エビデンス、科学的根拠、EBPMの重要性。子どもたちを守るためすべきこと。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

どうも、津山市議会のミスターエビデンスことひらくマくんです。科学的根拠のない思いつき施策はNGです。

当ブログを熱心に読んでくださっている皆さまには、改めて言うまでもないことかもしれませんが…できる限り個々の自由が守られる社会というものを、私は望ましいと考えています。それがどんな理想であれ…賛同できない人や納得できない人もいるだろうし、誰かの自由、権利や利益を侵害しない範囲においては自分の思いに反する考え方を押しつけられることなく、各々の判断で決断することができる社会、という意味です。

それゆえに、価値観の多様化した現代においては、できる限り選択肢の多い社会を実現することが幸福量の最大化に繋がると言い続けています。

これにはしかし、非常に難しい面もあります。個人が自由に選択できる社会において教育の重要性や自主性の確立などの課題があるのは当然のことながら…現在のような感染症流行下では公衆衛生の観点などから個人の思いとは異なる対応を求められるシーンというのがどうしても出てくることを、多くの皆さまはすでにご存知のはずだからです。

しばらく全くなかったのですが…このところ何件か立て続けに、新型コロナウイルス感染症への対策としてのワクチンやマスクについてのご要望やご意見を頂戴しました。こちらも多くの皆さまが感じておられるように、2年以上続くコロナ禍の中で…現在の皆さまの新型コロナに対する考え方・感じ方には感染予防策一つとってみても非常に大きな個人差が出てきているのが現実で、わかりやすい例を挙げれば…ワクチンにしてもマスクにしても、全く必要ないと考えている向きもおられるわけです。

こうした対策において、最も重要なのは何でしょう?

それは間違いなく、実効性であると私は確信しています。つまりどれだけ効果があるか、どれだけ意味があるかということだけが重要だという趣旨で言っています。どんな感染予防策も感染拡大防止策も効果がなければ全く意味がないナンセンスな代物で、やらない方がマシです。無駄なコストが掛かるわけですから。

色々と書きたいことはありますが、最も言いたいことはタイトルに書いた通り…エビデンスのない考え方、科学的根拠の薄弱な思い込みや何となくの空気感、皆がやっているからというような謎な安心感、同調圧力などが働いて、公権力が安易な施策を打つことはあってはならないのです。

EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング、証拠に基づく政策立案)とは、政策の企画をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づくものとすることです。(内閣府公式サイトより)

私たち大人はある程度個々の判断で、私たち自身が責任を持って決断することが可能です。

でも子どもたちは?

子どもたち自身の思いを傾聴することは必要な姿勢ですが、子どもたちだけで個々に責任を持って判断させることがまだ心許ないからこそ…あの子たちは子どもなんじゃないの?

保護者や大人がしっかりしないでどうするの?

異を唱え続けている校則やネット・スマホ・ゲームについての施策などについては子どもたちの思いを散々に侵害しておきながら、都合の良い時にだけ子どもたち自身に判断させるような丸投げ施策を打つことは、責任放棄とすら思えます

エビデンスを明確に示し、責任を持って対応していかねばなりません。

エビデンスがないならないで、仕方がないじゃありませんか…嘘を吐いても誰も得しませんし、ないならないと言ってないなりの対応を取れば良いだけの話

事実を受け止めねば。

この辺りは議会内外で動いていますし、しっかりと現状改善に繋げていきます。誰かが本気で取り組まないと…何も変わらず現状はこのままです。

このままで良いと思っている人は、実はそんなに多くないのでは?

思い込みは一度捨てることが大切、フラットな心持ちで現状を冷静に分析して、粛々と取るべき対応を取っていけば良いだけです。感情ベースではなく、エビデンスベースでね。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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