未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
令和4年度第2回目の津山市国民健康保険運営協議会がありました。津山市議会からは”公益”という区分で、大学の先生と共に4人の議員が委員として参加しており、療養担当者、被保険者、被用者保険の区分の代表として参加されている委員の方々を含めた合計18名の委員と、事務局を担う津山市環境福祉部の面々により運営されている会です。本日は午後からの運営協議会に先立ち、医療保険課の皆さまによる勉強会があり、制度の目的や仕組みを改めて理解することできました。
生まれたときから亡くなるまで、すべての国民が原則として必ず何らかの公的医療保険制度に加入するという、いわゆる国民皆保険制度(こくみんかいほけんせいど)の恩恵に与ったことがない人はいないでしょう。説明するまでもないかもしれませんが…日頃から保険料を支払うことで、病気や事故など高額な医療費が必要になった際の負担軽減を図る制度であり、先だって増額されることで話題になっていた出産育児一時金なども、この制度の中で支払われるものです。
令和4年度の津山市国民健康保健特別会計(決算見込み)についての報告などについては、突っ込みを自制した部分もありましたが…第2期津山市国民健康保険データヘルス計画・第3期津山市特定健康診査等実施計画の令和4年度実施状況と評価の進捗についての報告に関しては、かなり厳しい意見を述べさせていただきました。
昨年9月議会の本会議で、津山市の他の施策についても同じように述べていますが…評価の判断となる指標に不適切なものが多く、また評価判断の基準や根拠も極めて曖昧なように見受けられるデータが示されたため、見直しを求めました。令和5年度でこの計画は一区切りするわけですが…その前に改善されることを願っています。
何のための施策であるのかを今一度考えていただき、目標(目標設定も適切でなければなりませんが…)達成のための助けとなるような手段としての評価としていただかなければなりません。
評価自体が目的になっては本末転倒です。
協議事項として、多くの市民の皆さまに関係がある令和5年度の津山市国民健康保険料率の改定についても話し合われました。これについては昨今の物価高騰などの社会情勢や、子育て世代・高齢者世帯など幅広い世代の生活実態に配慮した結果、改定案として全ての世帯で保険料が下がるような料率が示されています。
有難いことではありますが…少子高齢化・人口減少が進む津山市においても、これから先、医療費は増えていくにもかかわらず保険料を納める人は減っていくことが想定され、見通しは暗いと言わざるを得ません。
だからこそ、健康第一で!
私たち一人ひとりが健康でいることそれ自体が、財政の圧迫を予防することに直結し…私たち自身の負担を軽くしていくことにも繋がるのです。
本日はこんなところで。また明日!