接種の案内をしていただいています(いずれも3回接種済みの方は除外)。
通知を受け取られた場合は、どうか接種していただきたい!
悲しい事例を減らすためにも、接種していただくことを強く願います。キャッチアップという言葉すら、津山市議会では私が取り上げるまで一度も議場で登場したことがありませんでしたが…これは知らなかったでは済まない話です。
本件を深く知っていただくためには…当事者の声を聞いていただくのが最も適切です。本日冒頭に貼り付けた以前のエントリー内でも紹介した動画を改めて。
自身の凄絶な経験を克明に語ってくださった夏目亜季荒川区議のお話、是非お聞きください!
その後にお話しされる横浜市立大学の宮城悦子先生のお話もメチャクチャわかりやすいです。
これは断じて、津山市民に関係がない話ではないのです。
そして悲劇の発生を、高確率で防げるという話です。
正しい知識、情報を知らなかったことで…救えるはずの命を、救えるはずだった命にしないためにも、このチャンスを無駄にしないでいただきたいのです。
本日はこんなところで。また明日!