未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
溝蓋議員(ミゾブタギイン)という言葉があるそうな。
ん?
誰が豚議員(ブタギイン)やねん!
いやしかし、豚議員は結構いると思います。食って飲んで寝て動かないって議員は多いようです(津山市議会のことではありません)し…何しろ年齢を重ねると代謝が落ちるからね。まぁ、だらしないオッサンの腹って出てるよね。
ダイエット、俺の感覚じゃとっくに5〜6キロは落ちてるはずなのになぁ…。
話が逸れましたが、溝蓋議員とは?
「このままでは危ない!」などと…行政を動かし、自分の住んでいる周辺地域など(つまり端的に言うと、自分の票になると見込まれる地域)の側溝に蓋をしてしまう議員のことらしいです。
安全確保してくれるなら良いことやん。
私はそう思うのですが転じて、自治体全体のことを考えずに(つまり優先順位を考えずに)…自分の票のことばかり、選挙のことばかり考えている(…かのように見える)我田引水議員のことを、溝蓋議員などと呼ぶようです。
そんな奴、おらんやろって?
いるんだなコレが。
ちなみに私は今朝、津山市土木課の担当の方からお電話をいただき…市内某町内の会長さんに伺っていた雨が降ると増水してヤヴァイ箇所への対応の件の話を仲介(?)したところです。
そう、必要であればなッ!
それが本当に、市民のために…地域住民の暮らしを守るために”必要”だと思えることならね。
あった方がベター、望ましい…そうした改善欲求に一つひとつ応えていけば、暮らしがさらに充実していくことは確かかもしれません。しかし、その程度の要求に急いで公金を費やして改善してくれと言えるような財政状況ではないこと、また関係者が暇でないことは明らかです。
本当に改善が急務であると多くの人が思えるような状況こそ、優先的に処置していく必要があります。
公金を費やすにふさわしい話か否かということです。
もちろん、最終的には私ではなく市長をはじめとした行政の方々の判断です。恐らくは多くの溝蓋問題が集まってきている中で、その適切な処理を行ってくださっている職員皆さまには感謝しかありません。
ハッキリ言いましょう。
溝蓋市民もいるからね!
市議会議員が何を言う、けしからん!
そんな声も聞こえてきそうですが、自分のことしか考えない市民が少なからず存在する事実は皆さまもよ〜くご存知でしょう。
議員であれ市民であれ…自分自身のことを第一に考えて、周囲の皆さんや他の市民の方々のことを一切気にしない、配慮のできない方が、この社会には厳然と存在するのです。
しかし!
どれだけ気に入らない相手でも…それでも我が国では彼らの権利も最低限は守られなくてはなりません。それこそが憲法にも謳われている基本的人権の尊重という精神です。
私は法務の専門家ではありませんし、学者でもありません。
政治家・議員はあくまでも実務にこだわるべきであると考えております。当然ながら言動への理由付けは必要ですが…法とはそもそも住民ニーズに応えていくため、私たちの暮らしを守っていくためにこそ存在するべきではないでしょうか?
あくまでも政治・議員の果たすべき役割は暮らしをより良くしていくことであって、そのための手段は個人の資質や能力、経験や人脈などによって異なっても構わないと考えています。
違法・不法な行為は論外ですが、手段そのものの選択肢の幅を狭めることは得策ではないでしょう。
そもそも情報公開さえしっかりとされていれば(これが大前提ですが)、今時いわゆる口利きのような行為は実際ほとんど不可能であると言って良いでしょう。津山市でも行政への陳情・請願・要望などの際は、書面提出を求められます。
私が情報発信や情報公開を重要視するのには、こうした理由があります。
しっかりと公開されていない場合…いくらでも便宜を図ること、不正を働くことが可能になり…悪事に手を染める人間が出てきます。
当ブログで繰り返し取り上げている政務活動費だけでなく、あらゆる公金について言えること。議会に求められる透明性は、行政にも求められる性格のものだと考えております。
あらゆる公金の使途は公開すべきなのです。
胸を張って公開できる使途のみが認められるべきです。
何にでも文句を付けてくる連中が必ずいますが…正しいことをやっているのであれば、言わせとけば良い話。
執行権を持つ行政機関が胸を張ってなすべきことをなせるように、執行できるように…ある意味では権威づけやサポートをしていくこと、それも議会・議員の役割なのではないでしょうか?
その溝蓋、胸張って必要って言える?
本日はこんなところで。また明日!