野村萬斎氏の型を真似ろ!津山市立勝北中学校で開催された狂言の型の体験VR授業を見学。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

先だって観測史上最高の積雪を記録した津山市。ようやく市内の雪がなくなってきていたところでしたが、今朝も少し積もっていました。雪が多い地方に暮らす方々は本当に大変だよなぁと感じると共に、天候など自然に対してもこれまでの常識が通用しなくなってきていることを実感し、このところ改めて防災の重要性に思いを馳せています。

安心・安全の担保は住民の暮らしを守っていく最低限度の備えとして必要不可欠であり、議員にならせていただいたばかりの頃には防災関係の質問を頻繁にさせていただいていました。3月議会では初心に返り、こうした点に関して現状改善を促すような質問を用意していこうと考えているところ。

そんな本日は、勝北中学校で行われたVR体験授業を見学してきました!

子どもたちが文化芸術に触れる機会を創出するために開かれた、人間国宝である野村万作氏や、その長男で多方面で活躍する野村萬斎氏が所属する「万作の会」による狂言体験のオンラインワークショップ。この事業は津山市とデジタル社会の実現に向け連携協定を結んでいるNTT西日本との連携事業の一環として実施されたもので、文化庁による補助事業にNTT西日本として手を挙げてくださり、その実施を津山市において取り組んでいただいたという経緯だそうで…。

何と、津山市の持ち出しはゼロ!

これは素晴らしい話。

VRをそれなりの形で授業で使ってもらうためには、たった一回の授業を行うだけでも現在のところ一人当たりで数千円のコストが発生してとても手が出ないのだとご意見くださった方もおられましたし…津山市の厳しい台所事情教育費にはもっとお金を費やしてほしいのが個人的な本音だが、先立つものがない)に鑑みても、利用できる制度を上手に活用していくこと、民間企業と協力して取り組みを進める姿勢などは、現状を受け止めつつも住民満足度の高い施策を講じるべく最善を尽くすためには極めて重要です。

VRという最新技術を用いて、狂言師・野村萬斎氏が演じた内容に対し、同様の動きをどの程度トレースできたかを数値化して〇〇%の形で採点してくれるというゲーム感覚の今回のシステムは、NTT西日本の成長戦略を担う新たなグループ会社として2000年に誕生したNTTスマートコネクトにより開発されたものだそうです。

津山市ではもちろん初めての試みですし、注目度は高く…テレビ局や新聞社の取材も大変多く入っていましたので、すでにニュースなどでご覧いただいた方も少なくないかと思います。当然ながらVRゴーグルなどの機材そのものも高価なために数は限られていますし、時間も限られていました(授業2コマ分)ので…私たちが見学する前の段階で事前に全ての生徒が体験を済ませ、本日の授業の現場ではその際に高得点だった生徒が改めて高得点を目指し、皆の前で挑戦するという場面もありました。子どもたちの声も聞かせてもらいましたが、楽しみながら取り組んでいる様子が伝わってきました。

本格運用はどう考えても先の話になりますが、価値ある経験になったはず。

VR、そしてメタバースといった分野は、今後の展開に期待を寄せざるを得ない可能性を秘めており…様々な分野で活用が可能であることは明白です。しかしながら津山市議会で関心を持っている議員は決して多くない(今回も見学に訪れた議員はこの時と同じメンツの4名のみ)ので、最も若く…恐らくは現在のところ最もこの分野に明るい議員として、引き続きこの種の取り組みを応援していきつつ、指摘すべき点は指摘し、より効果的な施策として住民生活の満足度向上に繋げていけるように努めていきます。

あと、文化芸術関係に関心が高い議員も少ないのよね…。

何しろアタシャ文化芸術振興自治体議員連盟の一員でもあるので、そこにも注力していきますぜ!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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