育休中にリスキリング?岸田総理はヤバいのか。当事者不在の議論がもたらす違うそうじゃない感。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日も色々とありましたが…そもそも落ち着いたのが日付変更直前で、さぁブログ書くかと思ったら色々と連絡が重なって入ってきて、マルチタスク処理しまくっていた勢いで数時間程度を費やして書き終えていたある書面を、間違えて思いっきり削除してしまって茫然自失としているところです。

つまり自業自得なんですけどね…。

誰を責めるわけにもいかない明確な自分自身の過失なので、もうよっぽどフテ寝してしまおうかと思いましたが、再開してたった一週間で毎日更新をストップするわけにもいかないので、頑張らねば。

…ってなわけで今日は久々に、現実逃避気分を変えるために国政にでも目を向けて、このところ一部で話題になっている日本国の内閣総理大臣は大丈夫なのか問題について触れときますかね。

こんな感じの話です。

岸田首相「育休中の学び直し」答弁に批判 「育児してない人の発想」

参院本会議の代表質問で、自民党の大家敏志議員が「産休・育休中のリスキリングによって、一定のスキルを身につけたり、学位を取ったりする人々を支援できれば、子育てによるキャリアの停滞を最小限にし、逆にキャリアアップが可能になることも考えられる」と指摘。「リスキリングと産休・育休を結びつける企業を国が支援すれば、親が元気と勇気をもらい、子育てにも仕事にも前向きになれる」と提案した。

これに対し、首相は「育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」「(大家)議員の提案を参考にしながら取り組んでいく」と答弁した。

要するに…育休中に勉強しろってか?できるわけないでしょ?って批判が巻き起こっているわけです。あたしゃ別に岸田総理を好きでも嫌いでもないのですが…この記事だけを読めば(別にそこまで批判されるようなこと言ってなくない?)と思うのが率直なところなのです。さて、皆さまはいかがでしょう?

これ、質問した議員の方がヤバくない?

こちらのリンク先(自民党公式サイト)から質問の全文を読んでいただけますが…この大家敏志参議院議員がドヤ!って感じで自信たっぷりげに、私から総理への”ぜひともご検討いただきたい新しいリスキリング案”として示された内容こそが…産休・育休中の親にリスキリング支援を行う企業に対して国が一定の支援を行うという政策です。

この人こそ、産休・育休を軽く見ているのでは?

あ、今さらですがリスキリングとは新しい知識とか技術を学ぶことを指します。記事内では”学び直し”と換言されていますね。学び直しと言えば少し趣が変わりますが、津山市でも取り組んでいます。

まぁ岸田総理も(総理の答弁全文はすぐに見つからなかったので読んでいません)、記事にあるように「提案を参考にしながら…」なんて言ってしまったわけですから…リップサービスが過ぎたと批判されるべきだとは思いますけどね。そしてこれは総理自身の言葉ではなくて、恐らくは官僚の方が書いている答弁でしょうから、一応顔は立てておくか…的な忖度めいたことがあったのかなかったのか…は知りませんけども、そういうのって、津山市議会でもたまに感じることです。

ただ本当に…答弁前段の「育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」ってのは、悪いことじゃなくない?

やる気ある人をサポートするって言ってるだけじゃん。

どんな状況下でも、主体的に学び直しに取り組もうって人がいたら、できる限り後押ししてあげたら良いんじゃない?

ま…取り組もうって人がいるかどうかは完全に別問題ですが。

どう考えても子育てをナメちゃってるよねって質問というか提案だとは個人的にも感じます。異次元の少子化対策とやらの一つがこれだったら別の意味で異次元だろって印象すら受けますが…非難する相手を間違えちゃイカンのではないかなって話です。少なくとも記事の見出しにあるような”育児していない人の発想”をドヤ顔で述べているのは大家議員であって、総理ではないよね。

議員の資質というのは難しいものです。

有権者が議員に求めるものにも当然に個人差がありますからね。ただ、国会議員だろうと津山市議会議員だろうと、有権者・納税者の声を聞く姿勢や、皆の”一般的な”感覚のようなものを感じ取る能力は必須だと考えています。子育ても、たとえ育児をしたことがなかったとしても…育児休業の目的に照らせばこんな質問は出てこないでしょうし、想像力が足りない話だよなとは強く感じました。

国会だろうと地方議会だろうと、実は生活に密着した非常に大切な話をしているわけですから…だからこそ、どちらも大切なのです。津山市議会と国会を一緒のレベルで考えるなとも言われそうですが、地方議会と国会では話し合っている内容のスケールの違いこそあれ、議論の本気度では決して引けを取ると思っていない…と言うか、本気度で負けてはならないと思っています。

ウチの議会では国会ほど本気では議論してないよねって認める地方議員がいるとしたら、サッサと議員辞めた方が地方のためです。

だったらマジでAIの方がよっぽどマシですわな。そして本気で議論していれば良いって話でもないと思うので…本当にAIの方が良いんじゃないのって感じるようなことは議会の中にいると多々あります。

時代なのよ今ってね!

AIにとって代わられないように精進します。

って書いていたんだけど、PC前で寝落ちしちゃってた。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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