未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
9月定例会での私の一般質問、今回もかなり多岐にわたる内容を取り上げています。そして先日のエントリーでも書きましたように…30分間の持ち時間をバッチリ使い終えるブザービーターをブチかましていますので、是非動画を最後までご確認ください。質問を終えた瞬間に、カウントダウンの終了を知らせるブザーが議場に鳴り響いています。
質問と答弁を全部見ていただくと1時間以上あるわけですが…「長さを感じさせなかった!」「展開が早いので退屈じゃなかった!」といったポジティブな感想を寄せていただいています。どちらかと言うとむしろ「もっとゆっくりじっくりと説明してほしいことが沢山あったから時間は足りなかったくらい!」という嬉しい声まで頂戴しているくらいで、相変わらずの早口なので原稿が欲しい(質問原稿は希望される方にはお渡ししています!)というリクエストはあるものの、今回は共感の声が圧倒的に多い質問になった印象があります。
その中から、今日はテーマを一つだけ抜き出して取り上げさせていただきます。
それは色覚異常のこと。
当ブログでは実は何度も触れてきている色覚異常に関する話ですが…津山市議会の議場で話をするのは初めてでした。自分自身が色覚異常者であることを公にすることについて、こんな私であっても…ほんの少しだけ、カミングアウトに勇気が必要だったことは内緒にしておきましょうかね。
色覚異常者は男性で20人に1人、女性の500人に1人の割合で存在すると言われています。
これについては津山市教育委員会からも答弁いただいたところです。時間の関係で議場では触れませんでしたが、白人における発生頻度は8 ~ 10%とされていることや、色覚は正常であっても、女性の場合は保因者といって先天赤緑色覚異常の遺伝子を持っていることがあり、この保因者の頻度は10%であることなども、上記リンク先の日本眼科医会の公式サイトなど、様々な媒体で明らかにされていることで…色覚異常は決して稀な事例ではないのです。
そして、この割合を津山市内の児童生徒に当てはめると…約200人の色覚異常者がいると推定されます。
この数値については津山市教育委員会から答弁してもらうことはできませんでしたが、その姿勢にも問題があると考えています。もちろんこれは仮定の数字ですが、数式に数字を当てはめるだけの話ですから。実際に間違いなく(存在することを確認しています)色覚異常の児童生徒がいるのです。
色覚異常当事者の子どもたち自身、あるいは保護者が正しく自分自身や我が子の特性を理解することで…そして正常な色覚の子どもたちや、教員をはじめとした周囲の大人たちが正しい知識を持って接することで…色覚に異常のある子どもたちが孤独感、疎外感を覚えることなく成長していくことができるのです。
そのために必要なのは正しい知識の啓発。
中途半端な姿勢で検査を行うことではないと確信しています。
津山市の現状、これはそのまま日本中の多くの自治体の現状でもあるのだと理解していますが…色覚異常について、どのような現状があり、実際にはどのような困った事例が想定されるのか、あるいはすでに生まれているのか?特に子どもたちのために大人としてどのように接していくべきなのか、どのような仕組みとを整えるべきだと思われるのか?
色覚検査についての質問箇所から始まりますので、ぜひこちらの動画をご確認いただき…ご意見・ご感想等寄せていただけますと幸いです。
検査をしないって現況は、アタシャ時代に逆行してると思うけどね…。
本日はこんなところで。また明日!